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星様あなたは神さまですか?
小説を超えて星ちゃんが好きなワイ
推し様?貴方は 神様ですか?
こっそり席に座り、 先生にバレないよう教室に入る。
音楽の先生は、 どうやら僕達の担任の先生らしく、 何かを必死に話している最中だった。
まわりの声が騒がしくて聞こえづらい中、 僕は耳を澄ませた。
担任の先生
JUNGKOOK
担任の先生
担任の先生
JUNGKOOK
先生はずいぶん困ったようにみんなに聞いているのに、 誰も聞く耳を持っていない様子。
困り果てたようにため息をついている先生がなんだかかわいそうで、 僕は恐る恐る手を挙げた。
なぜか、 一瞬にして静まる教室。
みんなの視線が僕に集まり、 思わず身を縮ませた。
JUNGKOOK
JUNGKOOK
JUNGKOOK
昔、 ピアノをしていたことがある。
住んでいたマンションにピアノルームという場所があって、 そこにグランドピアノが置いてあったんだ。
テヒョニヒョンとよく遊んだ、 思い出の場所。
家にいるのが辛い時、 2人で抜け出して楽しい音楽を奏でていた。
担任の先生
担任の先生
JUNGKOOK
部活に入る予定もないし、 短い期間なら問題ない。
それに、 困っている人がいたら助けてあげなさいって、 小さい頃からおばあちゃんに言われていたから。
SUGA
JUNGKOOK
J-HOPE
隣で驚いてる2人に、 ニコッと笑ってみせる。
室内はザワつき、 何人かのクラスメートが僕に近づいてくる。
女子生徒
女子生徒
男子生徒
男子生徒
JUNGKOOK
急にそんなことを言われ慌てふためくと、 みんなが力強くウンウンと頷く。
なんだか僕が弾くみたいな雰囲気ができあがっていて、 しぶしぶピアノのイスに座った。
JUNGKOOK
JUNGKOOK
JUNGKOOK
いろいろと心配しながらも、 指先を鍵盤(けんばん)に添え、 ふぅ……と一息。
クラス中の視線が集まる中、 僕は指を第一音に揃えた。
そして、 僕は演奏を始めた。
JUNGKOOK
指先が勝手に動く感覚で、 自然と笑みが浮かぶ。
僕に集まる視線も、 心なしか柔らかくなった気がした。
男子生徒
男子生徒
女子生徒
女子生徒
男子生徒
曲が止まったと同時に、 一斉にほめられて、 ほっと胸をなでおろす。
男子生徒
JUNGKOOK
テヒョニヒョンが好きだって言ってくれた曲。
教室は、 さっきと違う騒がしさに包まれる。
先ほどまでは傍観していた先生が僕のもとへ来て にっこり笑った。
担任の先生
担任の先生
JUNGKOOK
JUNGKOOK
そう言って、 ほほ笑み返すと、 目を見開いて固まる先生。
担任の先生
さらに、 感極まったような声で名前を呼ばれ、 少し不思議に思った。
JUNGKOOK
担任の先生
担任の先生
JUNGKOOK
JUNGKOOK
JUNGKOOK
先生の様子の異変に気づいたけど、 男同志だし、別に何も無いと思い、
この時の僕はとくに気の留めず、 自分の席についた。
限りなく切ない恋
【ユンギside】
SHRが終わり、 ぞろぞろ帰っていく生徒たち。
ホソクとグクも、 帰る準備をして立ち上がった。
J-HOPE
上機嫌なホソクに、 グクがうんっと首を縦に降る。
昨日できた、 えらくかっこよくて可愛い友達。
第一印象は、 正直高飛車で性格悪そう、 だった。
だって、 それは"きれい"がつくほどカッコイイから。
それに、 きれいな顔してるやつって、 大抵性格悪いじゃん。
でも、 グクは全く違った。
自分の容姿なんて気にも留めず、 頭がいいことも自分がかっこいいことも鼻にかけたりしない。
これだけたくさんの才能を持ちながら、 それを鼻にかけたりしないんだ。
そんなやつが、 この世にどれだけいるだろうか。
昨日出会ったばかりだというのに、 俺は相当グクを気に入っていた。
そう……。
グクの恋路に首を突っ込みたいと思うくらいには。
SUGA
2人にそう言えば、 不思議そうな表情をされる。
J-HOPE
SUGA
J-HOPE
どうしても俺と帰りたいのか、 ホソクが言葉を続けた。
SUGA
でも今日は、 そういうわけにはいかない。
SUGA
そう言えば、 2人は何か勘づいたように顔を見合わせ、 不気味に笑う。
J-HOPE
JUNGKOOK
JUNGKOOK
SUGA
慌てて教室を出ていった2人に、 クスッと笑う。
SUGA
どうせ、 ナムジュンに会いに行くとでも思ったんだろう。
まあ、でも、 嘘はついてないからな。
