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❤️🐶

ねぇ、お母さん...

お母さん

何?今お母さんお父さんとお話してるんだけど?

❤️🐶

そ、その...昨日学校でしたテストなんだけどっ...
満点で、お母さんに言いたくて...

❤️🐶

お母さん

そんなこと今どうでもいいのよ!!貴方の事なんて話してる時間はないの!

❤️🐶

えっ...あ....

お母さん

早くどこかへ行ってちょうだい!目障りよ!!

❤️🐶

……わかった…

この家族に愛なんてものは無い 日々と重なるのは誰かの怒鳴り声と誰かの悲鳴。 あとはパチンッと響き渡る鈍い音。

今日もこうして、命を削る

罵られ、お互いを傷付け合う そんな中で眠りにつく。 日常茶飯事だった

❤️🐶

いッッ...!?!?

早朝、鋭い痛みに叩き起こされた俺は 涙目になりながら体を起こした

どうせまた誰かに叩かれたんだろう、と辺りを見渡してみるが

誰もいなかった。

俺が唖然としていると、ずきりと目元が痛んだ

❤️🐶

いっ…たぁ……

どうやら俺を起こした痛みとやらは、目元から来ているらしい

出来物でもできたのだろうか。 俺はベッドから降りて、階段を降りる

そして洗面台の鏡を見て....

❤️🐶

はっ....??

と声を漏らした。

❤️🐶

な..んで...?

俺の目に、花が咲いていた

なんと言う花なのかは分からないが、鮮やかな赤と紫で彩られた血のような花だった

❤️🐶

どう...しよう....
と、とりあえず..お母さんに....

❤️🐶

いやちょっと待て、お母さんにこの事を話す....?話してどうなる、どうにもならないだろ。

❤️🐶

どうしようかな....

と俺は呟いてから

家族にバレないよう、目元が少し埋もれるぐらいの大きめなマスクを付けて

自室にこもった。 鍵をかけて一息ついてから

❤️🐶

....ふぁぁあ

突然迫り来る眠気に負けて、 眠りについてしまった

ふと、目が覚めると外はもう薄暗くなっていた。

あぁ、そんなに寝てたんだなぁ....と自分のケータイを開くと

❤️🐶

えっ...?

日付が変わっていた。

寝たのは確か午前中だったはず... そんなに長く眠ってたのかと、自分に呆れていた時

この現象についてケータイで調べる、という事が脳内に響いた

何で今まで気づかなかったんだろ...と思いつつも

慣れた手つきで検索する

❤️🐶

【目 花が咲く 病気】っと...

すると、画面には目の周りだけでなく眼球にまで花が咲いていている人や...色鮮やかな花達の画像が表示された。

❤️🐶

うっ....。

あまりにも酷いその形容に 吐き気を覚えるが、それについてまとめているサイトを開く

❤️🐶

花..咲き病?

どうやらこの病気のことを、花咲き病と言うらしい。

症状は..【眠りが深くなる。次第に眠りが深くなり、最終的には永遠の眠りにつく】

❤️🐶

え...俺、死ぬの....??

顔面蒼白の俺は、更に画面をスクロールして詳細を見る

流石に不治の病とかではないだろう。と治療法を探す

すると、治療法が書かれたページを見つけた。あぁ、良かった....とほっとしながら、文章を読むとそこには

【治療法】 本当の愛の温もりを知ること

と、太い文字で綴られていた。

それを見た俺はその場に崩れ落ちて

❤️🐶

そんなの....どうやって知れって言うんだよ.....

と言葉を溢すのだった。

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