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コメント
3件
ちょこちゃん……あんたは天才だったのか…。まさかこんなに上手くかけるなんておもいもしなかったよぉぉぉ……!!!!結果を楽しみにしてねえぇぇ!!
今回は
むめ&てん様主催の 『冬物語コンテスト』に応募させていただきます
恋愛要素❌
出てこないメンバーいます
プルルルルル
じゃぱぱ
なんとなくいじっていたスマホに
軽く振動が入る
誰だよこんな時間に…
夜中だぞ、夜中!!良い子は寝てなきゃいけない時間だぞ!
じゃぱぱ
ため息をつきながら通話ボタンを押す
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
電話で繋がった相手は
遠い昔に疎遠になったはずのうりだった
うり
昔よりも少し大人びた声の友人からの突然の電話
なのに、昔の彼からは考えられないほど切羽詰まっている
じゃぱぱ
うり
心配性なとこは変わってないな…w
じゃぱぱ
うり
うりの面倒臭いお説教モードが入りかけていることに気づき、慌てて話題を元に戻そうとする
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
うり
じゃぱぱ
こっわ…
シンプルに恐ろしい我が友に、思わず身震いする
武者震いというやつだろうか?
※違います
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
この時はまだ
冗談を飛ばせる理由があったのかもしれない
でもその余裕は
次の一言で,一瞬にして砕かれる
うり
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
その言葉を俺はもはや聴いていなかった
ゴトッ
床に重い音が響く
ツー、ツー、ツー
無機質な機械音も
それ以外は何も聞こえない
今言われたことが信じられなくて
全身に力が入らなくて
ただ、そこにぼうっとつったっていた
チュン、チュン
グワッグワッ!!チュンチュン!!ピーピー!
小鳥の囀り___なんてそんな可愛らしいものではなく
朝早い小鳥の大合唱によって半ば無理やり叩き起こされる
じゃぱぱ
じゃぱぱ
小さく伸びをして,床に落ちたスマホを拾う
じゃぱぱ
じゃぱぱ
普通に考えれば夢な訳はないのだが、夢だと少しでも信じたかった
ポチ、ポチ
じゃぱぱ
うり
応答なし
じゃぱぱ
じゃぱぱ
目も腫れてるし,顔も浮腫んでる
髪の毛もボサボサ、最悪のコンディションだ
…でも
じゃぱぱ
のあ
うりさんから連絡を受けてすぐ
車をかっ飛ばした。
朝にうりから電話が来ていることに気づいて
そこからは__特に覚えていない
気づけば必死で車を運転していて
人間、やっぱり焦ると思考よりも本能が働くものなのだろうか
ガチャン
のあ
白い息が視界を遮る
のあ
場所,どこでしたっけ…
慌ててスマホを起動し、マップを開く
のあ
田舎だからだろうか,接続環境が悪く
自分を示す青い点だけが、伸び縮みを繰り返して不安げに動いていた
のあ
ウン10回目のチョップをかましてようやく
スマホが動き出した
のあ
うり
病院で静かにため息をつく
やはり朝早いからか、病院も静かなもので、時計の針が打つ音しか聞こえない
ていうかあいつらおっそいな!
そろそろつくって連絡きてから30分はたったんですけど!
流石の俺もお尻が痛いぞ!?!?
なおきり
元気そうに手を振る青い人影
なおきり
うり
うり
なおきり
うり
なおきり
うり
なおきり
うり
なおきり
うり
ここまできても何も察さない友人に、懐かしさを感じつつも頭を抱えたくなる
なおきり
なおきり
うり
お前のせいだよ!!
なんのために俺が心の中で愚痴叫んでたか分かるか!
うり
うり
うり
なおきり
なおきり
うり
ここが病院じゃなかったら真っ先に手が出てるのに…
行き場を失った右手をギュッと握り込んだ
外に出たら絶対こいつを殴ってやると言う誓いを込めて___
じゃぱぱ
じゃぱぱ
一応昔は住んでいた街だ、道くらい覚えてる____
そう思ったのが間違いだった
何度道に迷い,何度同じ景色を見たことだろう
うり
なおきり
じゃぱぱ
うり
なおきり
いつもと___といってもここ数年出会っていないのでなんとも言えないが
昔の面影をそのまんま残した2人で,ちょっと安心した
じゃぱぱ
うり
なおきり
じゃぱぱ
うり
なおきり
じゃぱぱ
久々だから話すことがないのではないか、と言う心配がいらないくらい
昔のように話すことができて安心する
新幹線で必死に考えた第一声、使わなかったな…w
のあ
のあ
じゃぱぱ
うり
のあ
じゃぱぱ
のあ
なおきり
うり
じゃぱぱ
バチコーン!!!!!!
