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幸せになってください
真っ白の綺麗な封筒に
一言だけ書いてあった
赤色
誰が書いたんだろう
イタズラとは思えないし
赤色
赤色
1つだけ思い当たる節があった
だとしたら彼が危ない
僕はただあの場所を目指して走った
赤色
紫色
赤色
紫色
赤色
赤色
赤色
紫色
赤色
紫色
赤色
赤色
そう言って僕達は 近くにあったブランコに座った
スマさんは頑なに口を開こうとしない
赤色
そう聞いても答えてはくれない
赤色
赤色
赤色
紫色
赤色
赤色
赤色
赤色
赤色
赤色
赤色
紫色
紫色
なんでお前なんかが
不釣り合いだよ
アイツは優しいから お前に気を使ってるんだぞ
別にあんたなんて 誰も気にしてないよ
なんで生まれてきたの
お前なんか
お前なんか
お前なんか!
赤色
紫色
紫色
紫色
紫色
赤色
赤色
きっと 彼なりの優しさだったのだろう
自分と絡むと変な目で見られるから
だから僕と離れようとしたのだろう
紫色
紫色
紫色
赤色
赤色
紫色
赤色
赤色
赤色
赤色
赤色
赤色
赤色
赤色
紫色
赤色
赤色
赤色
僕はスマイルが座っている方へ歩く
紫色
赤色
赤色
スマイルの背中を力一杯押す
紫色
赤色
いつの間にか楽しくなって
ずっとブランコで遊んでいた
赤色
紫色
スマイルは いつものスマイルに戻っていた
赤色
赤色
紫色
あの日から数年後 僕達はYouTuberになった
時折あの日を思い出して笑ってる
赤色
紫色
もうあの時の弱々しい彼は居なく メンタルが鋼の彼が出来た
彼が書いたあの一言
その時の手紙は まだ大切にしまってある