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ドカーン!!
舞夢達が絢夢とその機械に数々の攻撃を与えると、爆発が起こった
吟羽 舞夢
爆発した場所を注視する舞夢の真横を何かが通る
ドーン!
吟羽 舞夢
壁に衝突したそれを見るため、舞夢は恐る恐る振り返った
月影 未彩
そこには、絢夢に突っ込んで行ったはずの未彩が居た
吟羽 舞夢
舞夢は未彩に駆け寄り、回復魔法をかける
月影 未彩
アリス・シア
アリスが絢夢の方を向くと、絢夢は咳込みながら機械から出てきていた
絢夢
白町 凪紗
白町 凪紗
優來 はる
白町 凪紗
優來 はる
凪紗は水弾魔法、はるは雷の槍を前方に放つ魔法を放った
星川 悠斗
吟羽 舞夢
絢夢に吹き飛ばされた際比較的傷が軽く、既に治療を終えた悠斗も舞夢に力を貸す
アリス・シア
アリスは絢夢の付近の温度を下げる
絢夢
絢夢は凪紗とはるの魔法をシールドで防ぐが、魔力が足りなくなってきているのか、シールドにヒビが入る
吹闇 菜乃羽
吹闇 菜乃羽
月影 未彩
月影 未彩
絢夢
絢夢
絢夢は菜乃羽の神経を逆撫でするように言う
吹闇 菜乃羽
月影 未彩
月影 未彩
白町 凪紗
白町 凪紗
優來 はる
凪紗は投石魔法、はるは切り裂き魔法を繰り出す
絢夢
絢夢はシールド魔法を使うでもなく避けるでもなく、自ら魔法に当たりに行った
白町 凪紗
だが、凪紗達の放った魔法は絢夢にダメージを与えることなく吸収されていった
鏡狂 悠斗
鏡狂 悠斗
絢夢
絢夢は受け止めた魔法から魔力を分析しているようだった
白町 凪紗
白町 凪紗
白町 凪紗
凪紗はどこか戦闘に集中しきらない絢夢に腹を立て、火炎魔法を放つ
優來 はる
凪紗によって放たれた赤い炎は、はるの温度調整魔法によって青色に変わる
絢夢
絢夢
絢夢は、凪紗達の魔法から吸収したという魔力でシールド魔法を貼り、青い炎を受け止める
アリス・シア
アリスは凪紗の肩に手を置き、凪紗に魔力を流し込む
白町 凪紗
白町 凪紗
吹闇 菜乃羽
月影 未彩
吹闇 菜乃羽
菜乃羽はようやく治療が終わると、すぐさま絢夢の元へ駆け寄り、爆発魔法を準備する
絢夢
青い炎を食い止めている最中の絢夢は、菜乃羽の魔法に対処する間もなく爆発魔法が放たれる
吹闇 菜乃羽
絢夢
ドカーン!
さすがの絢夢でも別方向から放たれた2つの強烈な魔法を防ぐ事はできず、菜乃羽の魔法は特大な爆発を起こした
この爆発に絢夢はもちろん、絢夢に至近距離まで迫っていた菜乃羽も巻き込まれた
月影 未彩
絢夢
爆発が起きた地点から煙が引くと、絢夢はヨロヨロと立ち上がるが、菜乃羽はピクとも動かない
月影 未彩
未彩は瞬間移動で菜乃羽の元へ向かう
六月 真奈
六月 真奈
吟羽 舞夢
真奈と舞夢は絢夢に向かってそれぞれ水泡魔法と落雷魔法を唱える
月影 未彩
菜乃羽の元へ駆け付けた未彩は、菜乃羽の心臓部分に刺さったガラスのような欠片と大量に溢れ出す血を確認した
月影 未彩
未彩は恐る恐る菜乃羽の脈を測るが、もう既に脈は動いていなかった
月影 未彩
未彩は、真奈と舞夢の魔法を防ぐ絢夢を睨みつけて呟いた
白町 凪紗
優來 はる
優來 はる
白町 凪紗
月影 未彩
月影 未彩
白町 凪紗
星川 悠斗
星川 悠斗
月影 未彩
白町 凪紗
月影 未彩
だが悠斗の方は茶番とは思っていないようで、絢夢に斬りかかりに行ってしまった
月影 未彩
優來 はる
白町 凪紗
月影 未彩
月影 未彩
あんたもかい
凪紗は、走っていった2人を見つめながら言う
白町 凪紗
優來 はる
優來 はる
白町 凪紗
はるは未彩と悠斗にシールド魔法を、凪紗は絢夢に火炎魔法を放つ
星川 悠斗
月影 未彩
悠斗と未彩は、凪紗の放った魔法と共に絢夢へ向かい、斬り掛かる
絢夢
絢夢はシールドを貼り、他の人の動向を確認するため数メートルほど後ろに下がる
すると、菜乃羽の近くにしゃがみこんでいた未彩が消えるのを確認する
絢夢
絢夢
絢夢は振り向くと同時に拳を振るう
月影 未彩
未彩は絢夢の拳を頬に喰らい、魔法を放つ事もできずよろける
アリス・シア
アリス・シア
アリス・シア
アリスは、舞夢の浮遊魔法で絢夢の上空へ行き、そこから魔法を使って大量のつららを落としていく
絢夢
絢夢は1度避け、シールドを解除することで凪紗が放っている炎魔法と相殺しようとしたが
凪紗はシールドが解除されると同時に炎魔法を止め、絢夢の視界からは未彩が消えた
絢夢
絢夢
月影 未彩
絢夢がシールド魔法を展開しようとした瞬間、未彩が妨害魔法によって絢夢の動きを封じる
絢夢
月影 未彩
月影 未彩
未彩が魔力消費の高い妨害魔法を保ち、他のメンバーは絢夢に向かって攻撃を仕掛ける
月影 未彩
星川 悠斗
アリス・シア
優來 はる
白町 凪紗
六月 真奈
吟羽 舞夢
ドカーン!!!
吟羽 舞夢
鏡狂 悠斗
爆発の煙が引き、一同は絢夢のいた方を見る
六月 真奈
六月 真奈
真奈が指を指した先には、ボーリング玉程の大きさの黒い玉があった
アリス・シア
吟羽 舞夢
舞夢が玉に触れると、黒かった玉は輝きだし、声が聞こえてきた
六月 真奈
白町 凪紗
──とう
アリス・シア
玉からぼんやり光る白いモヤが出てきて、人型になり、それは凪紗達の見覚えのある人物を模した
六月 真奈
白町 凪紗
月影 未彩
白町 凪紗
アリス・シア
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
星川 悠斗
星川 悠斗
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
六月 真奈
六月 真奈
六月 真奈
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
虚数世界の舞夢は、それだけ言うと黒い玉と共に消えてしまった
白町 凪紗
アリス・シア
六月 真奈
月影 未彩
吟羽 舞夢
しばらく沈黙が続き、各自追悼をした
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
舞夢は祈りを捧げながら思った
だが、彼らはまだ知らない
まだ、世界を脅かす悪が潜んでいることを──
優來 はる
優來 はる