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naiko
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といって誰かが撮ったような写真を指差す
naiko
if
naiko
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if
naiko
naiko
次々にファイルのようなものから写真がとりだされてくる。
if
naiko
if
騒がしい背景を後ろに6人の男性達 が映っていた。 その中には俺らしき人物も見受けられた。
naiko
if
if
~病室~
if
hotoke
と、鼓膜が破れてしまう程の声量で叫んだ
hotoke
と、涙を浮かべている
hotoke
if
数秒間の沈黙が流れる
肩をトントンと叩かれる
if
hotoke
if
と言われた通りに目を瞑った
一瞬、唇あたりに温かみを感じた。
hotoke
水色髪の男性の頬は少し照っていた でも どこか寂しい感じがする
しばらくすると、叫び声を聞きつけたのか、4人くらいの男性達が慌ただしく入ってきた
naiko
riura
sho
aniki yusuke
と、次々の話し出す。
if
riura
naiko
aniki yusuke
hotoke
sho
if
riura
if
riura
hotoke
わからない
なんにもわからない
なんでここにいるのか、この人たちは誰なのか、ここはどこなのか、 そして、 自分は誰なのか
if
naiko
sho
hotoke
if
riura
sho
hotoke
aniki yusuke
if
naiko
aniki yusuke
sho
hotoke
naiko
バタン
さらに、ピンク髪の男性はカチャリと鍵を閉めた。
二人だけの密室
二人の呼吸音と雨の音が共鳴しあっている。
naiko
if
naiko
naiko
if
naiko
付き合っていたんだ
if
naiko
チュ
if
次に、ピンク髪の男性が俺の服をめがけて手を伸ばしていた もうすぐで届くというところで
なーいちゃーん!医師さんよんできたよぉぉ!!
あわてて鍵をあけた そのひとは「チェッ」と舌打ちをしていた。
if
俺の頬は赤く染まったままだった
sho
hotoke
riura
aniki yusuke
医師さん
naiko
医師さん
if
そのまま医師についていった。
なんやかんや、退院した でも、まだ検査は続いている。
なので、検査が終わるまでピンク髪の男性の家に泊めてもらうことになった
写真をながめている。
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あれ、おかしい、言いたいことがでてこない
naiko
if
naiko
naiko
naiko
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naiko
たくさんの写真が机にばら撒かれている
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いろんな写真の重さを確かめた
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どれも、動物の体重×6といった重さ
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しかし、そのなかに周りとは比べ物にならないくらいおもいものがあった
if
naiko
なんか言うのに躊躇ってるような…?
if
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naiko
if
水色の子とのツーショットはあるのに、ピンク髪の人のツーショットがない… 付き合っていたら ふつうは一枚くらいっとると思うんやけど… 俺の思い込みかなぁ…?
naiko
if
うん、きっと思い込みだ
naiko
if
気が付けば、時計の針は家をでる5分前を指していた
naiko
if
ここの家は病院から徒歩10~15分くらいあればつく病院だ
俺はソッコーで支度を終わらせ、家をでた。
naiko
if
タッタッタ…
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医師さん
俺は個室へと誘導された
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医師さん
「記憶失消」です。
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医師さん
if
if
医師さん
医師さん
if
医師さん
if
医師さん
医師さん
ガラガラガラと扉があいた
hotoke
if
hotoke
hotoke
ここから二人でだけの思い出話がはじまった
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hotoke
if
hotoke
hotoke
hotoke
hotoke
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hotoke
これもかなり重かった
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hotoke
hotoke
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hotoke
if
hotoke
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あれ、なんで抵抗もなく話せてるんだろ
if
hotoke
ほとけの顔色が曇る、何かをブツブツと呟いていた。
俺はというと、突然の出来事に驚きつつも、やばいこと言った?と一人反省会を開いていた。
if
hotoke
急に顔が明るくなる。無理してるな、こりゃ
if
hotoke
if
こんなしょーもない争いをしていると。突然扉がガラガラを音を立てて開いた そこには、ピンクの髪の男性が仁王立ちで立っていた。 俺たちを見るなり絶句した
最悪だ…
naiko
hotoke
naiko
hotoke
naiko
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hotoke
naiko
hotoke
naiko
hotoke
naiko
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そんなことない!!
