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if

…え?おっも…

naiko

ん?何が?

if

これ

といって誰かが撮ったような写真を指差す

naiko

…うーん…軽いよ…?

if

そうなん?俺には象6体分の重さな気がしたんやけど…

naiko

いや、重すぎw

if

ほんとうなんやけどなぁ…

if

ていうか、写真とかもってるんだな、意外…

naiko

意外かなぁ…?

naiko

他には、これとか、これとか、これもあるよ!!

次々にファイルのようなものから写真がとりだされてくる。

if

多いなぁ~w

naiko

でしょ?w

if

これは…ライブハウスで撮った写真…?

騒がしい背景を後ろに6人の男性達 が映っていた。 その中には俺らしき人物も見受けられた。

naiko

あ~これ?そうみたいね~!!

if

この人たちって誰なん?

if

前あった人と似ているような気もするんやけど…

~病室~

if

パチッ…

hotoke

...!? いふくん…? みんなぁぁぁぁぁあいふくんが起きたぁぁぁあ

と、鼓膜が破れてしまう程の声量で叫んだ

hotoke

ほんとに、起きたぁ…!!めっっっっちゃ心配したんだから!!

と、涙を浮かべている

hotoke

いふくん…?

if

数秒間の沈黙が流れる

肩をトントンと叩かれる

if

…?なんですか?

hotoke

…目瞑っててね…絶対だよ!!

if

わかりました…?

と言われた通りに目を瞑った

一瞬、唇あたりに温かみを感じた。

hotoke

ふふっ…ありがと…

水色髪の男性の頬は少し照っていた でも どこか寂しい感じがする

しばらくすると、叫び声を聞きつけたのか、4人くらいの男性達が慌ただしく入ってきた

naiko

まろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!

riura

え!?まろ目覚ましたの!?

sho

まろちゃあああん!!

aniki yusuke

まろ~!!大丈夫かぁぁぁあ…

と、次々の話し出す。

if

……?

riura

なんで、あんなことしちゃったの…もう、まじで心配したんだからぁ…

naiko

本当だよぉ…まじ心配した

aniki yusuke

まろが退院したらハンバーグでもなんでも作ってやるで!!

hotoke

え!?!?マジ!?!?やったぁぁぁぁあ

sho

あにきのハンバーグめっちゃおいしいからなぁ!!まろちゃんの好物やし!!

if

…??

riura

まろはハンバーグでいいよね?

if

riura

おーい!!

hotoke

いふくん…

わからない

なんにもわからない

なんでここにいるのか、この人たちは誰なのか、ここはどこなのか、 そして、 自分は誰なのか

if

あの…人違いじゃありませんか…?

naiko

いやいやいや、そんなことないとおもうけど…

sho

窓から落ちて入院したのまろちゃんくらいしかいないからなw

hotoke

ッ……

if

いや、えっと…まろってだれ…?

riura

…え?、ええええええええええ!?

sho

えええええええええええええ!?

hotoke

うぇえええええええええええええ!?!?

aniki yusuke

子供組そろってうるさいねんww…でも名前覚えとらんって本当なん?

if

うん……

naiko

じゃあさ!あにきと子供組で医師の先生に伝えてきて!

aniki yusuke

おん、わかった~!

sho

うぃぃぃぃ

hotoke

あッ僕は… 

naiko

ほらほら、遠慮しないで行っておいでw

バタン

さらに、ピンク髪の男性はカチャリと鍵を閉めた。

二人だけの密室

二人の呼吸音と雨の音が共鳴しあっている。

naiko

ねーね…まろ?

if

…?俺のこと…?

naiko

そうそう!

naiko

それでね!まろって今何も覚えてないんだよね?

if

うん…ほぼほぼ…

naiko

…!あのね!俺たちってまろが記憶なくす前から

付き合っていたんだ

if

…は…?

naiko

…ッこういうことだってしてたよ!

チュ

if

はっ……?///

次に、ピンク髪の男性が俺の服をめがけて手を伸ばしていた もうすぐで届くというところで

なーいちゃーん!医師さんよんできたよぉぉ!!

