俺が人間だった頃
ずっとあきと一緒にいた
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何をする時も絶対俺の隣にはあきがいた
"あきがいれば大丈夫"
そう思っている自分が確かに存在していた
...でも、あきは色んな才能を持っていた
テストはほぼ毎回と言っていいほど100点
運動神経も抜群
容姿端麗で女子からもモテてた
しかも、クラスをまとめるリーダーにもぴったりで
いっつも、級長を決める時はあきが推薦されていた
それに比べて俺は
勉強も運動もほぼ平均
みんなをまとめれる能力も特になく
容姿もあきよりは劣っていた
だから、周りの人たちに
男子
女子
こういう陰口をずっと言われ続けた
相手は小声で言ってると思っているだろうけど
その声は俺によく届いていた
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ak
あきがこのこのことに 気づいていたのかは分からないけど
あきはいっつも俺が欲しい言葉をくれた
だから、俺はこの学校生活を頑張れた
俺がいじめられても、ね
俺はあきの居ないところでいじめられていた
男子
女子
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教室に入って待っているのは
たくさんの暴言や暴力
もう死のうかな、と思うことも少なくはなかった
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男子
たくさんネガティブのことを考えていた俺だけど
あきが来るとその悩みは解消された
やっぱ俺はあきがいないと無理だな、
と、度々感じていた
そんなときだ
俺に"地獄"が降り注いだのは
その日は、いつも通りなにも変化がない学校の日だった
帰ろうとバックに手をかけた時
あきに呼ばれ、別教室にやってきた
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ak
そのときはただ嬉しい報告をしにきただけだと思っていた
だから、茶化していた
でも、次の瞬間衝撃の言葉が舞い降りてきた
ak
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ak
ak
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ak
ak
ak
そう言ってまもなくあきは転校した
あきがいなくなったことへの悲しみが学校中に広がった
そこから、俺へのいじめはエスカレートし
"なんでお前が止めなかったんだ"
とか
"お前がいたからだ"
など理不尽なことをたくさん言われた
そんな生活に疲れ切ってしまった俺は
pr
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綺麗な青空に旅立とうと
真昼間の学校から飛び降りた
この後のことはあまり覚えていない
でもただ、天使になって人を助けてこい、と言われた
俺は言われた通り、その仕事を忠実に行った
神様
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神様
pr
この言葉は、俺にとってはとても嬉しかった
今まで、誰かに期待なんてされなく
むしろ邪魔だと言われ続けた
そんな中期待してると言ってくれた
数少ない1人が神様だった
だから、これからも仕事を頑張ろうと思った
でも、そんなこととは裏腹に嬉しくないことも起こった
天使
天使
天使
天使
pr
俺は、仲間の天使達にも虐められることになった
神様がいない間に
殴られたり、蹴られたり
暴言を吐かれたり
これじゃ、人間の時と同じじゃないか
そんな日々に疲れてしまった俺は
あることをやってしまった
神様
pr
そう、任務を失敗してしまったのだ
つまりは、人を助けれなかった
せっかく信頼を貰えたのに...
悲しい気持ちでいっぱいだった
そんな中
天使たちは笑っていた
それは、今までで1番の笑いだった
相当嫌われてたんだな、としみじみ思う
神様
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神様
pr
...あれから、何日がたったのだろうか
ご飯もなく、水もない
天使だから人よりは生きていけたけど
やっぱりきつかった
pr
そう思っていた矢先
神様
pr
神様
神様が来て、信じられないことを言われた
もう、見捨てられたかと思った
けど、その言葉が嬉しくて嬉しくてたまらなかった
pr
神様
神様
神様
pr
俺は神様に全部話した
天使たちに虐められてたこと、
あの日は疲れ切ってしまっていて
仕事に集中できず失敗してしまったこと
とても、辛かったこと
思った感情を全部話した
全部言い終わった時は気づいたら泣いていた
でも、神様は真剣に聞いてくれた
神様
神様
pr
神様
pr
神様
pr
神様
神様
pr
神様
神様
神様
神様
神様
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こうして、俺は悪魔の仲間入りした
でもその悪魔の仲間入りがダメだったのかもしれない
俺が悪魔になった瞬間
神様も変わってしまった...
コメント
2件
神様いい人なのか悪い人なのか……🤔気になる