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奏太

なぁ優斗

奏太

不在着信

不在着信

奏太

不在着信

不在着信

奏太

不在着信

不在着信

奏太

不在着信

不在着信

優斗

さすがに朝から電話は無理

奏太

応答なし

応答なし

奏太

優斗おれやばい

優斗

なになに

奏太

どうしようどうしよう

優斗

なんだよいきなり

優斗

何時だと思ってんだよ

奏太

それはごめんでも助けてくれよ

奏太

なんか今男の人につけられてて

優斗

それ笑える

奏太

ほんとなんだって

奏太

まじで信じてほんとに頼むから

優斗

奏太がそこまで言うのはじめて

優斗

さすがに信じた

奏太

よかった

優斗

でも俺はどうしたらいい?

奏太

LlMEすぐ既読つけてすぐ返信してくれたらまだ怖さ吹き飛ぶかも

優斗

お、おう

優斗

てかなんでこんな朝方に外にいんだよ

奏太

なんとなく目が覚めて

奏太

腹が減っては戦ができぬだろ?

奏太

びびって優斗に連絡した流れ

奏太

だからいつも食べてる大好物の肉まん買って帰ろうとしたら後ろに誰かいて

優斗

お前肉まん食いすぎだろ昨日の昼も買ってただろ、ファミカで最近発売されたチーズ味レベチ並に美味しいだろ?

奏太

それな美味すぎる

優斗

でもOWSONの最近出たシチュー味肉まんも食べたいだろ?今度買ってやるよ

奏太

それはありがてぇ

奏太

ってちょっと待て

優斗

おっとそうだったな

奏太

今は俺の危機を助けてから肉まん語ろうぜ

奏太

なんか後ろにいる奴歩きスマホしてる
文字打ってんぞ、おいおい彼女からかな?笑

奏太

確かに雰囲気ちょっとかっこいいかも、でも遠いし、マスクと帽子とであんま分からない…

奏太

誰かと連絡取りながら誰かの後つけるって悪趣味な奴もいるもんだな

優斗

ほんとにそいつお前の後つけてんのか?

奏太

絶対俺の事つけてる

優斗

言いきれる?

奏太

ああ言いきれるよ

奏太

だって俺4回右に曲がったんだぞ

奏太

つまり一周してるってわけ

優斗

じゃあ止まってみたらどうだ

奏太

話しかけられたりしたらどうしよう

奏太

近づいてきて触ってきたりしたら

奏太

俺気絶する自信ある

優斗

そんな事しないって

優斗

撒いてみたらどうだ

奏太

そんな器用な事俺にできっかな

優斗

実はつけてなかったとかだったら時間返せよ笑

奏太

奏太

え、俺曲がったのにまっすぐ行った

奏太

俺の勘違いかも

優斗

なんだよおいおい

優斗

まだ起きるまで時間ある
じゃあおやすみ

奏太

あーまって

優斗

なんだよ

奏太

撒くために結構歩いてたから
遠い所まで来てしまった

優斗

おまえほんとばかだな笑

奏太

家に着くまで絶対寝ないでくれ頼む

奏太

てかここお前ん家の近くだわ

奏太

寄っていい?

優斗

優斗

ダメだダメだ

優斗

玄関まで行くのだるい寒い

優斗

鍵開けんのだるいし絶対来んなよ

奏太

わかったって冗談だよ

優斗

それはよかった

奏太

ひまだなぁ、てか家の近所のコンビニまでしか行く予定無かったからサンダルできたんだけど靴擦れした最悪

奏太

お前の家にピンポンはしないけどちょうど通るから、今お前の部屋の窓見てる。

奏太

お前顔出してくれよ
俺1人窓見てると寂しいんだよ笑

優斗

俺の部屋変わったって言ってなかった?

優斗

色々事情があって奥の席と交代したんだ

優斗

おかげで気分転換もできたし

優斗

最高って話した気がするんだけど

奏太

俺初めて聞いた

奏太

そうなのか

奏太

じゃあいいや

優斗

おう

奏太

奏太

おい

奏太

おいおい

奏太

なぁ頼む

奏太

返信してくれ

奏太

優斗!

奏太

不在着信

不在着信

奏太

不在着信

不在着信

奏太

不在着信

不在着信

優斗

なになに今家族と団らん中

優斗

さすがに電話できないよ

奏太

さっき跡つけてた男撒いたって言っただろ

優斗

うん言ってたな

優斗

撒いたっていうかお前の後つけてなかった説浮上してるけどな笑

奏太

奏太

いる

優斗

え?

奏太

いるんだよ

奏太

あの男が

奏太

俺のマンションの下に

優斗

奏太

俺家に帰れない

奏太

怖くてほんとに無理

奏太

吐きそうだよ

優斗

落ち着けって。服装違うのになんでその人だって思うんだよ

奏太

靴が同じなんだよ

優斗

靴なんてどれも同じだろ?

優斗

人間違えって事はないの?

奏太

さっき見た時にすっごい独特なダサい靴が目立ってた

優斗

それひどい笑

奏太

笑い事じゃなくて!

優斗

落ち着けって

奏太

落ち着いてられない

奏太

さっき妹が帰って来たんだ

奏太

その後をつけて今家の前にいるんだと思う

奏太

俺だけなら良いけど妹に近づくのは許さない

奏太

なんで俺がこんなビビってなきゃいけねぇんだよ

優斗

おい?

奏太

ちょっとまってて

奏太

俺勇気出すよ

奏太

なぁ

奏太

俺やっちゃったよ

奏太

どうかしてたかも

奏太

でもなんかスッキリしちゃった

奏太

ねぇ優斗

奏太

おーい

奏太

なにしてんの

奏太

なぁなぁ

奏太

不在着信

不在着信

奏太

不在着信

不在着信

奏太

不在着信

不在着信

奏太

なんだよー

奏太

優斗ー

奏太

おーーい

奏太

え?

奏太

まじ

奏太

え、

奏太

どういうこと

奏太

同姓同名?

奏太

ん?

奏太

は?

奏太

どうしよう

奏太

なんでお前が

奏太

俺の後ついてきてんだよ

雅子

奏太くん

雅子

優斗の母です

奏太

奏太

あ、雅子さん

雅子

突然ごめんね

奏太

いえいえ

雅子

優斗のことだけど

終わった

俺はそう思った

奏太

はい…

雅子

突然の死で辛いと思うんだけど

雅子

優斗の事で奏太くんに伝えてなかったことがあるそうで

え?気づいてないのか?

奏太

優斗から?

雅子

ええ

雅子

優斗は奏太くんを驚かせたくて

雅子

跡をつけてたらしいの

雅子

妹にも優斗から伝えてたらしくて

奏太

雅子

奏太くんもうすぐ誕生日でしょう

奏太

…はい

雅子

だから後をつけてストーカーだと思わせて

雅子

家に帰ったら家で誕生日会が開催してるっていう感じにしたかったのかな多分

雅子

奏太くんの家族に協力してもらってて

奏太

雅子

なのに誰かに殺されて

雅子

あれが最後になるなんて

雅子

優斗はあなたに喜んで欲しい

雅子

そう言って私が誕生日にあげた靴を履いて

雅子

笑顔で出ていったんだけど

この作品はいかがでしたか?

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