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🦊
あ、これから🦊さんへの事情聴取、か…
ちょっと気になる。
性別は?という問いに対して、彼は「確か、男」と答えた
その服はどうやって作ったか、という問いに対して、彼は死んだ仲間の皮だと語った。
言葉はどうやって覚えたという問いに対して、彼は通行人の会話とか落ちた教科書からだと答えた。
友達いる?という問いに対して、彼はちょうど昨日居なくなったと答えた。
夢は?という問いに対して彼は焼いた肉を食べることだと語った。
全ての問いと答えに対して、俺はどんどん胸が苦しくなるような気がした。
優遇などに対してじゃない。自分の身内の罪に対して。
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という彼に対して罪悪感が芽生えて、それを誤魔化すように俺は口を開く
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そう言って俺は🦊さんの背中を撫でる
安心させるためじゃない。
少し触れたかった。
冷たくも暖かくもない体温が、自分の手のひらに伝わる。
少しなぜか嬉しかった。
🍫さんと💧さんの声で、彼はシェアハウスの案内をされに行くのだと知った。
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"俺が案内したい"なんて言えるはずもなく
🦊さんは2人に手を取られゆっくり階段を歩いて行った。
その白い後ろ姿に俺はやっぱり
"守らないと"と思った
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俺に守られて、🦊さんは嬉しいの?
俺は🦊さんに関わる権利はあるの?
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🍖くんが勉強って、おかしいだろ…
俺は高いくるくると回る椅子に座って高い机に向かう
1番古びた日記帳のとあるページを開く
昔の気持ちを思い出すために
約3年前の春
「お父さんがあの狐を嫌った有名人のことを伝えてきて、正直とても衝撃的だった。 あの人の罪を若い俺が背負わないとだなと思った。」
次のページを捲る
「俺は罪人だ。今狐人がこう扱われているのも俺のせいだ。俺が悪いんだ。」
また次のページを捲る
「狐人を助けたいのに何も言えないのは俺が罪人だから。俺は無責任だ。」
次
「俺に死ぬ権利はない。幸せになる権利もない。死ぬな。幸せになるな。」
次
「俺が悪い。俺が罪を背負うべきだ。俺が悪い。俺は悪人。」
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懺悔しても許されない
息の音が部屋に響く
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涙が目から溢れる
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コンコン
🍖で〜す。
入るね〜
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🦊さんが俺に失望してる姿なんて
一切見たくないんだ…ッ
…あれ?
俺は、自ら罪を重くしようとしてる…?
これ以上罪を重ねる…?
それは、ダメだ…ッ
でも…嫌われたくはない……ッ
嫌われたら俺は…
でも、罪を重ねるのは…ッダメで……ッ
だから、罪を隠すのなんて、ダメで…ッ
でも、俺は、嫌われたくなくて……ッ
嫌われたら、俺はどうやって罪を軽くすれば……ッ
あれ…
俺、俺のことしか考えてない…
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思ったより低い声が出た
そんな事実に俺はなぜか面白さを感じてしまって
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もはや何に笑っているかなど分からないが
キョトンとしてたっている赤色メッシュに罵倒を浴びせながら俺は笑う。
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緑、黄色、灰色、青、黒が入ってくる
俺は舌打ちをして分厚い本をアイツら目掛けてなげた
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本に見事当たった緑は床に手をつけて目を丸くする
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何も分かんないんだから、もう、好きなように暴れていいだろう?
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皆が部屋から出て行った
…これでいいんだよな。
別に分からないなら分からないで別の道に走りゃいいもんな
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俺はベッドに突っ伏す
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やっぱり俺は罪人だ……
どうもこんにちは瑠璃です! 一応これわわさんのコンテスト作品なんですけど、コンテスト発表のやつで感想を頂けて、本当に幸せでバッチバチに頑張りました!チャットGPTに助けられながら!! 皆さんもぜひ感想書いてってくださいね?ね? てか、これこーゆー喧嘩?的なシーン入れちゃうの私の悪い癖なのかもしれない… だって今1作目(嫌われ系)でもつい喧嘩シーン入れちゃって… まぁ己の悪い癖がわかるのはいいことですよね! ってことでこれ含め171タップお疲れ様でした!