私は、1年後この国の皇子と結婚する。
でも嫁ぐ事は私の意思じゃなかった。
お金にしか目がない親が莫大な富を手に入れる為、私を嫁がせたのだ。
好きでもない人と結婚するなんて
私には苦でしかない事だった。
そんな時、出会ったのが
薄暗く誰も寄り付かないような古い牢獄に閉じ込められた
それでも妖しく輝く貴方だった。
彼と出会ったのは、結婚のプレッシャーをかけてくる親から逃げた末に入ったのがきっかけだった。
牢獄の中は光さえ差し込まない暗闇で
あなた
そこは蜘蛛の巣などが張っていて、気味が悪かった。
小さなライトを手に、奥へと進んでいくと大きな扉があって
よく見ると、扉の取っ手部分には南京錠が付けられていた。
南京錠が開けられるはずもなく、諦めて帰ろうとした時
中から物音が聞こえた。
あなた
耳をすますと、何かを叩くような音が聞こえる。
あなた
呼びかけてみると、人の声が返ってきたような気がした。
あなた
慌てて鍵を探すと、少し高い所に鍵はぶら下がっていたので
軽くジャンプをして鍵を取り、急いで鍵を開ける。
扉を思い切り開けた瞬間、私は息を呑んだ。
ホソク
あなた
そこに居たのは、人の死体の横に寝そべる狼と人間が混ざったような人だった。
あなた
ホソク
ホソク
あなた
ホソク
横にあった死体の腕を引きちぎり、咀嚼し始める彼。
あまりの衝撃に、声が出なかった。
ホソク
あなた
ホソク
あなた
ホソク
あなた
あなた
ホソク
ホソク
あなた
あなた
ホソク
あなた
ホソク
血で汚れた口元を拭い、じっと私を見つめた。
ホソク
あなた
ホソク
ホソク
あなた
ホソク
ホソク
ホソク
ホソク
あなた
ホソク
ホソク
あなた
ホソク
ホソク
今度は足をもぎ、飛び散った血をうっとり眺める彼に
少し鳥肌が立った。
ホソク
あなた
ホソク
彼の笑顔が怖すぎて、走って牢獄を出た。
外は暗くなっていて、急いで家に戻る。
あなた
玄関を開けると、何故か家が騒がしかった。
あなた
中を覗こうとすると、後ろから抱きしめられた。
あなた
ナムジュン
あなた
薄ら笑いで私の手にキスをし、こう言った。
ナムジュン
コメント
25件
ホソクなら結婚しようか、ね?〇〇ちゃんんんんん???
くさずぅ!(* ̄ii ̄)
どちらと結婚しても最高(