遅かった…
うりのほっぺにはバッチリ赤い跡が残っており,見てる方も痛々しい
なおきり
うり
のあ
うり
なおきり
バチコーン!
早くも2回目のビンタ音
なおきりさんのほっぺにもばっちり、真っ赤な跡が残っていた
なおきり
なおきり
のあ
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
さっきまでの賑やかな雰囲気が、一瞬で緊張したものに変わる
のあ
のあ
なおきり
なおきり
うり
うり
じゃぱぱ
消毒液の匂いが鋭く鼻を刺す
だけどその中にも
強い消毒液の匂いに負けないように、かすかに懐かしい匂いがした
のあ
のあ
私がそう叫ぶと
緩く結った水色の髪が静かに揺れる
るな
るな
るな
昔から人形のように可愛くて儚げな子だったけど
今はより一層儚く、顔色も人形のように青白くなっていた
じゃぱぱ
うり
なおきり
全員が次々に挨拶をすると、るなさんが楽しそうに言った
るな
うり
じゃぱぱ
のあ
なおきり
るな
のあ
るな
にひ、と効果音がつきそうな笑顔
じゃぱぱ
うり
のあ
のあ
その私の一言で、全員の表情が固まる
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
のあ
先ほど似た注意をしたばかりだと言うのに💢
懲りずによくもまぁ…!
顔にピキッと青筋がたちそうになるのを必死で堪える
のあ
のあ
うり
うり
るな
るな
じゃぱぱ
トンチンカンなことを喋り始めるるなさんに思わず笑みが溢れる
なおきり
じゃぱぱ
うり
のあ
じゃぱぱ
るな
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
うり
のあ
じゃぱぱ
のあ
うり
るな
るな
るな
るな
じゃぱぱ
うり
なおきり
のあ
るな
じゃぱぱ
じゃぱぱ
るな
るな
その言葉を聞いて胸が詰まる
私は"真実を知っている"から
るな
のあ
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
うり
るな
うり
るな
のあ
なおきり
るなさんの言葉で全員が一斉に外を見る
降り積もった雪は溶ける気配を見せない
るな
じゃぱぱ
のあ
るな
るな
るな
なおきり
るな
るな
るな
るな
突然のるなさんからの突拍子もない提案に、みんなが首を傾げる
まるで頭にでっかいハテナマークが浮かんでいるよう
るな
いいですよね、? と上目遣いでこちらを見上げるるなさん
昔っからこの視線にはみんな弱いんだよなぁ…w
うり
うり
うり
るな
なおきり
るな
のあ
じゃぱぱ
るな
るな
そこでるなさんは、何かを決意したように両手を握りしめた
るな
のあ
るな
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
なおきり
うり
るな
るな
のあ
じゃぱぱ
なおきり
うり
うり
のあ
なおきり
じゃぱぱ
うり
僕たちに気づいたのか,窓辺でひらひらと手を振るるながいた
のあ
るな
じゃぱぱ
るな
のあ
苦しそうに突然咽せ出したるなに駆け寄ろうと、慌てて走り出す
るな
それに気づいたのだろうか,るなさんは慌てて笑顔を作って首を横に振った
大丈夫,という意味なのだろうか
うり
のあ
なおきり
のあ
うり
なおきり
うりりんから連絡をもらったのは昨日の夜中のことだった
たまたま帰省していた彼は,両親からるなのことを聞いて慌てて僕たちに連絡をしたらしい
うり
うり
るなとうりりんについて思い出すのはそれほど難しいことではなかった
だけど起こったことを理解して、飲み込むことにはもっとずっと時間がかかった
現に今でも信じられないでいる
病院に着いた時は少し安心した
るなさんは顔色こそ悪いものの,昔のように元気に喋っていたから
でもやっぱり、無理をしていたのは間違いないみたいだ
今も窓の向こうで苦しそうに胸を押さえている
のあ
のあ
なおきり
パシュッ
頬に衝撃が走る
のあ
うり
2人が頬に手をやるのをみて、自分も頬にそっと手を置く
雪ってもっと…やわらかい、ふわふわなイメージだったんですけど…w
ヒリヒリする痛みを抑えながら投げた張本人に目をやると
張本人____じゃぱぱさんが雪玉片手にこちらをビシッと指さしていた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
そこまでいうとじゃぱぱさんは大きくため息をついた
白い空気が視界を霞む
じゃぱぱ
じゃぱぱ
言われたとおりに目を向けると,眉をハの字にして困ったような顔をしているるなさんがいた
うり
徐に雪をかき集め始めるうり
うり
パシュッ
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
なおきり
のあ
のあ
なおきり
のあ
のあ
なおきり
のあ
ニヤッと笑って後ろに隠していた手を出し始めるのあちゃんに、思わず嫌な予感が走る
のあ
パシュッ
なおきり
うり
じゃぱぱ
うり
なおきり
パシュッパシュッ
うり
じゃぱぱ
のあ
のあ
うり
じゃぱぱ
なおきり
パシュ、パシュと耳に届く音が心地良い
ちらりと見た窓から、楽しそうにこちらを見ているるなちゃんと目が合う
すぐに視線を戻して,足元の雪を掬った
ひとしきり雪を投げて、地面に寝っ転がる
先ほどまで冷たいと思っていた雪が今はひどく気持ち良い
なおきり
のあ
うり
じゃぱぱ
うり
のあ
なおきり
うり
急に長く沈黙が続く
ただ、沈黙の原因となる等の本人は何が何だか全くわかっていない様子で困惑している
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
