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暁月のヨナ　oc

第1話 - 出会い

2025年06月26日

#暁月のヨナ

#二次創作

シーちゃん

暁月のヨナ　oc

ユン

川が近いし、今日はここら辺でいいかな

ヨナ

結構暗くなっちゃったね

ハク

じゃ薪集めてきまーす

ヨナ

あっ待ってハク！私も！

シンア

魚獲ってくる

キジャ

では私は鹿を狩ってくる！

ジェハ

疲れたねぇ

ユン

緑龍は天幕張り手伝って！

ジェハ

はーい

ハク

わぁ……見事にびちゃびちゃ

ヨナ

これじゃ燃やせないわね……

ヨナ

日が当たれば乾いたんだろうけど、ここら辺の木は高すぎるわね

ハク

ですね

ハク

ほんとはしちゃいけないんですけど……そこらの木から折るしかないかな

ヨナ

えっ

ヨナ

あー、うん……そうよね

ヨナ

仕方がないもの

ハク

じゃあ姫さんは帰っといてください

ハク

あんな高いの届かないでしょ

ヨナ

ハクのいじわる！

ヨナ

届かなくたって、矢は当てられるわ！

ハク

ほぉ？

ヨナ

もう！見てなさい！

ハク

はいはい

キジャ

シンア！見てくれ！

シンア

おお……でかい鹿……

キジャ

私の腕も、時を増すごとに上がってきているな

キジャ

なんだか嬉しい……って、シンア！

シンア

？

キジャ

服を着たまま川に入るんじゃない！

キジャ

乾かすのが大変だろう！

シンア

そっか

キジャ

わー！！！全部脱がんでもよい！！！

シンア

？？？

キジャ

まったく……仕方ないな

キジャ

兄である私が教えてやろう

シンア

うん

ジェハ

ユンくーん、天幕張り終わったよ

ユン

ありがとう

ユン

そろそろ薪で米を炊きたいんだけど、ヨナたち大丈夫かな

ジェハ

見てこようか？

ユン

うん、お願いしてもいい？

ジェハ

ユン君の頼みだしね♡

ユン

……

ジェハ

ごめんって

ジェハ

ヨナちゃん？ハク？

ヨナ

もうっ！！ギリギリで当たらないわ！！

ハク

だから姫さんは帰ってなさいって言ったでしょ

ヨナ

悔しい〜！！！

ジェハ

なに痴話喧嘩してるの

ヨナ

ジェハ！ごめんね、ユンが困ってたよね

ジェハ

困ってたって言うか、2人のこと心配してたよ

ハク

姫さんが頑固なもんで

ヨナ

ハク！💢

ハク

じゃあタレ目も来たことだし、姫さんはそこで待っててください

ハク

弓の練習はまた今度

ヨナ

練習じゃないんだから！

ジェハ

も〜、ヨナちゃんのこといじめないの

ジェハ

僕が奪っちゃうよ？

ハク

……

ジェハ

いたいいたい！冗談じゃん！

ヨナ

？

シンア

ハクが木に登ってる……

キジャ

ハ？！

キジャ

ハクが木に登ってるだと？！

キジャ

何故？！

シンア

分からない……けど、楽しそう

キジャ

楽しそう？！

キジャ

私達も混ぜてもらおうではないか！

キジャ

行くぞシンア！

シンア

うん

キジャ

姫様〜！！

ヨナ

キジャ！シンアも！

シンア

ハクが木に登ってるとこ、見えたから

ヨナ

そうなの

ヨナ

昨日雨が降ったでしょう？

ヨナ

それで下に落ちてる枝がびしょびしょで、使えないから木を折ろうって

キジャ

なるほど！では私も！

ジェハ

僕もいるから大丈夫だよ〜

ジェハ

キジャ君はユン君に今のこと説明してきてくれる？

キジャ

確かにみんな集合しているな

キジャ

承知した！

ヨナ

じゃあ私も一緒に行く！

キジャ

はい！行きましょう姫様！

ジェハ

ありがと〜！

ヨナ

こちらこそ！

ヨナ

ユン！戻ったよー！

キジャ

ユン？

ヨナ

おかしいわね、廁かな

キジャ

私たちのことを探しに行ったとか？

ヨナ

そうだとしたら入れ違いになっちゃったわね……

ユン

ヨナ！

ヨナ

ユン！どこ行ってたの？！

ユン

それがっ

ユン

あっちに倒れてる人がいて！

