2話-変わった新入り-
ニブ
エリオ
俺はいつも通り
ニブや他の動物達に餌をやっていた
エリオ
エリオ
エリオ
ここでは既に10匹以上の動物がいる。
エリオ
エリオ
エリオ
エリオ
彼奴に任せてくださいよ…
何も分かってないこのクソ野郎
エリオ
車に揺られ15分ほど
代表取締役と名乗る人のところに来た
代表なのに、俺と同い年位の見た目
代表取締役
エリオ
代表取締役
エリオ
手の先を見ると
縄で腕をぐるぐる巻きにされた奴がいた
髪が長く顔が見えない
それに、ボロボロ
代表取締役
代表取締役
代表取締役
代表取締役
代表取締役
エリオ
エリオ
代表取締役
代表取締役
エリオ
代表取締役
代表取締役
エリオ
代表取締役
エリオ
手招きをされて
近づくと、耳打ちしてきた。
代表取締役
代表取締役
エリオ
代表取締役
さっきとは違う真剣な眼差し
エリオ
代表取締役
代表取締役
エリオ
代表取締役
エリオ
エリオ
エリオ
シエルは黙って立ち上がり
裸足の脚で俺の元に来る
エリオ
シエル
俺の顔を覗き込むシエル
汚れた長い前髪の下から綺麗な顔が覗く
エリオ
そう言うと
何も言わずに出口へと向かう
エリオ
代表取締役
エリオ
代表取締役
彼の目は笑っていなかった。
エリオ
縄を解いて風呂に入れてやる
服を脱がせると
シエルの体は傷でいっぱい
シエル
エリオ
シエル
そう言って顔を背ける
エリオ
シエルを湯船に突っ込む
シエル
エリオ
頭からお湯をかける。
シエル
シエルから滴るお湯は
茶色く濁っている。
エリオ
シエル
そう言って、口までお湯に浸かる
エリオ
シエル
エリオ
シエルの頭に泡を乗せて洗う
シエル
頭の泡を流すと
綺麗な銀と黄色の髪が見える。
エリオ
シエル
体も洗って、
綺麗になった体を拭く
シエルに俺の服を着せて
体のタトゥーが嫌いらしく、 見えないように包帯を巻いてやった
そして動物達の部屋に連れて来た
エリオ
シエル
シエルは動物達を指さす
エリオ
エリオ
シエル
エリオ
するとニブがよってきた
ニブ
シエルはニブに手を伸ばす
エリオ
するとニブがシエルに擦り寄る
ニブ
シエル
エリオ
警戒心が他より一段と強いニブは
俺でも慣れるまで3ヶ月かかった
ニブ
シエル
ニブが擦り寄りシエルはバランスを崩す
シエル
ニブの大きな体を受け止めながら座り込む
エリオ
シエル
エリオ
ニブの顔を押してシエルから離す
ニブ
エリオ
シエル
エリオ
エリオ
シエル
エリオ
シエル
エリオ
すぐ動物達に懐かれるし
不思議なこと言い出すし
シエルは変わったヤツだ