第5章 空気清浄第1段階
ヘレン
ふぅ!後片付けも終わったし…
ヘレン
本業を始めるとしますか!
ヨミ
マス、んん、ヘレン、本業とは?
ヘレン
本業ってのはね…
ニヤニヤとした顔で、手をワキワキと動かしてヨミに近づく
ヨミ
なっ、なんですかマスター!
ヘレン
んーふふー、なんでしょうねぇ
ヨミ
ヘレン、落ち着いてください、落ち着いて、冷静に!
ニコニコと奇妙な笑いを浮かべたまま、ヨミに近づいていく
ずりずりと後ずさる間に、壁際まで追い込まれてしまった
ヘレン
さぁて、これで逃げ場は無いよぉ
ヨミ
ヒェッ……ヘレン、何したかわかんないけど、ごめんなさい!
ヘレン
アハ、ごめんごめんw
じょーだんだよ
じょーだんだよ
ヘレン
で、本業ってのは…
ヨミ
本業とは…?
ヘレン
空気清浄デース!
ヨミ
空気清浄…?
外界の空気を、ですか?
外界の空気を、ですか?
ヘレン
YES!
さっすがヨミ、物分りがいいね
さっすがヨミ、物分りがいいね
ヨミ
ですが……外界…を?
ヘレン
あー、まぁ、そうなるよね
ヘレン
だって……ねぇ
少し呆れたような顔をして 窓の外に目を向ける
吹き荒れる風
視界を塞ぐ砂塵
そして何より
人間が生身で出ればタダでは済まない 尋常ではない量の有害物質
僅かに残された水は汚染され
見て分かる程色汚く濁っている
ヨミ
ヘレンも外に出るのですか?
ヘレン
うん、あんな危険な所にヨミだけ連れてけないからね
ヨミ
っえ、いや、俺はロボットですし…
何よりヘレンの身が危ない…
何よりヘレンの身が危ない…
ヘレン
へーきへーき!
僕には"防護服"があるからね!
僕には"防護服"があるからね!
ヨミ
防護服…ですか?
ヘレン
うん、防護服
空気清浄昨日のついた優れ物さ
空気清浄昨日のついた優れ物さ
ヨミ
そう…ですか
でも、注意してくださいよ?
でも、注意してくださいよ?
ヘレン
当たり前よ!
僕が死んじゃったらヨミが寂しいでしょ?
僕が死んじゃったらヨミが寂しいでしょ?
ヨミ
っそ、そんな事は………
いえ、寂しいので、死んだらだめですよ!
いえ、寂しいので、死んだらだめですよ!
ヘレン
うん、僕も死なないから、ヨミも死なない事、約束ね?
ヨミ
分かりました、約束です、ヘレン
第6章 外界
ビュウビュウと砂塵が吹きつける中
2人は荒れ果てた外界を歩いていた
ヨミ
ここが…外界…
ヘレン
そ、すっごい荒れてるでしょ?
ヨミ
はい……ここを綺麗にするのが仕事…?
ヘレン
そう!ご名答!
ヨミ
なるほど、それで俺の仕事は…
ヘレン
ヨミは、えっと、空気清浄と、ゴミの処理!
ヨミ
空気清浄とゴミの処理…
ヘレン
空気清浄機能をONにして歩き回ると、そこの空気が綺麗になるの
ヨミ
なるほど…
ヘレン
それで、あとは僕が持ってくるゴミを圧縮して、運ぶのを手伝って!
ヨミ
分かりました、空気清浄機能、ONにします
音声ガイド
空気清浄機能 ON
音声ガイド
空気清浄を開始します
ヨミ
周辺の有害値が減っていきますね
ヘレン
でしょう?
あ、これ圧縮してー
あ、これ圧縮してー
ヨミ
はい、分かりました…
この調子だとすぐフィルタも使い物にならなくなりそうですね
この調子だとすぐフィルタも使い物にならなくなりそうですね
ヘレン
んふふ、だと思って替えはたくさん持ってきているのです…!
ヨミ
よっ、流石!
ヘレン
お、ヨミ、ノリいいねぇ!
ヨミ
へへ、そうでしょうか?
音声ガイド
フィルタを交換してください
ヘレン
ありゃ、もうか…
やっぱ汚れてるんだねぇ…
やっぱ汚れてるんだねぇ…
そう言いながら、ヨミに取り付けられていたフィルタを交換する
ヨミ
綺麗にし終えるのに、どれくらいの歳月がかかるんでしょうか…
ヘレン
うーん、空気清浄の小型機械を量産出来たら楽なんだけど…
ヨミ
帰ったらお手伝いしましょうか?
ヘレン
いいの!?
ヨミ
勿論ですヘレン
ヘレン
よぉし!早く終わらせて帰ろ!
その言葉を聞き、作業を進める手が早くなったヘレンにより その日の作業は予定より早く終わった