ヨナ

え？！

キジャ

私に案内してくれ！

ユン

うん！こっち！！

ユン

手当してあげようと思ったんだけど、なんだか言葉が通じなくて……

ユン

痩せてるし、見た目的に栄養失調なんだ

ユン

早く助けてあげないとかなり危ないよ

キジャ

それは大変だ！

キジャ

早くテントまで運ばねば！

スア

……

スア

う……

ユン

あ、気づいた？

スア

？！？！

スア

う゛っ……

ユン

ちょっと！いきなり動いたら危ないでしょ！

ユン

さっきまで倒れてたんだから、安静にしておいて

スア

？

スア

？？？

ユン

……もしかして、本当に言葉が分からないの？

ハク

お、起きたんだ

スア

？！？！？！

ハク

いだっ！！

ユン

雷獣、あんまり寄っちゃダメだよ

ユン

この人、言葉が通じないし警戒心が強いんだ

ハク

心配はないんかい

ハク

……言葉が通じないって、余程遠くからの旅人か？

ユン

多分……

ユン

ただ……動きが動物みたいなんだ……

ユン

俺を警戒して襲おうとした時も、四足歩行だった

ハク

それは……つまりどういうこと？

ユン

理解力ないな！

ユン

つまり！

ユン

人に育てられなかったってこと！

ハク

そんなことあるか？

ユン

あるかもしれない

ユン

実際そうとしか考えられないし……

スア

ぅあ、

ぐうううううううう……

ユン

あ！そうだよね！

ユン

お腹すいたよね！今持ってくるから！

スア

？？？

ヨナ

わぁ！起きたのね！

スア

ううう

キジャ

言葉が通じないと言っていたが、まさかここまでとは

ジェハ

これじゃどこから来たのかも分からないね

シンア

ぷっきゅうが警戒しない……

シンア

大丈夫……

ハク

まぁなんとかなるだろ

ハク

姫さん、そいつ噛むんで気をつけてくださいよ

ヨナ

噛む？！

スア

あう

ヨナ

噛む……？？

ユン

ちょっと！わらわらしない！散って！

ジェハ

はぁい

キジャ

ユン！そやつ噛むらしいぞ！

ユン

知ってる

ユン

でも助けないわけにはいかないでしょ

スア

うううう

ユン

大丈夫、怖くないよ

ユン

これ、ご飯

ユン

食べれられる？

スア

う゛あ゛う゛

ユン

わっ！

ハク

ユン！

ユン

わ、あははは

ユン

そんなにがっつかなくてもたくさんあるから！

ハク

……

ヨナ

心配しなくても大丈夫よ

ヨナ

この子もきっと、何かあったんだわ

ジェハ

心配損だったね

ジェハ

面白かったよ君の焦った顔

ハク

……

シンア

ジェハも、してた

ハク

ふっ

ジェハ

おいおいおいおい

スア

わう

スア

うあーー

スア

あんわん

ユン

おかわり？

ユンがスアのお腹に触れる

ユン

もっと食べたい？

スア

！

スア

ん！！

ユン

分かった！持ってくるね！

スア

わう！

ジェハ

ユン君ってば凄すぎるね

ハク

獣医にもなれそうな勢いだな

ヨナ

私も手伝ってくる！

キジャ

あ、私も！

スア

あう！

スア

うー、わぁう

スア

うわーあうわう

ユン

……

ヨナ

ユンってば、すっかり懐かれちゃってるね

ユン

うん……なんだか本当に動物みたいだなぁ……

キジャ

なんだか楽しそう

キジャ

私もあれしたい

ジェハ

キジャ君が行ったらきっと噛まれるよ

ハク

餌付けから始めればいいんじゃね

キジャ

餌付け……

ユン

名前とかもないってことかな？

ヨナ

たしかに

ヨナ

ユンがつけてあげればいいじゃない？

ユン

えっ？！

ユン

うーん……

ユン

名前のセンスないんだけど……

ジェハ

大丈夫大丈夫

ジェハ

ユン君なら大丈夫だよ

ジェハ

むしろユン君じゃないと

ユン

……じゃあ、

ユン

“ソア”

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