あまり記憶にないけれど
これは私が5歳の時の話
私は当時
29歳の母と、27歳の父、3歳の弟と一緒に暮らしていた
私の母と父は再婚だった
私が3歳くらいの時に再婚したらしい
しばらくは生まれた所に住んでいたが、母親が離婚相手と会うのが辛いからと今の町に引っ越してきた
新しいマイホームを両親は建てて幸せな暮らしが始まった
引っ越して少し慣れてきた頃だった
それは9月22日
日曜日だった
お父さん
お父さん
そら
りょうすけ
そら
お父さん
お父さん
お父さん
そら
お父さん
そら
お父さん
りょうすけ
そら
その日
母と祖母と私とりょうすけで出かけた
お昼にファミリーレストランへご飯を食べに行った
この時私の母はレストランの入口前で先に祖父と私とりょうすけを車からおろしてくれた
祖父と私は入口側から出て、りょうすけだけが入口と反対側から出てしまった。
祖父は助手席に乗っていた
りょうすけは車からおりて車の前を通って私たちの前に来ようとしたのだろう
でもりょうすけは何らかの原因で車の前でこけてしまった
私の母はそれに気づかず車を発進させてしまった
りょうすけは
母親の運転する乗用車にひかれてしまった
りょうすけは死んでしまった
私は後悔している
なぜりょうすけと一緒に車から降りなかったのか
あれから7年ほど経った今
私は時々
りょうすけのことを忘れて楽しいことに夢中になってしまうことがある。
あんなに大好きな弟だったのに
私はりょうすけのことを誰かに言うことが出来ない
友達さえにも…
実はこれ
私の実話に基づいて作ったお話なんです
私には大好きだった弟がいたんです。
覚えてる方はいないと思いますが
このことは新聞で小さく書かれていました
その時は家族全員がショックだったのでテレビは見れず
ニュースで報道されたのかはわかりません。
私は
大切な人を失うということはどういう事なのかをみなさんに伝えたかったんです。
私は後悔しています。
後悔しない人生
なんてないと思います。
でも
後悔しないように
努力
することは出来ると思うんです。
今、私には新しい弟が2人います。
天国にいる弟の生まれ変わりかもしれません
だってそっくりなんですもの
大切な人を嫌になることもあると思います
それは構いません
でも大切な人を大事にしてあげてください。
これは私からのお願いです。
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