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設定好きすぎてスマホぶん投げるかと思った。アブナカッタ… ギャンブラー系は書けなくて、書いたことないや(尊敬🥰🥰
1話-混沌-
ここは夜の街
真っ暗な空の中
看板や店の灯りが光り輝く
人通りも多く
毎夜毎夜、賑わっている。
そんな街の中
誰も近づこうとしない1つの路地
光り輝く街とは一変
奥に進むにつれ真っ暗で
何も見えない
あるのは1つの小さな看板
「混沌屋」
奥に続く階段を下りると
何やら賑わう声が聞こえる。
怒号、歓喜、悲鳴が混じり合う
観客の汗の匂い
どこからか漂う血のような匂い
床に散らばる食品のゴミ
とても綺麗とは言えない
ここは
混沌屋
動物同士を掛け合わせて造られた生き物や
改造された人間達を戦わせ
どちらが勝つか予想して
自分の金を賭けて争う
賭博のようなもの
借金にまみれた人や
富豪やボンボンなど
色んな人が来る。
負けると金が消え、勝つと倍になる
そんなスリルを求めてやってくる。
一種の賭け事
そこで俺は働く。
ニブ
エリオ
エリオ
ボロボロな大きな体で
擦り寄ってくるニブを優しく撫でる
俺は、ここで
こういう怪物達の世話をする。
俺は10年間ここに居る
だから
こういう怪物達には懐かれている
特にニブ
ニブ
この中でも格段に懐くのが遅かった癖に
懐くとしつこい位まで擦り寄ってくる
エリオ
エリオ
ニブ
エリオ
エリオ
寂しそうに俯くニブの頭を撫でる
ニブ
エリオ
ニブ
エリオ
早くここから逃げ出したい