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哀歌
その一言を吐いてから、
全員の視線が私に集まっていることに気がついた
ベック
ベック
ベック
手の震えが、止まらなかった。
分からない場所でいきなり暮らせって、
すぐに慣れるはずがない。
友達も、家族も、誰もいない。
船の上、知らない人の中に、
私、ただ一人でいるんだ。
すると、お頭が口を開いた。
シャンクス
シャンクス
シャンクス
信じたいのに、信じられなかった
過去が、瞬きをする度に蘇る
それはもう、鮮明で。
あの時を思い返すと、苦しくなる。
ベック
ベック
シャンクス
シャンクス
ホンゴウ、と呼ばれる人がでてきた。
ホンゴウ
目が合ってしまった。
どんな事を話せばいいのか分からない
シャンクス
ホンゴウ
なんとも言えない空気の中、
彼の背中を追った。
2人きりになってしまった。
廊下に静寂が訪れる。
この静寂を切り裂いたのは、彼だった
ホンゴウ
ホンゴウ
ホンゴウ
哀歌
哀歌