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最高です... 切実に続きがほしい...😳😳
短編 _ 幕が閉じるまで悪役で居させて
緑 × 黄 (黄 × mob )
start
夕飯を食べていると 、 箸を置いて真剣な眼差しで俺を見るお母さん
そんな姿を見て 、 お父さんも堅苦しい表情で箸を机に置く
なんだろ 、
ぎこしない態度からなにか真剣なことを言われると思いきや 、普通の学校生活についてだった
それだけじゃなく 、 大好きなみこちゃんも居る
中学は一緒のところに行けなくて残念だったが 、 運良く高校では一緒のところに通えた
それが高校が受かったことよりも嬉しいと思えるくらいみこちゃんのことが大好き
そういうと何故か困った表情を浮かべる
2人とも顔を合わせ頷いてからお父さんが口をあけた
言葉を失った俺に、心配そうに理由を説明してくれた
関西に 、 .ᐣ
1年半後は 、 もう高校卒業
あと2ヶ月しかないってこと 、 .ᐣ
みこちゃんと、卒業できないの .ᐣ
2人の気遣いなのか、これ以上は深堀せず気まずい雰囲気のまま夜が明けた
転校 、 どうしよ
昨日のことが頭から離れずぼ- っと窓を見る
すると 、 急に視界が明るくなる
可愛い顔で笑うみこちゃん
みこちゃんは表情で感情がわかりやすい
転校の話で頭がいっぱいだった 、
俺らの学校は珍しく学園祭が3学期の最終日にある
先生が言うには3学期にすることで卒業生たちの感謝を伝えられるイベントになるかららしい
そういい自慢げに登場人物の紹介ページを見せる
太陽のように笑うみこちゃん
小学生ながら、そんな笑顔に惚れてしまった
けど 、もうそんな笑顔を見るのもあと少しなのかな 、
そう考えてしまうと、なんだか学園祭も楽しみに思えなかった
時が経つのは早くて、いつの間にか4時間目になっていた
先生から渡されたプリントに目を通す
やる劇は、言っていた通りみこちゃんの好きな漫画のアレンジだった
……みこちゃん何やるんだろ、
ふとみこちゃんを見ると、目線に気付いたのか笑っていた
かわいっ ⸝⸝
そんなことをしていると 、いつの間にかヒロイン役は決まっていた
この人がやるんだ、
まぁ 、 前から学年1美人とか言われてたもんな
それなら満場一致か、
特に気になっている人でもなく、なんも思わないままヒ - ロ - 役を決める話になっていた
誰も手を挙げずにいると 、クラスの中心的な存在の人がそう声をあげる
クラスみんなはその言葉に疑問を抱いている
…… なにそれ
その説明にクラス全員が " みこちゃんがいい " そう言い出した
戸惑っているけど 、少し嬉しそうな表情をしている
そんなみこちゃんに呆れてしまった
………バカみたい
みこちゃんのお供は俺だけでいいのに
話は進まって 、 残りは悪役と裏方などを決めるだけになった
俺は裏方でいいや、目立ちたくないし
そう思っていると 、 また別の人が俺の名前を出した
みんなの圧に負けそうになるが、裏方でいいと断ろうとした時みこちゃんが視界に入る
" すちくんもやろっ .ᐟ " と目を輝かせた表情で俺を見つめていた
…… はぁ 、 最悪
お昼ご飯を食べていると急にみこちゃんが落ち込んだ様子で謝ってきた
謝られる心当たりは無く深堀してみた
……そんなことで 、 .ᐣ
確かにみこちゃんの顔色を見てやると決めた
けど 、 決めたのは俺自身
みこちゃんが悪いわけじゃないのにわざわざ自分を責め謝ってくれた
そんなみこちゃんにまた惚れてしまう
唐揚げをあげると 、いつものみこちゃんに戻っていた
舞台の上で抱き合う2人を舞台裏から見る
女の薄っぺらい演技に比べ、みこちゃんはほんとに主人公みたいだった
…… みこちゃん、楽しいのかな
カットが入るが 、 2人とも仲良く1つの台本を見て話し合っている
……気に食わないなぁ 、
さっきとは違い、真剣な顔で心配される
そういい、台本を渡される
尊くんが告白するシ - ンを見る
もしこの話がだったら、みこちゃんはヒロインで俺はヒ - ロ - なのかな
でも、もし告白して成功しても意味ないんだよね
だったら、本気でやればいいんだ
