03 思いを告げて
思いを告げたのは出会って3ヶ月。
日差しが強くなってきた7月のこと。
湖宮〇〇
私、五条先生が好きです
先生と生徒の関係なのだから 思いが返ってこないのは分かっていたけど、
伝えずにはいられなかった。
五条悟
ごめんね
五条悟
君は僕の生徒だから
私がもっと大人だったら、
私がもっと早く生まれていたら、
こうはなってなかったのかな。
分かっていたけど、涙がこぼれた。
でも、冗談として受け流すでもなく、
真に受けないわけでもなく、
キッパリ振ってくれてありがとう。
それからというもの、
私は新しい恋を探す…のではなく、
卒業を待つことにしました。
卒業までの4年間、 全力で先生に愛を伝える。
卒業した時にもう一度告白して、
もし振り向いてもらえなくても 諦められるように。
湖宮〇〇
先生好きです!
湖宮〇〇
今日もかっこいいですね!
五条悟
ありがとう〇〇
五条悟
まっ、僕がかっこいいのはいつもの事だけどね
湖宮〇〇
そうですね!
こんな会話を毎日繰り返しましたね。