あわてて鍵をあけた そのひとは「チェッ」と舌打ちをしていた。

if

……///

俺の頬は赤く染まったままだった

sho

ただいまぁぁぁぁぁぁあ!

hotoke

医師さん

riura

よんできたよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお

aniki yusuke

団結力すごいなぁw

医師さん

こんにちは。事情は聴いております。早速ですがいふさんについて調べさせてもらってよろしいでしょうか?

naiko

はい…!

医師さん

かしこまりました。ではいふさん、私についてきてください。

if

……あっ……はい

そのまま医師についていった。

なんやかんや、退院した でも、まだ検査は続いている。

なので、検査が終わるまでピンク髪の男性の家に泊めてもらうことになった

写真をながめている。

if

……ほ……

あれ、おかしい、言いたいことがでてこない

naiko

?どうしたの?「ほ」?

if

え…いや、なんも…

naiko

…ならいいんだけど、

naiko

naiko

まろは本当に何も、覚えてないんだよね?

if

おん…

naiko

…ならいいや、

たくさんの写真が机にばら撒かれている

if

いろんな写真の重さを確かめた

if

どれも、動物の体重×6といった重さ

if

if

……ッ!?

しかし、そのなかに周りとは比べ物にならないくらいおもいものがあった

if

この写真って…なに、?

naiko

あーこの写真?…まろとー…、ほと…いや、いむの写真!

なんか言うのに躊躇ってるような…?

if

病室にいた人とツーショットとってたんやなー

if

水色の子もかわええw

naiko

ッ…そっそうだね…

if

……あれ、

水色の子とのツーショットはあるのに、ピンク髪の人のツーショットがない… 付き合っていたら ふつうは一枚くらいっとると思うんやけど… 俺の思い込みかなぁ…?

naiko

どうしたの?

if

いや、なんも、

うん、きっと思い込みだ

naiko

そういえば今日って検査ある日だよね?

if

あっっっっそうやった!!!!

気が付けば、時計の針は家をでる5分前を指していた

naiko

送っていこうか?

if

大丈夫!

ここの家は病院から徒歩10~15分くらいあればつく病院だ

俺はソッコーで支度を終わらせ、家をでた。

naiko

if

急げ~…!!

タッタッタ…

if

ふぅ…なんとか、ついた…

医師さん

いふさん、こんにちは、こちらに来てください

俺は個室へと誘導された

if

それで…結果はどうだったんですか?

医師さん

…残念ですが、いふさんは

「記憶失消」です。

if

…そうですか、

医師さん

まさか偶然、窓から落ちるなんて…

if

なんででしょうか…

if

自分にもよくわかりません…

医師さん

…そうですか、

医師さん

いふさんは思い出したいですか?

if

え?

医師さん

記憶を

if

えっあ、はい、まぁ…

医師さん

そうですか、でしたら

医師さん

入ってきていいですよほとけさん

ガラガラガラと扉があいた

hotoke

いふくん…!

if

あッ前の…

hotoke

そうッ前の!

hotoke

僕と思い出話をしよう!

ここから二人でだけの思い出話がはじまった

if

その前に、名前…

hotoke

あっそっか…僕は、ほとけだよ!!

if

よろしく、ほとけ!

hotoke

…!うん!!

hotoke

僕たちはないちゃんをリーダーにりうちゃん、僕、初兎ちゃん、いふくん、あにき、の6人でいれいすっていう歌い手グループをやってたんだ!

hotoke

みんなで色んなところにいって~…

hotoke

このストラップとかは、旅行行ったときにいふくんとおそろいでかった!

if

なるほど…さわってみてええ?

hotoke

うん、いいよ!

これもかなり重かった

if

おぉ…おっも、

hotoke

そんなに重いかなぁ?

hotoke

それとも、いふくんにはこのストラップに愛が沢山つまってるって感じるのかな?なんかうれしい…///

if

いや…勝手に話を進めんな…w

hotoke

ごめーん

if

思ってないだろ

hotoke

もちろん!

if

はぁ…

あれ、なんで抵抗もなく話せてるんだろ

if

そういえば、俺とピンク髪の人は付き合っていたらしい…

hotoke

ッ……

ほとけの顔色が曇る、何かをブツブツと呟いていた。

俺はというと、突然の出来事に驚きつつも、やばいこと言った?と一人反省会を開いていた。

if

大丈夫…?

hotoke

あっうん!大丈夫!

