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転生先は図書館司書、ただし図書館が世界を支配していた

第2話 - 第2章：司書見習いと禁書の少女

2025年06月02日

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#AI

#創作

Yo4da

日向涼

(目の前に広がるのは...まるで都市......？)

日向涼

ここが......図書館.....？

セリス＝アルティナ

正式には「中央知識宮《セントラル・アーカイブ》」

セリス＝アルティナ

この世界に存在するすべての知識が集まる場所よ。

日向涼

すげぇ.......
(マジで"世界"が図書館でできてる.......)

セリス＝アルティナ

あなたの名前を教えて、見習い司書さん。

日向涼

日向　涼(ひなたりょう)です。

セリス＝アルティナ

‘‘涼‘‘ね。異世界人らしい名だわ。
じゃあ、さっそく最初の任務よ。

セリス＝アルティナ

この‘‘禁書‘‘を返してきなさい。

日向涼

うおっ?!......なんだこれ、動いてる！？
📕(本)カサ....カサ....

セリス＝アルティナ

それは‘‘感応型書籍‘‘。
持ち主と精神的なリンクを持つ危険な書。
普通の司書なら扱えないけど、あなたには――

セリス＝アルティナ

‘‘編集権限‘‘がある。

日向涼

(マジかよ....異世界チート世界、そう来たか)

【数時間後・無記名区《ノーネームド・ドメイン》】

日向涼

(薄暗い.......まるで廃墟.......)

日向涼

このあたり‘‘禁書の持ち主‘‘が....

？？？

....返しに来たの？

日向涼

？！
君がこの本の――

？？？

その本、私の記憶が封じられている。
触らないで、怒るから。

日向涼

(すげぇオーラ....何者なんだ？)

日向涼

名前聞いても？

イレーネ・クローデル

....イレーネ・クローデル

イレーネ・クローデル

私は‘‘消された魔導書《ネームレス・コード》の継承者よ。

日向涼

継承者って....まさか、お前自身が‘‘本‘‘みたいな存在ってことか？

イレーネ・クローデル

そう。記録されていない。物語に存在しない人間。
....でも、本当は、私にも物語があったの。

日向涼

(目が....泣きそうなくらい悲しそうだ)

イレーネ・クローデル

ねぇ、司書さん。
‘‘私の物語‘‘を、読み返してくれる？

日向涼

ああ。....それが俺の仕事だからな。

転生先は図書館司書、ただし図書館が世界を支配していた

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