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#胸キュン
ゆき
715
美月から
美月
と言われた日から、陽菜は以前のように蒼と話せなくなっていた。
蒼が話しかけてくれても、
陽菜
と短く返してしまう。
蒼は不思議そうな顔をしていた。
蒼
陽菜
そう言って笑うけれど、本当は苦しかった。
もし蒼が美月を好きだったら。
そう考えるだけで胸が痛む。
そして文化祭前日。
準備が終わる頃には外は真っ暗になっていた。
陽菜が一人で教室を片付けていると、
蒼
声がした。
蒼だった。
蒼
陽菜の心臓が跳ねる。
陽菜
蒼
蒼は真剣な表情だった。
蒼
その言葉を聞いて、陽菜は胸が締め付けられた。
蒼は何も悪くない。
悪いのは、自分の気持ちを隠している自分だ。
でも
好きだなんて言えない。
陽菜は俯いた。
すると蒼が小さく笑った。
蒼
その言葉に陽菜は顔を上げる。
蒼は優しく微笑んだ。
蒼
そう言って教室を出ていく。
陽菜は1人になった教室でそっと呟く。
陽菜
文化祭当日。
三人の恋が大きく動き始める。
コメント
3件
「え」さん、第5話読ませていただきました。美月の告白以降、陽菜が蒼と目を合わせられなくなる描写、すごくリアルで胸がギュッとしました。特に「避けてるよね」と真剣に問いかける蒼に対して、悪いのは自分だと思いながら好きだと言えない陽菜の心情、丁寧に描かれていて好きです。最後の「一緒に回る約束、忘れてないからね」という優しい一言に泣きそうになりました…。文化祭、どうなるんだろう。続きがすごく気になります!