急に顔が明るくなる。無理してるな、こりゃ

if

無理せんでええで?

hotoke

いやいや、無理なんてしてない!

if

どう考えてもしてるだろ

こんなしょーもない争いをしていると。突然扉がガラガラを音を立てて開いた そこには、ピンクの髪の男性が仁王立ちで立っていた。 俺たちを見るなり絶句した

最悪だ…

naiko

は…?まろ…?

hotoke

ないちゃん…

naiko

え…なんで、なんでよ!!

hotoke

おちついて!ないちゃん!

naiko

まろは、ほとっけっちじゃなくて俺と付き合ってるの!

if

……

hotoke

それは………違う
じゃん…

naiko

なにが違うの…!

hotoke

全部だよ、全部!

naiko

は?なんで…!!

hotoke

いふくんは、誰とも付き合ってなかったじゃん!

naiko

ッ…俺と付き合ってた!!

if

……えぁ、

そんなことない!!

そんなことあるって!!

ない!!

ある!!

if

あぁ…

naiko

じゃあまろに聞いてみようよ

hotoke

え…?

naiko

びびってんの?w

hotoke

びびってないし!!

naiko

じゃあまろは

ほとけと俺、どっちを選ぶ?

if

え…あ…、

hotoke

……

if

まだ……わから、ない。

naiko

え?

if

まだ、みんなのこと全部知れてないからわからない、

hotoke

……!

naiko

ッ……そっか、

hotoke

if

naiko

気まずい空気が流れた

naiko

…まろ、帰ろ?

if

え?

ちらっとほとけの方を見る ほとけは「いいよ」と目線で伝えてくれた

if

あっうん…

naiko

ねぇ…まろ

if

なに?

naiko

もう、あそこに行かないで…

if

え……なんで?メンバーやないの?ほとけって言うやつ

naiko

そうだけど……嫉妬しちゃうっていうか…

if

そう……わかった、

if

考えとく、

そして、二階へといき

バタンっと適当な部屋に閉じこもった

そこにあるベッドにバーンと寝っ転がった

みんなについていけない

関係性なんてわからない

「いふの中身」も

みんな、楽しそうに話している、俺は会話についていけない

どうせ独りだけが取り残される

考えれば考えるほど心のもやもやは大きくなる

if

……

if

いれいす、いふみん、

if

りうら、ほとけ、初兎、ないこ、ゆうすけ……

知っている言葉をできるだけ頭から絞り出した

言葉を知っているだけで中身は空っぽ、

なのに その言葉を言うたびに何か心にずっしりと重いものがのしかかる

その重さの真実を知りたくてたまらない そして、その言葉の意味を思いだせない自分が情けなくて仕方ない

いつの間にかグスっと音を立てて泣いていた それと同時にわかってしまった

if

あーあ…なんで、なんでこんなにも大事になものがあるのに…

if

なんで俺は…

自殺なんかしたんだろう

さっき口にした数々の言葉。 今の俺からしたら何も思い出などない でも、過去の自分にはひとつひとつ大切な何かがギューっと詰め込まれているのが感覚で伝わってくる。

過去の自分は今の自分に化けれない。 みんなが話しているときどう入って、どう接してあげればよいのか 何もわからない。結局黙ったままだ。 記憶のない“おまけ”つきのぼくはどうすればいいんだろう。 ひたすら考える。 ドアをノックする音もわすれ、 ひたすら、 ひたすら考えた。

自分が消えてしまえばいいなども頭をよぎった。が、もうメンバーには心配をかけたくない。と過去の自分が叫んでいるからやめた。 そして結局「聞いてみる」ことにした。 さっそく、携帯をてにしメンバー5人にラインを送ってみた。 ないこには、直接聞けばいいだろうと思いラインをおくらなかった。

ラインを送ってから数分が立つとピロンッとスマホが揺れた。 みんな「わからない」や「知らない」などの一点張りだった。

if

まぁ…そりゃな…

if

…あーあ、もうめんどくさいし、寝よ…

濡れた瞼をゆっくり閉じた。

naiko

まろー?

