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あゆみ
あゆみ
私はこの教室が大嫌い
あゆみ
クズども
クズども
クズども
あゆみ
こんな奴らと一緒の空間にいるなんて
吐き気がする。
あゆみ
藍斗
藍斗
あゆみ
藍斗
あゆみ
あゆみ
藍斗
あゆみ
あゆみ
あゆみ
この音楽は私を裏切らない
だから､大好きだ｡
親
親
親
この声が､嫌い
綺麗じゃない
あゆみ
あゆみ
親
あゆみ
あゆみ
私は親を部屋の外にだして
鍵をかけた｡
親
親
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
家の方に体の向きを変えようとした時
藍斗
あーあ。
変なやつに会っちゃったなあ
藍斗
藍斗が厳しい顔をしてこちらへ向かってくる｡
あゆみ
藍斗
藍斗
走り出した私をがっちりとつかまえた。
あゆみ
あゆみ
藍斗
あゆみ
友達達
あゆみ
友達達
友達達
あゆみ
あゆみ
友達達
友達達
この頃は.........
あの頃は歌も友達も好きだった｡
あゆみ
みんなの声も大好きだった｡
だけど、
あゆみ
あゆみ
藍斗
友達達
私は合唱コンクールで
はじめに1人で歌うという
大役
を任されたのだ｡
友達達
｢信じてるよ｣
軽快なピアノが流れ始める｡
大きく息を吸って
今だっ！
あゆみ
声が出ない.........？
音楽が止まる｡
目の前が真っ暗になる
そして意識を失った━━━━
あゆみ
クズども
クズども
あゆみ
クズども
藍斗
クズども
藍斗
クズども
私.........
あゆみ
クズども
クズども
クズども
あの時の【信じてる】は
そんなちっぽけなものだったんだ
あの時の声はキラキラ輝いて聴こえたのに、
私にとって｢声｣は
私を傷つける凶器でしかない。
声なんて……
大っ嫌い
あゆみ
息ができない
苦しい
辛い.........
藍斗
あゆみ
あゆみ
藍斗
思わずビクッとなる
藍斗
藍斗
藍斗
藍斗
藍斗
藍斗
あゆみ
あゆみ
藍斗
あゆみ
藍斗
藍斗
藍斗
藍斗
藍斗
藍斗
あゆみ
藍斗
あゆみ
あゆみ
あゆみ
あゆみ
藍斗
あゆみ
藍斗
あゆみ
あゆみ
クラスの人
クラスの人
藍斗
藍斗
藍斗
クラスの人
クラスの人
クラスの人
藍斗
藍斗
あゆみ
藍斗
あゆみ
藍斗
あゆみ
もうどうなってもいい！！
息を吸う。
あゆみ
1コーラス歌い終わる
……
あゆみ
あゆみ
ぱちぱち……
パチパチパチ……
あゆみ
藍斗
クラスの人
クラスの人
あゆみ
藍斗
藍斗
パチパチパチ……
ついにこの時が来てしまった。
あの時と同じ。
冒頭でのソロ……
仲間
仲間
あゆみ
いま、絆の歌を歌うよ＿＿＿
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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