…… はぁ 、 ちゃんとできるのかな、
時はすぎ、劇は当日本番
そして引越し日だ
更衣室にて、黒いパ - カ - を着る
更衣室のドアが開き、振り返ると衣装を持ったみこちゃんが居た
別にみこちゃんにみたいにかっこいいじゃないため、不安になる
俺の方が大事 ……
それってどういう意味なんだろ、
……別に、 体だけでしょ
そういい、更衣室を出ていった
舞台で2人がすれ違うシ - ンに入った
ふたりの演技力の圧が空気感を変える
そんな中、幼なじみで小さい頃からヒロインが好きな悪役は2人の仲を壊すためヒ - ロ - に色んな言葉を吹き込む
…… よしっ 、 大丈夫
俺の今までの恋愛感情は脱ぎ捨てる
深呼吸をし、舞台に立つ
真っ暗な中、俺とみこちゃんだけにスポットライトが当たる
屋上で2人が話すシ - ン
みこちゃんはこのシ - ンが1番嫌いって言っていた
実体験のように語るみこちゃんの演技力に負けそうになる
……うんん、勝とうとしなくていい
負けていい
だってみこちゃんが主役だから
煽るように、気に障るように喋る
みこちゃん、蘭ちゃんみたいな子と付き合いたいって言ってたよね
優しくて、悪口を言わない子
俺とは真逆だね
みこちゃんが、嫌いになるように
最低最悪な俺を演じるんだ
もう顔を見たくないってくらいに、
台本にないアドリブを入れる
みこちゃんは驚いて言葉が出ていなかった
そう言うみこちゃんを構わず舞台裏へ行ってしまった
舞台裏に行くと、肩を置かれ水をくれた
そう言われ、びっくりして器官に水が入りむせる
そういい、前両親に言われたことを話す
すると 、 自分事のようにとても悲しそうな顔をしていた
キャリ - ケ - スを持ち、駅に向かう
学園祭を途中で抜け出したけど、外はもうオレンジ色に染まっていた
大丈夫、間違ってない
ぁ …… でもやっぱみこちゃんと学園祭回りたかったな、
ふと足が止まる
今 、 引き返したらみこちゃんと会えるかな
もし俺だけ残ったら卒業まで一緒にいられるかな
振り返ろうとしたが途中でやめる
ちがう
俺はなんのために悪役を辞退しなかった .ᐣ
みこちゃんに嫌われるため
大丈夫 、この選択が正しい
そう自分に言い聞かせ足を踏み出す
すると後ろから誰かに抱きつかれた
息切れしていて、衣装のままだった
" 好きだから "なんて言いたくなかった
だんだん震えた声で話し始める
目は真っ赤で 、 今にも泣きそうだった
やだ 、
やだやだやだ 、怖い、
俺のせいでみこちゃんが泣いちゃうの、.ᐣ
俺 、こんなの望んでない っ 、
真っ赤な真剣な顔でそう言われ 、声が出ない
ぇ ……いま 、 なんて
みこちゃんの冷たい手が俺の手に触れる
その言葉に 、今までの行動が全て後悔し始める
なんで気づかなかったんだろ っ 、
漫画の台詞にそんな言葉はなかった
あぁ …… いいんだ、
別に離れるために嫌われようとしなくても
涙でぐちゃぐちゃな顔で笑い合う
初めて幸せを感じた
そんな気がした
手を繋ぎ空港のゲ - ト前まで来た
心から嬉しそうに笑うみこちゃんの頭を優しく撫でる
顔を真っ赤にして怒っている
すると、 俺が乗る便のアナウンスが流れた
そういい 、 ポケットからなにか見覚えのある紙を取り出す
" 尊役 " と書かれホチキスで止められた台本を渡された
ボソッとそういうみこちゃんに違和感を持ちながらも最後のペ - ジを開く
するとそこにはみこちゃんの字で書き出されていた文があった
" 須知は尊の前から消える. しかしみことは何度でもすちの前に現れる ⬇ 1年半後 ふたりは再開して同棲するっ .ᐟ 少ししたら結婚とか っ .ᐟ.ᐟ "
元気な時で書き足されたのをみて思わず笑がこぼれる
そういい 、 カバンから俺の台本を取り出した
…… ん - 、やっぱこれかな
近くの壁を机代わりにして、みこちゃんみたいに未来の予定を書く
泣きそうなみこちゃんを抱きしめる
少しして離れ 、2人の唇は触れ合う
そういい2人は離れていく
けど、 決してそれが辛いことじゃない
例え距離があっても、台本がある
それは不安を恋に変える魔法だから
みこちゃん 、 大好き
すぐ帰るから待っててね
- … 𝗍𝗁𝖾 𝖾𝗇𝖽 -