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コメント
6件
続きだァ!次回も楽しみにしてます!
続き来たァ! 今回もすごく面白かったです! 次回も楽しみに待ってます!
続きだぁぁぁ!!!!ウオオオオアアアア\( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!! まじかあの人達一般人だったのか…()
光が差し込む 教室の中で
キーボードを打つ音が聞こえなくなった
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
至って普通の学生に見える彼女は、
不気味な程に 静かな声色を持っている
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫が、天井を仰ぎ 軽く溜息をはいた
するといつの間にか
音を立てず、黑雫の近くにもう一人の人影が現れていた
樹 イツキ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
樹 イツキ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
樹 イツキ
樹 イツキ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫が、丸眼鏡を掛け直し 視線を再び パソコンに戻した
黑雫 クロナ
樹 イツキ
"人の皮を被った化け物"
それが 呪い
紀 コト
紀 コト
ハナ
ハナ
紀 コト
紀 コト
私が ポケットに隠していた銃を取り出すのとほぼ同時に
呪いが、此方に走ってくるのが視界の隅で確認できた
[ ばんっ ]
紀 コト
確かに 私は銃を''取り出した''
でも…まだ発砲はしていない
詩葉 コトハ
紀 コト
詩葉さんの手にはショットガンが握られていた
つまり 発砲したのは彼女だ
紀 コト
詩葉 コトハ
ハナ
一方撃たれてしまった呪いは、脚に怪我を負い 歩く自由も走る自由も奪われていた
紀 コト
詩葉 コトハ
紀 コト
なんだか悔しいような、羨ましいような気がする
ハナ
詩葉 コトハ
震えた声が右隣から聞こえてきた
紀 コト
私が『 笑顔 』で問い掛けると
その人は、心底 安堵したかのような表情を浮かべ
ゆっくりと口を開いた
ハナ
詩葉 コトハ
紀 コト
詩葉 コトハ
詩葉が不思議そうに首を傾げると ぎぎぃと寝室の扉がゆっくりと開いた
奈那 ナナム
奈那が驚いたかのように、目を少し見開いた
紀 コト
奈那は紀の要望に対して、静かに頷き 口を開いた
奈那 ナナム
詩葉 コトハ
詩葉が腕を組み、奈那に疑問を問いかけた
奈那 ナナム
紀 コト
奈那 ナナム
ハナ
奈那 ナナム
奈那 ナナム
詩葉 コトハ
ハナ
紀 コト
その判断は正しいのでしょうか……?
もしかしたら…奈那さんが嘘をついている可能性だって…
詩葉 コトハ
だとしたら…この部屋の方が安全…なのでは?
でも…もう既に試験は始まっている…
一般人が巻き込まれているのだから安全な方を選ばないと
でも…この部屋も外も安全ではない
…呪いとの遭遇率を最小限に抑えるには……
奈那 ナナム
奈那さんに肩を掴まれ、我に返った
紀 コト
詩葉 コトハ
詩葉 コトハ
紀 コト
こんな所で、死ぬ訳にはいけない
詩葉 コトハ
紀 コト
詩葉 コトハ
だからと言って、信用してはいけないわよね
人間には、口がある
嘘を考える為に必要な脳がある
奈那さんが嘘をついていないという証拠だってない
でも…この部屋自体は 袋小路のようなもの
逃げ道がない訳ではないけれど…逃げ道が少なすぎる
だから
まだ逃げ道が確保できそうな外に出た方が有利なのは確か
ハナ
みんな……目が怖い
でも…呪いの味を試す チャンス!
逃す訳には いかない!
樹 イツキ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫がパソコンに文字を打ち込みながら
樹に問いかけた
樹 イツキ
樹 イツキ
樹は淡々とした口調で肯定した
だが、少ししてからまた口を開いた
樹 イツキ
樹 イツキ
黑雫 クロナ
樹 イツキ
黑雫 クロナ
樹 イツキ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
樹 イツキ
黑雫 クロナ
樹 イツキ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
樹 イツキ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
樹 イツキ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
樹 イツキ
黑雫 クロナ
樹は頷くと また音を立てずに煙のように姿を消した
すると 樹と入れ替わりのように 気配を消していた一人の幼女が姿を現した
楓 カエデ
黑雫 クロナ
楓 カエデ
黑雫 クロナ
楓 カエデ
楓は、眉を顰めてから ゆっくりと口を開いた
楓 カエデ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
楓 カエデ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
楓 カエデ
楓 カエデ
全員死ぬよ?
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
楓 カエデ
鈴蘭偽 スズラギ
あの日 この目で見た
恐ろしい化け物
鈴蘭偽 スズラギ
甲高い笑い声をあげながら
血を浴びながら踊るように人を殺す姿
それを…[ 鈴姫 ]と呼ばずしてなんと呼べばいい?
まるで…災害を相手にしているような
胸糞悪い 気分を
二度と味わいたくはない
彼奴は
呪いの本質を全て 凝縮したような
手の施しようがない化け物
楓 カエデ
黑雫 クロナ
楓 カエデ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
楓 カエデ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ
黑雫 クロナ