杉山梅
(心読めばわかるんじゃ、、)
杉山梅
えっ、、
冴島夕
大きい声出してどうしたの?
杉山梅
いや、なんでも、、
杉山梅
(心が、、読めない、、)
杉山梅
(初めてだ、、)
冴島夕
とろあえず、あっちへ行こう
冴島夕
ここは人が多すぎる
杉山梅
うん
冴島夕
ここの公園きもちいよ
杉山梅
風がすごいくるね
高台の公園へ来た
杉山梅
それで、なんでこっちへ来たの?
冴島夕
だって、
冴島夕
梅って人嫌いでしょ
杉山梅
え、、
杉山梅
まぁ、そうだけど、、
冴島夕
だから、こっちの方が楽かなと思って、、
杉山梅
ありがとう
冴島夕
それでね、私は
冴島夕
梅を人間好きにさせてみようと思うんだ!
杉山梅
え、、、?
杉山梅
どういうこと?
冴島夕
そのまんまの意味
杉山梅
そっか、、
冴島夕
だから、これから、ここで話し合おう
冴島夕
人間について
冴島夕
私が話してあげる
杉山梅
分かった
夕は不思議なことを言うけど
どうも思わなかった
冴島夕
じゃあ、今日は綺麗事
杉山梅
そっか
俺は綺麗事が嫌いだけれど
嫌な気分にはならなかった
冴島夕
人間は、汚いところだけじゃない、綺麗なところもあるし、
弱いところもたくさんあるんだよ
弱いところもたくさんあるんだよ
ほんとに綺麗事だった
杉山梅
そうなんだ、、。
杉山梅
でも!
俺は聞き返した
杉山梅
汚いところがあるのは変わらないでしょ?
どんな返しが来るかな?
冴島夕
うん。それは変わらない
杉山梅
、、、
どんな返事をすればいいのか分からなかった
冴島夕
でも、それを含めて人間だ。
冴島夕
だから、それも好きにさせるよ
冴島夕
梅
杉山梅
楽しみにしてる
「それを含めて人間」か、、
夕の発言は頭の中に残った