コンコンッ

naiko

むぅ……

何度も呼びかけたり、ノックをしたりを繰り返したが返事はない 正直待ちくたびれた

さっきのことを謝りたくてたまらない

naiko

もう!はいるからね!

ガチャッ

まろがいる部屋の戸をあけた。

そこにいたまろは、 あまりにも残酷な姿だった 涙をポロポロ流し、 うなされていた。 体は亡骸のようにピクリとも動かない

まろの頭をなでようと、手を出した。 その手は震えていた。 同時に「そっか…俺はどう足掻いても救えないんだ」と声が漏れた。

naiko

まろ…本当にごめん…

naiko

俺のせいでまろのこと、もっと苦しめてたかもしれない…

naiko

本当、リーダー失格だね…

服をギュッとつかみ、下唇を噛む。

まろが寝ているベットの右側にかがみこみ うなされているまろの姿を眺めることしかできなかった

if

んぅ…?

目が覚めた、なぜか寝る前より布団が濡れているような気がする

おなかが「ぐ~」となった。 もう昼時はとっくに過ぎていた

if

起きよ…

体を起こし、ベットから降りる

if

……おはよぉ…

二階の階段を下る

おはよー!

といったのはないこ…ではなく ほとけだった

hotoke

いふくん!おはよ!

if

…うん…?

hotoke

どーしたの?なんか暗くない?

if

いや…え?なんでほとけがここにおるん?

hotoke

あー-…いまないちゃんが家開けないといけない用事ができたから代理して!っていわれたから…

if

なるほど…

hotoke

てか、いふくん絶対おなかすいてるでしょ!

if

すいてない…!

ぐ~

if

あ…

最悪なタイミングでお腹が鳴る

hotoke

すいてるじゃん!w

if

すいてますけどなにか~!///

hotoke

あはッw

hotoke

こうやって笑うのも久しぶりだなーwハハッ

if

笑いすぎやろw

hotoke

…でさ、暇だから話そうよ!

if

急やなwまぁいいけど…

hotoke

んーじゃあ好きな飲み物は?

if

えー-っと、リンゴジュース…かなぁ?

hotoke

え………ッ

if

…どうしたん?

hotoke

あっあ…いや、ちょっと意外だっただけ…!!

hotoke

まぁ…そうだよね…

すこし声が寂しそうだ この子はずっと、どこか寂しそうな感じがする

if

ほとけは、なんか寂しいことあるん…?

hotoke

えッ……なんで?

if

いや、なんか、ずーっとどこか寂しそうな感じがして…

hotoke

…………

if

…………

hotoke

ははっ………そっか、いふくんには何でもお見通しだね…

その声は明らかに笑っていない

hotoke

僕たち、なんやかんや“お揃い”だね…

if

………え?

hotoke

いふくんだって偽りの仮面を被っているんでしょ?

if

なにそれ…

hotoke

簡単に言うと、表に出さない真の自分がある、みたいな…?

if

……わかんない…、

hotoke

わかってるくせに…

if

……

hotoke

正直に話そうよ、ふたりでそのほうがすっきりするんじゃない?

if

………

hotoke

嫌……?

if

え……

hotoke

ぼく、いふくんに迷惑はかけたくないからさ嫌ならやめるよ

if

………話……

hotoke

え?

if

話したい…

hotoke

………!

if

どっちから…?

hotoke

僕からいうよ……

hotoke

僕ね、何か辛いときとか泣きたいときとかにはね、よく屋上に行くんだ

hotoke

その屋上は夜になると星々を眺められたり気持ちい風があたってすっごい心が安らぐ所なんだよ!

hotoke

それで、まえ、いれいすが解散しちゃったとき…

if

ッ……

hotoke

僕、その屋上にいったの…

hotoke

屋上には希望を失ったような虚ろの目をした人がフェンスに手をかけてた。

hotoke

僕は、

hotoke

声をかけれなかった

hotoke

誰も知らない人に急に話しかけるのはよくないんじゃないっておもっちゃって…

hotoke

そのまま、ずっと眺めていた

hotoke

そして、その人が飛び降りるとき、気付いたの、

ずっといふくんがそこにいたことに

いふくんはひょいっと体を宙に放り投げた

hotoke

……ここまで来てるのに誰かの話しちゃってるぼく、ださいよね、

if

……なにが?

