みのり
・・・・・・・・・・・・・・・
みのり
あ、そうだ、シャワールームって鍵をかけられるんじゃなくて元から閉まってるのかな・・・
みのり
(ガチャガチャガチャ)
みのり
うーん・・・これじゃあ入れないよ・・・
モノクマ
ブブーッ!鍵じゃないよ!
みのり
うわあっ!?
モノクマ
リアクションが大袈裟だなぁ。
まるで人を幽霊みたいに・・・
まるで人を幽霊みたいに・・・
モノクマ
いや・・・この場合は「クマを幽霊みたいに」が正しいのかな?
みのり
ど、どうしたの?
モノクマ
あーキミの部屋のシャワールームだけドアの建付けが悪いんだよ
みのり
あ、鍵じゃないんだね
モノクマ
その建付けの悪いドアを開くにはちょっとしたコツが必要な訳で・・・
モノクマ
ボクはそれを教えに来たって訳さ!
モノクマ
いい?ドアノブをひねりつつ、上に持ち上げるようにして開けるんだ
みのり
わかった・・・
(ガチャ・・・)
みのり
あ、開いた・・・
モノクマ
じゃあボクは帰るね〜!
みのり
あ、う、うん・・・
キーンコーンカーンコーン・・・
モノクマ
えー、校内放送でーす。
午後10時になりました。
午後10時になりました。
モノクマ
ただいまより夜時間になります。
モノクマ
間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま〜す。
モノクマ
ではでは、いい夢を・・・おやすみなさい。
みのり
そういえば、夜時間は出歩くのは禁止だったかな・・・
みのり
じゃあ今日は寝るしかないかな・・・
キーンコーンカーンコーン・・・
モノクマ
オマエラ、おはようございます!
朝です、7時になりました!起床時間ですよ〜!
朝です、7時になりました!起床時間ですよ〜!
モノクマ
さーて、今日も張り切っていきましょ〜!
みのり
ん・・・んん・・・
みのり
もう朝・・・?窓がないから夜に感じるけど・・・
みのり
今日はどうしようかな・・・
みのり
うーん・・・とりあえず遥ちゃんと何か相談しようかな?
ピンポーン・・・
遥
はい、・・・
みのり
おはよう遥ちゃん!
遥
あ、みのり?ちょうど良かった。
遥
お願いがあるんだけど・・・。
みのり
うん?
遥
私、これから出かけようと思ってたんだけど・・・一緒に行かない?
みのり
いいよ!どこ行くの?
遥
えっと・・・護身用の武器を探した方がいいかなって・・・。
みのり
護身用!?
遥
だっていつ誰が襲いに来るか分からないし・・・
みのり
うーん・・・あ、じゃあ体育館前の所に使えそうなものがあったと思うよ!
遥
ありがとう、みのり
遥
ここだね。確かにショーウィンドウに何かありそう。
みのり
これは刀かな・・・?
遥
模擬刀じゃないかな?
みのり
全体に金箔が付いてるね・・・
遥
わ、これちょっと触っただけでも金箔が付くね・・・
みのり
本当だ、手が汚れちゃうね
遥
うーん護身用にしてもちょっと・・・
みのり
そっかあ無いよりはマシだと思ったけど・・・
遥
じゃあみのりが持って帰ったら?飾りとして活躍するかもしれないし。
みのり
え?あー・・・そ、そうだね!
みのり
遥ちゃんはわたしが守るからね!!
遥
ふふっ、ありがとうみのり。
遥
じゃあ護身用なんて要らないね。
みのり
え、えへへ・・・
遥
じゃあもう少しだけお話しようか?
みのり
そうだね!
遥
・・・・・・
遥
・・・何の話する?
遥
ごめんね、私から誘っておいて・・・
みのり
大丈夫だよ!
みのり
遥ちゃんが居るなら静かでも良いよ!
遥
2人でボーッとって事かな・・・?
みのり
うん!
遥
・・・・・・
みのり
あ、やっぱり退屈かな?ごめんね!
遥
あ、ううんそうじゃなくて・・・
遥
慣れてないからさ・・・
みのり
あ、そっか・・・アイドルは忙しいもんね!
遥
みのり・・・急なんだけど・・・夢って何?
みのり
言うまでもないけど・・・みんなでトップアイドルになること!
遥
ふふっみのりらしいね
みのり
遥ちゃんは?
遥
私の夢?
遥
そうだね。私もみんなとトップアイドルになって・・・これからも一緒がいいな
みのり
うん!
遥
・・・みのりが居なかったら、私は夢を諦めてたかも。
遥
今はアイドルとして活動してて幸せだよ。
遥
・・・だから、時々怖くなる時があるの。
遥
いつか世間に飽きられて・・・そしたら私達どうなるのかなって
遥
夢を失って、楽しい日々も終わって・・・みんなバラバラになっちゃうのかな・・・・・・って
みのり
遥ちゃん・・・
遥
希望ヶ峰学園に来たのもそういう理由なの。
みのり
え・・・?
遥
だって・・・ここを卒業すれば成功間違いなしなんだから・・・
遥
そうしたら私はみんなと・・・MOREMOREJUMPのみんなでずっと一緒に活動出来るでしょ?
遥
そ、そう思ってたのに・・・
遥
こんな所に閉じ込められて・・・出られないなんて・・・
みのり
遥ちゃん・・・
遥
こうしてる間にも忘れられていくかもしれない・・・
みのり
は、遥ちゃ・・・
遥
私には・・・・・・
遥
こんな事をしている暇は無いのに・・・!