とても暑い今年の夏が終わり、季節は冬になった。
自分の記憶は元に戻らないままだ。
輝星とも仲良くなり、俺らは4人行動だ。
ということは男3対女1。
奈々は女子からのいじめの的になりかけている。
俺らが守らなければって蓮とは話してる。
輝星は、なにか別のことに気を取られている気がする。
いつもぼーっとしている。
奈々
けーじー
奈々
カイロ持ってない?
京治
あるよ。
奈々
ちょーだい?
京治
いいよ。
奈々
ありがとーーー!!!
奈々が俺らといる理由は、幼馴染だから。
それと、女子が怖いから、らしい。
人脈の広い奈々だが、同学年の女子と奈々が絡んでるのは見たことがない。
記憶が無いだけなのかもしれないけど。
決して男好きとかそういうのでは無い。
奈々は中学時代に女子にかなりのいじめを受けた。
それから恐怖症になっていた。
奈々
蓮っ!
蓮
おぁー?
奈々
今日の数学の課題やった?
蓮
シテナイデス。
奈々
笑だと思ったぁ!!
奈々
けーじは?
京治
してるよ。
奈々
みしてっ笑!
京治
いーよー。
音葉
奈々。
奈々
音葉先輩っ!!
蓮
げっ、、音葉、、、
奈々
え、知り合い?
音葉
、、向かいの家なの。
奈々
そうなんですねっ!
音葉
、、、、、、
奈々
?どうしましたか?
音葉
、、、、ふーん。
音葉
、、、、あいつか、、、
京治
?
奈々
音葉先輩?
音葉
なんでもないよ。
音葉
“その人”読んでくれる?
奈々
、?
奈々
けーじー
京治
なに?
奈々
音葉先輩が呼んでる。
京治
う、うん
蓮
なんだよいきなり。京治呼び出して
奈々
なんかしたの?(小声)
音葉
あんたに関係ないでしょ。蓮
京治
全く覚えがない(小声)
奈々
、、、、、
蓮
告白かぁ?
音葉
んなわけ。
奈々
まぁ、頑張れ?((小声))
京治
ん。
京治
こんにちは。初めまして?
音葉
、、、、、
音葉
はじめまして。岸海音葉。
音葉
3年。
京治
よろしくお願いします、?
音葉
とりま来て?
京治
は、はい。
これからどうなる事やら。