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ruru🎼
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nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 世界観めちゃくちゃファンタジーです⚠️ あとめちゃくちゃ厨二です⚠️( ᐛ ) 誤字脱字注意⚠️
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水面のように穏やかで、けれど、深淵を抱える瞳。
それが、雨乃こさめ__コードネーム《蒼流》の印象だった。
彼は、人と笑い合うことを好む。
誰かと並んで進むことを大切にしている。
だが__それは“忘れてしまう”からだった。
こさめの力は、水と風。
だが、水を操れば《記憶》が流れ、風を操れば《身体》が凍る。
この力が与えられた日から、彼は少しずつ、“自分”を失っていく感覚を覚えていた。
夜。
ひとり、廃駅のホームに座るこさめ。
彼の指先から小さな水の球が浮かび、静かに宙を踊っている。
こさめ-蒼流
こさめ-蒼流
こさめ-蒼流
誰に言うでもなく、そう呟く。
記憶の欠片が流れ落ちていく。
けれど、“今”を繋いでいる仲間の顔だけは、何故か思い出せる。
__なつくん、いるまくん、らんくん、すちくん、みことくん。
全員のことが、脳のどこかに焼き付いている。
こさめ-蒼流
こさめ-蒼流
その時だった。
遠くで破裂音がした。
空気がひりつく。
風がざわめく。
何かが“起きて”いる。
こさめは即座に立ち上がると、風を纏った。
こさめ-蒼流
一瞬でホームから跳躍。
建物の屋上を飛び越えながら、爆心地へ向かう。
その途中__
すち-静緑ノ時
すちの声が届いた。
時を操る少年は、時の縁を擦るように、歪みの中から現れた。
すち-静緑ノ時
こさめ-蒼流
こさめ-蒼流
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
すち-静緑ノ時
こさめ-蒼流
数日前、焔影と感律者が衝突した時の感覚が蘇る。
あの時も、歪んだ洗脳と感情操作が一瞬で人を狂わせた。
こさめは加速した。
風の翼を背に展開する。
こさめ-蒼流
その名の通り、水と風の融合による高速突進。
風が彼の神経に麻痺を与え、身体の一部が徐々に動かなくなる感覚を覚える。
こさめ-蒼流
だが、止まらない。
自分が失っても、守るべきものがある。
到着したのは、廃倉庫群の一角。
そこに居たのは、紫の紋をまとったいるま__そして、制御不能になった群衆だった。
こさめ-蒼流
いるま-感律者
その声と共に、いるまが現れる。
表情はいつもの彼とは違う。
無表情とも錯乱ともつかない、奇妙な微笑。
いるま-感律者
いるま-感律者
いるま-感律者
こさめ-蒼流
即座に戦闘態勢をとる。
両の掌から、風と水の螺旋を組み上げる。
こさめ-蒼流
勢いのある水刃がいるまに向かって飛ぶ__が、群衆の一人が立ちはだかる。
こさめ-蒼流
攻撃を無理に逸らす。
避けきれず、自身も風に巻き込まれて左脚を擦る。
その時、背後に静かな声。
らん-桜花ノ巫
ふわりと舞う桜の光。
らんが現れ、手を差し出した。
らん-桜花ノ巫
こさめ-蒼流
こさめ-蒼流
らん-桜花ノ巫
らん-桜花ノ巫
再び戦線に立つ二人。
だが、その時__群衆の奥から、再び異変が。
感情が逆流する。
光が反転する。
こさめ-蒼流
その瞬間__
なつ-焔影
焔影が、燃える光を纏って現れた。
こさめ-蒼流
なつ-焔影
なつ-焔影
戦場に立つ“6人”の視線が交差する。
いるまの瞳が、一瞬だけ揺れた。
いるま-感律者
だがそれは、ほんの僅かに“嬉しそう”な色を帯びていた。
__この出会いは、決して偶然ではない。
バラバラに見えていた6人の想いは、確実に“交わり”始めていた。
第2話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡30
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