大人な彼と子供の君

何時からか分からない……

元々の性格もあると思うけど

感情や気持ちを前に出す事が苦手だった。

でもそんな俺をカッコイイと……

好きだって言ったのはお前だろ…。

だから頑張って背伸びした、

大人に見える様に、

クールに見える様に、

何時でもお前の目に写る俺は、

お前の好きな俺である為に。

どこで間違えた？

俺の背伸びは、

気づいたら甘えに変わってた？

言わなくても分かる、

分かってもらえる…、

泣くのを堪えて別れを告げてきたお前を、

本当は引き止めたかった…

考え直して欲しかった……。

でも今更恥ずかしくて、

照れ臭くて、

それにこんな事言う俺はカッコ悪くて、

今にも泣きそうなお前に甘えた…、

言わなくても分かる……

今だけだ……

ちょっと不安になっただけだろ？

大丈夫……

戻ってくる、

大丈夫……

自分に言い聞かせた……。

そのまま俺はずっと関心の無い振り、

気づいたらお前の隣には、

グクが居た。

そんなにあどけない顔で笑うんだ、

表情がコロコロ変わる、

俺の隣に居た時は??

思い出す顔は何時も、

最後の日の顔、

今にも泣きそうで、

必死な顔……

そんな顔をさせたかった訳じゃないのに…

ドアノブにユンギが手をかけようとした瞬間がチャリとドアが開く。

ジミンの手を取り部屋を出て 行こうとするグク。

ガチャっとドアが開きジミンを 連れたグクが出てくる、

慌てて喋り出すメンバーを横目に通り過ぎ自分達の部屋に入る2人。

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