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黄青 青黄 ( 桃赤あり )
勉強ができなかった
自分なりに頑張っても
返ってくるのはいつも赤点
手が痛くなる程
必死に勉強しても
返ってきた点数は
くそみたいなものだった
青
青
青
嘘だ
本当は勉強した
だけど勉強してこの点数って
絶対嘘だと思われる
それに場の空気悪くしたくないし
ノー勉って言った方が色々と楽
だから僕はうそをついて
明るくてばかな青になる
勉強が結果に出ないのは
勉強法が悪いかららしい
でもさ少しくらい 結果に出てもいいじゃん
虚しくなっただけ
所詮なんも変わってない
青
青
僕は勉強することをやめた
正確に言えば諦めた
自分がばからしくなったから
地元で有名な 荒れている高校に入学した
偏差値も低くて僕でも入れたから
最初は不良ばかりと聞いて
怖かったけれど
一度蓋を開けてみると
そんなことは無かった。
不良校といっても
実際はいい人ばかりだった
赤
赤
この赤髪に黒メッシュの 可愛い系男子は赤くん
入学して緊張している僕に 積極的に話しかけてくれて
そのまま意気投合して仲良くなった
青
赤
青
彼は不良でもなければ 僕みたいな馬鹿でもない
なんなら感性豊かで 学校の華のような存在だし
勉強だって ほどほどに出来るタイプ
そんな彼がここに来た理由は 生まれつきの病気が原因らしい
よく体を壊してしまい
普通の学校だと 出席日数関係で通えないらしい
そんな彼だが最近は調子が良いらしく 僕自身も安心している。
というのきっとそれは 彼のお陰だろう
桃
赤
赤
桃
桃
赤
突然現れた桃色の彼と 二人だけの空間に入る赤くん
完全に僕は置いてかれてる
するとそんな僕を見かねて
桃色の彼は 赤くんが薬を飲んでいる間
僕の方に近付いてきた
桃
赤くんを取って言ってしまった という意味だろうか
確かに僕はさっきまで ふたりの世界に置いてかれていて
つまらなかった
だから少しからかってやろうと 口角を上げて桃くんの肩を叩いた。
青
僕がそうでかい声で言うと 桃くんは焦ったような顔をした
中々感情を表に出さない彼だからこそ
こういう時は一段と面白い
桃
桃
青
僕は焦って動揺している彼に 更に追い打ちをかける
顔が真っ赤で分かりやす過ぎる
するとにやにやしてる僕を見て 桃くんは拳を突き出した
桃
青
桃くんは僕と同じクラスの 僕の相棒的な存在
第一印象は怖いヤンキー 事実地元で有名な不良らしい..
だけど今はそういうことはやめて 真面目に生きていて
普通に優しくて頼りになる それにノリいいし
仲良くなるまで時間はかからなかった
そして彼は僕の親友の 赤くんのことが大好きで
赤くんのこととなると やけに目が真剣になる。
赤くんも桃くんがいると声のトーンが上がってにこにこし出すので
多分両想いなんだな〜と 傍で見守っている
桃くんとこそこそ話していると
薬を飲み終わった赤くんが興味を持って近付いてきた。
赤
青
僕は少しイタズラをして さっきの事を言いかけると
桃くんは焦ったように 僕の口を手で塞いでくる。
桃
そう言われてしまったので 僕は仕方なく了承することにした。
青
赤
それでも興味津々な赤くんに 僕はアドバイスをしてあげる。
青
青
きっとこれで 桃くんも困ることだろう
赤くんのことで盛り上がってたなんて本人に言えるわけがない。
赤
桃
僕は何も知らない赤くんと 困ってる桃くんを見て
くすくす笑いながら ふたりの仲裁をしてあげた。
青
正直僕はこの生活が好きだ
学校も学校だから 人を数字で評価する人はいないし
喧嘩は多いかもしれないけれど ほとんどはいい人ばかり
ずっとこんなくだらない 日々が続けばいいな、なんて
そんなの続く訳ないのに。
つづきます
たぶん
コメント
2件
はわわわわ今までにあんまり見た事のない系統の作品で今ドキドキしています続きくっそ楽しみ🙈