帰蝶
帰蝶
帰蝶
帰蝶
帰蝶
帰蝶
突然現れた巨体。その姿は待ち望んでいたものだった。
しかし、諦めていたものでもあった。
どうせ忘れてるんだろな、そんな思いが頭に居座る。
伏黒恵
来てくれて嬉しかった。けど、何を言われるか。
言えなかったことを咎められるか。
そんなことを思っているうちに意識が遠のいた。
五条悟
五条さん、そう言ってまた眠ってしまった恵は熱いはず。
だから、普通なら顔は真っ赤なはずだ。
それなのに真っ白だった。
さらに毛布も被っている。
それでも足りないのか体を丸めている。
どれだけ熱いのか試しに触ってみる。
五条悟
体は燃えているように熱い。まだ、熱が上がるのに。
五条悟
とりあえず熱を下げないと。
五条悟
腕にこそばゆいものがあたってる。
ふさふさで、気持ちよくて___。
あったかいもの。人間味がある。
そこを意識しだしたら、少し重くて。
伏黒恵
伏黒恵
いるはずのない人間に声をかける。
伏黒恵
そう呟いていたとき。
フルフルとなにかが持ち上がる。
五条さん
伏黒恵
どうせ来ない。そう思っていた。
虎杖のほうがいいんだろ。
なら、俺のこと、気にかけなかったらいいのに。
伏黒恵
そうだ。ここの場所にいるのが迷惑になるのか。
五条さん
静かが怖い。
俺は、出ていけばいいのか?
寮に戻る?
伏黒恵
五条先生
空気が冷える。
サングラスに変えている眼が怖い。
全てを見透かすような。
隠し事なんかできなさそうな。
五条先生
伏黒恵
五条さん
大きな声を出しすぎた。頭が痛い。
五条さん
伏黒恵
俺がいたら、迷惑かけるから。
疲れてる人に迷惑かけるから。
俺のこといらない、って思ってる人に迷惑かけるから。
伏黒恵
頭が痛い。
気持ち悪い。
何もかもが無茶苦茶だ。
五条さん
五条さん
伏黒恵
五条さん
伏黒恵
五条さん
伏黒恵
伏黒恵
五条さん
伏黒恵
伏黒恵
五条さん
伏黒恵
五条さん
伏黒恵
五条さん
伏黒恵
何を言ってるんだ。俺は。
熱のせいで口も頭も馬鹿になってる。
こんなこと、言ったって僻んでるとしか思えないのに。
さらに呆れられる。
さらに使えなくなるのに。
五条さん
五条さん
五条さん
そのうちに俺は眠りの国へと誘われていった_______。
五条さん
五条さん
五条さん
帰蝶
帰蝶
帰蝶
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帰蝶
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帰蝶
帰蝶
帰蝶
コメント
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続きありがとうございます!次も楽しみにしてます!!
続き楽しみにしてます😊