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抹茶@活動休止ちう様 リクエストありがとうございます😊
簡単なものですみません(>人<;)
年末の除夜の鐘が随分と良く効いたみたいでしてね.......
注意 フライギです! 日本語❌ 史実には関係ありません 政治的な意図はありません
以上が大丈夫な方はどうぞ!
久しい休日。味わう空気の新鮮さに、意識せずとも背が伸びる。今日は実に良い天気だ。少しばかり肺を刺激する冷たい空気。 それが気にならないくらいには。 しかし、澄んだ心の理由はそれだけではない。遂にやってきた、数日間、楽しみで仕方の無かった日。
___約束の日。
寝ぼけた頭も、昼食後には鮮明で。高鳴る鼓動は、身をソワソワと動かさせて止まない。
___そんなになってしまうぐらい、 待ち侘びた日。 .........遅れてしまっては敵わないだろう。 まだ時間ではないが、....道草食った散歩でもして向かうとしよう。
そうして、外に出ておよそ数千歩 歩いた頃。 いつみても変わらぬ阿保面が、ぽけ〜っとした顔で壁に寄りかかりながら、天を仰いでいた。
イギリス
フランス
はっと気がついた様に驚くフランス。 が、やはりまあ、流石軟派な男だ。 何事もなかったかの如く、いつも通りの笑みを浮かべて、此方へ、たったっと駆けて来た。
イギリス
イギリス
フランス
イギリス
イギリス
フランス
フランス
フランス
休日の空気を澱ませる、浮気性とボッチの憐れな言葉の応酬。
ただ一つ、皆様に訂正しておきたい事実があるとすれば。 彼らは事前にここで待ち合わせをしていたと言うことだ。
まあ、集合時間はまた別ではあるが.....。
約束の1時間前。彼らの、これまでの全ては、周りから見ればただの茶番。毎度恒例の照れ隠しだ。
......彼らは、そう。付き合っていると言えば嘘になる。が、もはやカップルを超えて夫婦になっていてもおかしくはない。
イギリス
フランス
一応は美形の2人。無駄に端正な顔立ちによって、今にも何処からか、黄色い悲鳴が弾けそうだ。長年の経験からその状況を察知した彼らは、ふらり、ふうらりと、その辺を歩き始めた。
イギリス
フランス
フランス
イギリス
フランス
フランス
イギリス
ほくほく、真っ白なのに暖かな色が、バターのじんわりと染みたクレープ生地から立ち昇る。赤くなってしまった、青色の指先が10本。その熱にあやかろうと、そっと包み紙を手のひらで覆い隠した。
イギリス
人の賑わうこの場所では、あっという間に紛れてしまうような声。それにフランスは、「ん?」と。ジューシーないちご、甘さ控えめのクリーム、焼きたての生地、トッピングのチョコソースを頬張りながら、小さく鳴いた。
そうして、....今すぐにでも言葉を返したいのだろう。タンマ、と片手をイギリスの眼前に突き出したかと思うと、クレープを携えたままの片手を口元にかざし。蓄えるリスのように膨らんだ頬を、あっという間に萎めて、こう応えた。
フランス
イギリス
イギリス
イギリス
フランス
イギリスは心底不思議そうな顔をして。 「当たり前でしょう?」とだけ応えた。実に純粋なまなこである。
フランス
フランスは諦めた
時は進んで、漸く予約の時間がやって来た。店内は、オーダー式のフレンチレストラン。皆はやはりスーツを着ており、....まあイギリスもそうであるが。 と、ちなみに。余談であるが、イギリスの服装は、普段通りのスーツに、...今はフランスのトレンチコートと共にクロークに置いて来た、毛網の赤いマフラーを合わせた感じだ。
さて、丁度只今。コース料理の一品目が届いたようだ。
薄く、満月型に切られたカブと大葉で、オリーブオイルで和え、塩胡椒をまぶされたクシ形の柿をサンドした、アミューズ・ブーシュ。 近しい形といえば、タコスなどであろうか。しかし、この高級感。やはり本場は違う。
フランスとイギリスは、事前に頼んだ白ワインのグラスを軽く打ち鳴らし、続々とやってくる前菜、スープ等を。愉しげな会話と共に喫した。
シラフといって差し支えのない、ほんわりとしたほろ酔い。温まる食事と団欒.....。
___今日も残りは小半ほど。
嗚呼、別れが惜しいと感じる様になったのは、一体、いつの冬であっただろうか。 その日も貴方は、人の胸を衝く、...まさに、そう。今のように。冬の寒波に凌ぐ、柊のような笑みを浮かべていたな。
フランス
スッと、軽く挙げられたフランスの隻腕。至福の終わりを知らせる合図。寂寞の夜を告げるサイン。 名残惜しさに滲む視界の、その先の手は。 迷い一つ無く、対価を払う準備をする。
イギリス
店員
フランス
イギリス
イギリス
イギリス
フランス
フランス
その言葉に大きく見開かれた眼窩の下で、紫の薔薇。花びら舞い散る蒼玉。静かに、確かに、揺れるロイヤルブルー。 蕩ける甘い、ガーネットの熱に。またも一滴。融けた身体を滴らせてしまうのだ。
フランス
全てを隠してしまうように、青い手に覆い被さる、優しい両手。
イギリス
紳士も今夜は乙女のようだ。
月はそろそろ天に顔を出し、地平線の彼方へ沈んだ太陽の光を、暗闇に呑まれた世界へと贈る。 星冴ゆ夜 望月泣いて 散る濁白 明るい空から雪が舞い落ちた。
イギリス
少し拗ねたように、イギリスは久しく口を開いた。機嫌が完全に悪くないのは、きっとその隣に、まだフランスが並んでいるからであろう。
フランス
フランス
イギリス
フランス
イギリス
イギリス
甘いアルトが囁くので、顔を向ければ、 嗚呼。何と言うことか。
バサリ、と。静寂の世界に、決して大きくはない、布が空気を鈍く切り裂く音が響く。
ふわり、舞い上がる、ボタンの閉められていないトレンチコートの。その、風を孕んだ裾部分。重力につられて、落ちた先で。貴方の居場所を教えるように。情熱滾へる、スカーレットに導くように。音もなく沈んだ。
フランス
麗しの女性をエスコートする紳士が如くに、右膝を立て、隻腕の手のひらを差し出す。貴方。 ___まだ、緊張しているのですか?私よりも、ずっとずっと。キュッと僅かに、己の胸元を握る、私より少し深いブルー。
すぅー....はぁー..........
フランス
フランス
フランス
フランス
待ち望んでいた、告白。
フランス
フランス
闇夜を裂いて、生命の根源たる太陽の明かりを齎す、十三夜の月。 その燈が存分に湛えられた、金のリングを脇役とする、大粒のダイヤモンド。 ___慎ましやかに差し出された指輪ケース。しかし、その存在は存分に大きなものだ。
イギリス
フランス
フランス
イギリス
貴方の左手に、そっと己の左手を重ねた。
フランス
イギリス
その日。貴方の顔に、影りは無かった。
コメント
1件
うへへへへへへh(( ありがとうございます!(鼻血 フライギ大好きなんで本当にありがたいです!