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まだ希望はあるよ海里くん!!絶対諦めないでぇぇぇ!!
朝桐 海里
朝桐 海里
そう言うと、椿の顔はボッと赤くなった。
樋口 椿
朝桐 海里
その表情に海里の胸は大きく跳ねた。
樋口 椿
朝桐 海里
朝桐 海里
朝桐 海里
にしても本当、そろそろいい加減にして欲しい。
朝桐 海里
海里はニヤつく顔を見せないように口を手で覆った。
バカみたいに期待してしまう
朝桐 海里
樋口 椿
嗚呼。わかった
女の子と手を繋いでいたことに嫉妬することも、
期待してしまうのも、
可愛いと思ってしまうのも、
一緒に居たいからという口実で合コンに誘うのも、
今、この瞬間__
抱きしめたいと思うことも
朝桐 海里
俺は椿ちゃんが好きなんだ。
朝桐 海里
期待してしまった俺は止まらない。
椿ちゃんが悪いんだから。
ダンッダンッダンッ……
樋口 椿
遠くから足音が聞こえ、どんどんと近づいてくる。
宍戸 秀星
朝桐 海里
宍戸 秀星
樋口 椿
なんで邪魔すんだよ。
朝桐 海里
宍戸 秀星
秀星は横目で海里を睨んだ。
朝桐 海里
朝桐 海里
樋口 椿
宍戸 秀星
朝桐 海里
朝桐 海里
朝桐 海里
あ。
朝桐 海里
朝桐 海里
なんで忘れてたんだろう。
椿ちゃんと秀星は「運命の番」で
必ず結ばれる"運命"なんだ。
絶対好きになっちゃいけない…って心に決めていたのに
朝桐 海里
好きになってしまった。
期待で浮かれて冷静な判断ができなくなってしまっていた。
好きになっても無駄なのに
苦しい思いをするだけなのに
報われないだけなのに
樋口 椿
椿の声でハッと我に返った。
樋口 椿
朝桐 海里
樋口 椿
何言ってんだよ俺
バカだろ、八つ当たりなんて
椿ちゃんは何も悪くないのに
勝手に期待して、勝手に好きになった俺が悪いだけなのに!!
宍戸 秀星
宍戸 秀星
朝桐 海里
朝桐 海里
宍戸 秀星
宍戸 秀星
朝桐 海里
宍戸 秀星
宍戸 秀星
朝桐 海里
"今回"も負けた
秀星に全てを奪われるんだ
きっとこの世に「第2の性」なんて無くて、2人が「運命の番」じゃなくても
2人はきっと赤い糸で結ばれている
椿が女の子でも、人じゃなくても植物だとしても
きっと秀星は椿を愛していくのだろう
そんな秀星に敵うわけもないんだ
朝桐 海里
海里はダッと走りだし、トイレから出て行った。
樋口 椿
宍戸 秀星
朝桐 海里
海里は唇をかみ締めながら走った。
消したい
もう嫌だ
辛い。苦しい
朝桐 海里
朝桐 海里
椿ちゃんが可愛い笑顔を向けてくるから
俺は___
朝桐 海里
海里は裏通りで腰を下ろし、俯いていた。
朝桐 海里
今頃、椿ちゃんと秀星は何してんのかな
……俺には関係ないけど
朝桐 海里
朝桐 海里
朝桐 海里
朝桐 海里
恋なんてもううんざりだ
何が楽しいんだ?
苦しいだけだろ、こんなの
朝桐 海里
朝桐 海里
運命だもんな__
朝桐 海里
朝桐 海里