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これは紫苑の過去の話です
馨たちと出会う前の話__
「あの人は聖人だ」
「とても優しい人だ」
「きっと神に認められた人なんだ」
「将来大者になるぞ」
聖人 聖人 聖人 聖人 聖 人 聖 人 聖人
「聖人」
みんな俺を聖人だと言う
神の子だと言う
凄い凄いって。
何なんだよ、聖人って
俺自身なんか一つも見てねぇくせに
朽森紫苑
こういう場面ではいつも「はい」と言う
朽森紫苑
いつも完璧でないといけない
完璧で
いつも正しくて
間違いなんて一つもなくて
間違っちゃいけなくて
完璧な存在でいないと__
朽森紫苑
何で
何でこんなに辛いんだよ
完璧でいないと
完璧じゃないと見捨てられる
見放される
期待を裏切ることになる
俺は__
自由になりたい
自分が思うように生きていきたい
愛されたい
朽森紫苑
朽森紫苑
自由になりたい
朽森紫苑
(((所詮お前はそんなものだったか
朽森紫苑
要らない
朽森紫苑
朽森紫苑
(相手の肩に触れようとする)
(手を振り払う)
(去っていく)
朽森紫苑
何で
何で 何 で 何 で 何で 何 で
何 何で で 何で
自分は愛されていなかった
誰からも認めてもらえなかった
何で
何でだよ
勝手に期待したのはお前らだろ
幼い頃は愛されてると思ってたのに
思いたかったのに
愛して
誰か
お願い
誰でもいいから
愛されたい 愛して 愛 し て 愛して
愛して__、?
主
主
主
主
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