hotoke

え?

if

なにがださいの…?

hotoke

なにがって…?

if

少しでも多く見守ってくれていた、お前がなにがどうださいの?

if

それなら、自殺した俺の方がださいよ、

hotoke

いふくんは、ださいくないよ!!

if

嘘だ。ださいよ、おれは、何にも助けにならなかった、すごく心配をかけた、話についていけない、挙句の果てに自害までする俺のどこがださくないの?

hotoke

ッそれは…

if

前、俺、“過去の俺”のスマホを見たんだ

if

いろんな履歴などを見たり調べた

if

で、共通してるものを見つけたの

if

なんだと思う?

hotoke

え…

hotoke

えっと…わからない、かな?

if

そっか、じゃあ、答えいうな…?

if

“過去の俺”はな…

メンバーといるのが楽しい

病気関係

俺のせいでいれいすが解散した

という内容が共通していた

hotoke

いふくん……

if

過去のいふは奇病みたいなものにかかって、余命宣告された、一応死にはしなかったものの、薬などの後遺症として前より声を発すのが難しくなった、メンバーからの「6人じゃないといれいすじゃない」て意見でいれいすは解散した、メンバーが大好きな俺は、自分が解散させてしまったことを深く後悔している。さいごに精神的にこわれて自害した。

if

だってさ、

hotoke

……

if

ださいよな、

hotoke

なんで…?精神が壊れちゃったならしかたない…じゃん…

if

本当に言える?

hotoke

…それは…

if

俺には、“過去の自分”のことなんてわからないし、想像する以上に苦しかったんだと思う。

if

そして、

if

メンバーや思い出

if

いれいすのことが

大好きだったんだと思う

気が付けば床には、ぽつぽつと水滴が染みていた

hotoke

いふくん…

if

ほとけは、死んだらどうなると思う?

hotoke

存在がなくなっちゃうと思う……

if

そうだな…それに、

if

死んだら、二度と…二度と

会えなくなる

hotoke

………

if

メンバー達に過去にないくらいの悲しみを与えることになる

if

ほとけだってそうだろ?

hotoke

僕は……悲しいよ、すごい

hotoke

あの時救えたらなって…ずっと後悔してる、

hotoke

前のいふくんとだって話したい……

hotoke

それに、まだ…まだ言えていないことだってある…!

if

伝えていないこと?

hotoke

僕はね……前のいふくんのこと

好きだった—。

hotoke

バカみたいな僕に苛立ちながらも一生懸命教えてくれたり

hotoke

なんやかんや絡んでくれたり

hotoke

僕のこと救ってくれた

if

救ってくれた…って

hotoke

僕と違って手を取ってくれた

hotoke

僕はやり直しなんて効かないところでしっぱいした。

hotoke

もう二度と話せない

hotoke

僕のせいで……

if

僕のせいでなんて、いうなよ、

hotoke

僕のせいじゃん!

if

確かに、お前のせいで過去の俺は死んだかもしれない、

if

でも、前の俺は、絶対にほとけにもそんな思いをしてほしいなんて思ってない。

hotoke

いふくん…ッ

hotoke

うぅ…なんで、

hotoke

なんで、いふくんはさいごまで…ウッ優しいの…?

ほとけはその場に泣き崩れていた

hotoke

ぼくは、恩返しもできなかったんだよ!

hotoke

心残りしかないんだよ!

hotoke

なのに…なんでぇ!

確かにそうだ。 でもいつのまにか

救いたい—。

と思っていた

hotoke

うわぁぁ、なんでぇ!グスッ

if

わからない

if

でも、心配するな

if

ちゃんと見守ってるよ

if

過去の自分と

hotoke

うぅ…

結局、記憶が戻ることはなかった

理由は別なものの、メンバーとかけ離れた俺は 過去の俺と同じ最後を遂げた

はずだった…

「いふくん ッ !!」

if

なんで……

hotoke

消えてほしくない…

hotoke

もう、自分が後悔するお別れなんてしたくない ッ!

hotoke

だから、死なないで……

hotoke

おねがい…

ほとけの手はギュッと俺の手首を握りしめていた——。

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