ちょっと、 2人きりで話したい人がいるだけ。
_______
SUGA
扉を3回ノックし、 ドアを開ける。
V
入ってきた俺を見て不思議そうな顔をしたのは、 生徒会長のテヒョン。
SUGA
V
V
SUGA
勝手に勘違いして、 そう話すテヒョン。
V
と、 疑うような目で見つめるテヒョンは、 みるからに忙しそう。
SUGA
SUGA
SUGA
SUGA
V
SUGA
またしてもテヒョンに発言権は与えず、 率直に聞く。
一瞬ひどく動揺した表情を浮かべたテヒョンだったけど、 すぐに冷静に装い俺から目をそらした。
V
SUGA
でも、 俺はテヒョンの本心を知る必要があった。
__グクのために。
SUGA
SUGA
テヒョンは、 いい意味でも悪い意味でも他人に興味をを示さないし、 深入りしない。
そのくせ、 昨日みんなで帰った時、 グクに対しての態度がおかしかった。
あからさまにグクに対して嫌そうな顔をしながらも、 隙ある事にグクに近づこうとするジミンを監視していたり、
グクとテヒョンだけ道が分かれた時も、 動揺を隠しきれていなかった。
こんなテヒョン、 誰も見たことがなかったんだ。
どれだけ嫌われている人に対しても、 笑顔を絶やさず流せるテヒョンが、 何を動揺してるのか。
……きっと、 グクとテヒョンは何かある。
そして、 今日の保健室の事件とグクの話。
絶対に何かある。
SUGA
V
SUGA
俺の言葉に、 焦ってるのがわかる。
ポーカーフェイスのテヒョンが、 こんなに動揺することあるか…?
V
SUGA
ビクッと、 あからさまに反応したテヒョン。
SUGA
V
SUGA
SUGA
V
V
SUGA
V
SUGA
SUGA
SUGA
SUGA
SUGA
V
どうやら俺の考えは合ってたらしい。
テヒョンの反応が、 それを証明したんだ。
グクは、 テヒョンに嫌われてるって言ってたけどそれは違う。
まったく違う。
むしろ、 真逆なくらい。
SUGA
SUGA
SUGA
昔から、 とくに何をされても怒らないテヒョンが唯一譲らなかったこと。
自分の名前を、 テヒョニヒョンって呼ばれるを嫌がる。
俺やホソクはもちろん、 ジミンやナムジュンに対しても、 かたくなに拒んでた。
SUGA
V
SUGA
V
なんで呼んじゃいけないのか。
それが今まで不思議だったけど、 今日、やっとわかった。
SUGA
SUGA
V
V
V
SUGA
俺が今話してるのは、 本当にあのテヒョンなんだろうかって疑うくらい。
それくらい、 今のテヒョンには、 冷静さの欠片も見当たらない。
SUGA
いつまでたっても認めないテヒョンに、 そろそろトドメを刺そう。
SUGA
SUGA
V
SUGA
グクが、 テヒョンと幼なじみだと聞いた時、 すべての辻褄が合った。
今までテヒョンに感じていた疑問がすべて解けたような気がした。
どうやらテヒョンも、 このことについて反論する気はないらしい。
下を向き、 肩を落としたテヒョン。
俺はその体に向かって、 一番聞きたかったことを聞いた。
SUGA
何も、 返事は帰ってこない。
SUGA
反応すら、示さない。
SUGA
V
SUGA
完全に動かなくなったテヒョンに、 追い詰めるようにそう言えば、 急に冷静さを取り戻し、 いつものテヒョンに戻る。
平然そうな顔で、 俺の目も見ずにカタカタとキーボードを叩きながら発言する。
V
V
SUGA
SUGA
二人の間に何があったのかは分からないけど、 一つだけ、 確かなことがある。
この2人は……確実に両思いのはずだ。
しかも、相当。
お互いしかいないってくらい、 思いあってるはず。
それなのに、 そこには何か大きな壁がある。
それがテヒョンの身動きを封じてる。
その壁は何かわからないけど、 俺は2人に、結ばれて欲しいと思うんだ。
今日グクの涙を見て、 テヒョンへの想いが痛いほど伝わってきたから。
大切な友達には、 幸せになって欲しい。
SUGA
脅しのような発言を、 仕方なく選択する。
だってこうでもしないと、 テヒョンは誤魔化してばっかだから。
……でも、 これは予想以上に効いたようだった。
テヒョンの顔色が、 一変した。
まるで、 この世の終わりみたいな表情。
SUGA
思わず、 心配になって名前を呼ぶ。
SUGA
明日投稿とか言っときながら、 投稿しなかった星ちゃんです… :( ;´‐`;):
たくさんのコメントと、 たくさんのハートを押してくださって嬉しい星ちゃんです… :( ;´‐`;):
コメントをしてくれてる人が大好きでしかたない星ちゃんです! ( ˙꒳˙ )キリッ