のあ
なおきり
うり
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
これでなお兄も気づいたのだろうか
表情が先ほどよりも暗くなっているのを感じる
冗談のつもり,だったんだけど
やっぱ笑えないか、w
うり
うり
のあ
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
うり
のあ
うり
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
のあ
じゃぱぱ
うり
なおきり
うり
のあ
うり
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
カララララ
涼やかな音が静かに広がり、暖かい空気がふわりとほおを撫でる
るな
のあ
じゃぱぱ
るな
るな
るな
う"、と全員が言葉に詰まる
みんなるなのこの顔に弱いんだよな…w
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
るな
のあ
のあ
なおきり
るな
のあ
うり
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
のあ
るな
じゃぱぱ
全員から一気に攻め立てられ、おそるおそる床に手を触れる
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
残るは…とじゃぱくんが視線を滑らせる
そして全員の視線が集中すると
うり
うり
じゃぱぱ
頭をくしゃくしゃ撫で回すじゃぱくん
うり
じゃぱぱ
るな
のあ
そう返事をして私は真っ白な雪に手を伸ばした
るな
明るい声でみんなを労う
窓の外には歪な巨大雪だるまが一体
じゃぱぱ
うり
うり
のあ
なおきり
なおきり
るな
るな
じゃぱぱ
なおきり
うり
のあ
なおきり
じゃぱぱ
ふっ、と急に目を細めて窓を撫でる
みんなの指、真っ赤…
るなのために…
るな
胸に鋭い痛みと不快感が走る
るな
みんなに気づかれないように軽く息を吐き出して、軽く胸を抑えた
いつまで、持つかなぁ、
そう考えて、静かに首を振る
分かってる
もうるなは永く生きてられないんだってこと
みんなその話に触れないし、
お医者さんだって『がんばりましょう』って言うだけで、教えてくれやしない
けど、るなだってバカじゃない
自分の体の状態なんて、なんとなく分かってる
わちゃわちゃと騒ぐみんなを見て、くっ、と目を細める
だから、みんなに会いたかったんだよなぁ、
うりさんがこっちに戻ってきてるって聞いて
思わずお母さんに無理を言って、連絡をとってもらった
もしかしたら、忘れてるかもしれない
覚えてても、どうでもいいって言うかもしれない
でも、うりさんはそんなことはなかった
他のみんなに連絡をとってくれた
みんな、忘れてなかった
るなのために集まってくれた
それが嬉しくて、ついついちょーしにのって
したお願いも、みんなは頑張って応えようとしてくれた
じゃぱぱ
うり
2人の元気な声に、唐突に現実に引き戻される
るな
るな
なおきり
るな
のあ
じゃぱぱ
うり
るな
るな
じゃぱぱ
うり
息ぴったりな2人に、思わずクスクス笑ってしまう
すると2人はこっちを見て、恥ずかしそうに笑った
のあ
なおきり
じゃぱぱ
うり
るな
のあ
るな
なおきり
るな
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
うり
のあ
なおきり
るな
3人が部屋を出て行って、騒がしかった室内が一気に静かになる
盛り上がっていた熱気もすっかり冷めて、冷たい空気が肌を掠める
るな
るな
いけないいけない
こんな未練たらたらで良いわけがないよね、
もう決めたことだもん、
覚悟だってできてる、
るな
3人の笑顔と
あの一瞬の悲しそうな顔が脳裏を霞む
るな
るな
窓をカララララ、と音をさせて開ける
そして雪だるまにそっと触れた
冷た…、ッ
るな
るな
るな
るな
喉の奥を空気が通る音がする
口を軽く拭うと、赤いものが手についた
この世に未練なんてない
後悔だってない
死ぬのだって怖くない
怖くないもん、
…怖くなんて、
るな
るな
るな
嫌だなぁ
もう泣かないって
決めてたのに
るな
やるべきこと、やんなきゃ、
静かに拳を握った
風に吹かれた桜がはらりと落ちた
じゃぱぱ
お墓の上に積もった桜を払い落とす
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
のあ
うり
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
答える人は誰もいない
じゃぱぱ
じゃぱぱ
そう言って静かにお墓を撫でる
ブワッ
のあ
はらりはらりと雪のように舞う桜を見ては思い出される
あの日のこと
じゃぱぱ
じゃぱぱ
そこまで言って、ふと発言を止める
先についたはずの3人の異様な空気感
じゃぱぱ
なおきり
いつもは声の大きいなお兄も、今は声に力がない
のあ
不吉な予感が湧き上がる
まさか、と思いながら必死で気持ちを隠して聞く
だって昨日まであんなに元気だったんだ、
そんな、そんなはず、
のあ
のあ
じゃぱぱ
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
なおきり
じゃぱぱ
思わず俺は走り出していた
ただ無心で、後先のことなんて考えちゃいない
うり
のあ
2人の呼ぶ声が遠くに聞こえる
なおきり
なおきり
うり
のあ
スパーン!
