生き返るチャンス

僕はからかうつもりで言った

先生はそう応えた

僕はそれが面白くなかった

先生が生徒を下の名前で呼ぶのは珍しい

僕が先生の傍にいるのは先生に放課後に呼び出しをくらったからだ

瑠羽斗くんは知らないよね

僕の前世は瑠羽斗くんと恋仲になっていたことを

僕が死にかけの時

当時は中学生だった

彼はそっと僕の手を握り泣き続けた

でも、僕はもう助からない

余命は今日だから

僕は途切れ途切れに話していた

君はその日は１日中泣いていたっけ

その時僕は死んだ

そして、数ヶ月後の話だった

肉体も失い魂だけになった僕は神様と名乗る者に出会った

急に話しかけられるものだから驚きながらも返事をする

理解が出来なかった

急に変なことを言うやつだ

でも、それが本当なら

僕はその話にのることにした

体が少し光僕は光の中に吸い込まれた

目覚めると見知らぬ天井が目に入った

言葉は出ないがきっとこれからはわざと泣かなきゃいけないんだろう

この演技は随分疲れるものだった

そして、数年が経ち

僕は中学生3年生になった

目の前が光り神様(？)が現れた

苺高校...偏差値が凄く高いところだ

さすが瑠羽斗くん

僕は苺高校の試験を受けた

そして、結果が今日で分かる

僕は一瞬目を疑った

そして春

今日は苺高校の入学式だ

瑠羽斗くんは性格は可愛いし顔もいいからクラスの女子に人気になった

彼氏だから少し嫉妬してしまう

僕は目を疑った

だって、死んだはずの彼が今ここにいるからだ

ただ...似てるだけだよね？

でも、似すぎなような...

僕は疑いながらもHRをした

あぁ...久しぶりだな

懐かしながらも僕は彼一筋だから

瑠羽斗くんの事が気になり彼の後について行った

忘れられない人って...僕のことかな///

僕はこの時知らなかった

モブ先生の顔がニヤついていた事を

そして次の日いつも通りに僕は授業をしていた

生徒の応答を聞きながら僕は体育倉庫に向かった

体育倉庫だよな？(圧) By主

気付いた時には僕はモブ先生に壁ドンをされていた

僕は必死に抵抗したが相手の力が強すぎて振り解けない

出したくないのに出てしまう甘い声

モブ先生が下を触ろうとした時だった

ｶﾞﾗｯ！

扉が開き、そこに居たのは

物凄い形相の蒼猿くんが立っていた

この顔見たことがあるが思い出せない

いつもと違う彼の口調に僕は死んだ彼のことを思い出す

あぁ...そっか

あの顔は恋論くんに似ている

もしかしたら恋論くんの生まれ変わりなのかな？

僕は気が抜けた...

そして、現在

あれから僕は瑠羽斗くんに近付いても避けられる

だけど、今日がチャンス

放課後に呼び出しをくらった

その時にキスすればいける！

僕はキスをする準備をした

そして、僕の体はひかり

前世の姿に戻った

神様(？)が突如現れ急に語り始めた

急に眩しく目の前がひかり、気付くと神様(？)は消えていた

そして、翌日

僕はｸｽｯと笑い

そして、数ヶ月後

僕達は結婚して瑠羽斗くんのお腹の中に小さくて可愛い命が2個宿った事はまた別のお話♡

安定のボツ