僕の光は君だった。🍑👓🍗

それはよく晴れた日の出来事だった。

医者たちの緊迫した声が聞こえる。

あまり良くない状況なのは確かだ。

俺は思わず呟いていた。

俺はどうしたのだろう。

横にあるモニターも機械も全て俺につながっている。

記憶を辿ってみるも、それらしきものは思い浮かばなかった。

すると部屋の外からノックがなり、可愛らしい声で

と言われた。

俺の返事を待つ前に入ってきた看護師は俺を見て驚いていた。

目を覚ましてずっと疑問に思っていた物を聞いてみる。

俺は車椅子に乗ろうと体を起こす。

驚くことに、体を少し動かしただけで俺の息は上がっていた。

看護師に支えられて何とか車椅子に乗ることができ、彼女に押され別室へ向かうこととなった。

両親のよそよそしい態度になぜか嫌な予感を覚えた。

この医師たちの曇った顔と凍りついたような雰囲気が俺の嫌な予感を助長させていた。

その後の話は何も入ってこなかった。

俺の車椅子を押して病室まで運んだ看護師も気まずそうにしていた。

高校3年生の俺は5ヶ月後に入試を控えている。

もし合格しても一年しか大学に通えないのかと未来の自分への不安と諦めを募らせる。

俺の友人たちの声が聞こえる。

俺が余命を聞いていた時にちょうど部屋へお見舞いへ来てくれていたようだ。

流石に病気のことは言えるわけないよね。

俺はずっと気になっていたことを3人に尋ねる。

4人で学校から帰っていた時の事だった

その日は中間テストの日でテストについての話題だった。

俺除く3人はいつも通りだったが、俺は少し気難しいような表情をしていたらしい。

4人は近所の公園でしばらく話すことになった。

いつも通りの会話が流れる。

その時にそれは起こった。

その場にいる全員がこれはただ事じゃないと直感的に思ったであろう。

意識があるような、ないような。

呼吸をしているような、していないようなもふの様子は明らかにおかしかった。

そして俺は病院へ運ばれていった……

3人は悲しそうな背中を見せて部屋から出ていった。

そんなことを考えてしまう。

そうやって自分に言い訳をしていないと気持ちが持たなかった。

そんな声を漏らす

結局勉強に落ち着く。

ゆあんは呂律が回っていない様子だった

もふは急いでナースコールを押した。

その後2日間が経った。

もふは肩を撫で下ろした。

そう言うと看護師はもふの病室を後にした。

そういうともふはまた手を動かし始める。

すると病室の外からけたたましい足音と自分の名前を叫ぶ声が聞こえた。