ドアを勢いよく開ける音が耳に響く
じゃぱぱ
視線の先には、白い布が被せられた水色髪の少女
シヴァ医師
シヴァ医師
シヴァ医師
医者の言葉の通り
やれ点滴だの薬だので部屋は散らばり
置かれた手拭いや布団には赤いシミがついている
ひどい、
昨日はこんなことなかったのに、
なんで気づかなかったんだ、ッ
シヴァ医師
じゃぱぱ
うり
うり
のあ
なおきり
シヴァ医師
うり
シヴァ医師
シヴァ医師
うり
うり
シヴァ医師
シヴァ医師
のあ
のあ
シヴァ医師
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
シヴァ医師
医者ははぁ、と小さくため息をついて
シヴァ医師
シヴァ医師
シヴァ医師
と、そう言ってお茶目に笑った
パタン、
じゃぱぱ
うり
のあ
のあ
なおきり
そういってなお兄はるなの顔の布をとった
真っ白な顔で目を瞑っていて、ほんの少し微笑んでいる
うり
うり
のあ
のあ
のあ
じゃぱぱ
シャーッ
カーテンを開けると、その隙間からほんのり朝日が入ってくる
じゃぱぱ
うり
のあ
なおきり
カーテンを広げた外の光景に、思わず全員が間の抜けた声を出した
窓の外には、自分たちで作った大きい雪だるまが一体と
加えて、ほんのり赤色が混じった雪だるまが4体加わっていた
うり
うり
のあ
のあ
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
小さな三つの雪だるまには
点々と赤い跡
じゃぱぱ
のあ
うり
うり
そのうりの言葉通り、朝日に照らされて少しずつ雪だるまが溶けていく
頭の半分が溶けた時
じゃぱぱ
雪だるまの中から封筒が出てきた
じゃぱぱ
なおきり
うり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
出てきたのは薄い水色の紙
さらに静かに目を落とす
みんなへ みんなと過ごした時間はまるで宝物みたいだったよ! ん〜、でもやっぱりみんなの笑顔が一番大好きで印象に残ってる!笑 なんどもるなのお願い聞いてくれて、ありがとう! だからるなは安心して逝くことができるんだ、 いつまでも忘れないでね、るなもみんなを忘れないから。 すごく楽しかった、みんなと一緒にお話ししたり遊んだりすること きょうも明日も、ずっとずっとみんなを応援してるよ〜! るなより
手紙はほんのり濡れていた。
これは雪なのか、るなの涙なのか
じゃぱぱ
のあ
うり
なおきり
読み終わった後の紙には、ぽたりぽたりと雫が落ちて
しっとりと濡れていく
それは一体誰の涙なのだろうか
じゃぱぱ
うり
うり
のあ
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
のあ
うり
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
うり
のあ
なおきり
じゃぱぱ
のあ
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
うり
うり
じゃぱぱ
なおきり
うり
ドッ、とお墓が笑いに包まれる
じゃぱぱ
全員が一斉に手を振ってお墓を後にした
チュンチュン、ピーピー!
賑やかな4人組がいなくなり、お墓は静けさに包まれる
ブワァ!
強い風が吹いて、桜が勢いよく舞う
5枚の花びらを持つ桜が、静かに地面に降り立った