そんなことあるって!!
ない!!
ある!!
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naiko
hotoke
naiko
hotoke
naiko
ほとけと俺、どっちを選ぶ?
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hotoke
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naiko
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hotoke
naiko
hotoke
if
naiko
気まずい空気が流れた
naiko
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ちらっとほとけの方を見る ほとけは「いいよ」と目線で伝えてくれた
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naiko
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naiko
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naiko
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そして、二階へといき
バタンっと適当な部屋に閉じこもった
そこにあるベッドにバーンと寝っ転がった
みんなについていけない
関係性なんてわからない
「いふの中身」も
みんな、楽しそうに話している、俺は会話についていけない
どうせ独りだけが取り残される
考えれば考えるほど心のもやもやは大きくなる
if
if
if
知っている言葉をできるだけ頭から絞り出した
言葉を知っているだけで中身は空っぽ、
なのに その言葉を言うたびに何か心にずっしりと重いものがのしかかる
その重さの真実を知りたくてたまらない そして、その言葉の意味を思いだせない自分が情けなくて仕方ない
いつの間にかグスっと音を立てて泣いていた それと同時にわかってしまった
if
if
自殺なんかしたんだろう
さっき口にした数々の言葉。 今の俺からしたら何も思い出などない でも、過去の自分にはひとつひとつ大切な何かがギューっと詰め込まれているのが感覚で伝わってくる。
過去の自分は今の自分に化けれない。 みんなが話しているときどう入って、どう接してあげればよいのか 何もわからない。結局黙ったままだ。 記憶のない“おまけ”つきのぼくはどうすればいいんだろう。 ひたすら考える。 ドアをノックする音もわすれ、 ひたすら、 ひたすら考えた。
自分が消えてしまえばいいなども頭をよぎった。が、もうメンバーには心配をかけたくない。と過去の自分が叫んでいるからやめた。 そして結局「聞いてみる」ことにした。 さっそく、携帯をてにしメンバー5人にラインを送ってみた。 ないこには、直接聞けばいいだろうと思いラインをおくらなかった。
ラインを送ってから数分が立つとピロンッとスマホが揺れた。 みんな「わからない」や「知らない」などの一点張りだった。
if
if
濡れた瞼をゆっくり閉じた。
naiko
コンコンッ
naiko
何度も呼びかけたり、ノックをしたりを繰り返したが返事はない 正直待ちくたびれた
さっきのことを謝りたくてたまらない
naiko
ガチャッ
まろがいる部屋の戸をあけた。
そこにいたまろは、 あまりにも残酷な姿だった 涙をポロポロ流し、 うなされていた。 体は亡骸のようにピクリとも動かない
まろの頭をなでようと、手を出した。 その手は震えていた。 同時に「そっか…俺はどう足掻いても救えないんだ」と声が漏れた。
naiko
naiko
naiko
服をギュッとつかみ、下唇を噛む。
まろが寝ているベットの右側にかがみこみ うなされているまろの姿を眺めることしかできなかった
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目が覚めた、なぜか寝る前より布団が濡れているような気がする
おなかが「ぐ~」となった。 もう昼時はとっくに過ぎていた
if
体を起こし、ベットから降りる
if
二階の階段を下る
おはよー!
といったのはないこ…ではなく ほとけだった
hotoke
if
hotoke
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hotoke
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hotoke
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ぐ~
if
最悪なタイミングでお腹が鳴る
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hotoke
hotoke
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hotoke
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hotoke
if
hotoke
if
hotoke
hotoke
すこし声が寂しそうだ この子はずっと、どこか寂しそうな感じがする
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hotoke
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hotoke
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hotoke
その声は明らかに笑っていない
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hotoke
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hotoke
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hotoke
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hotoke
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hotoke
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hotoke
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hotoke
if
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hotoke
hotoke
if
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ずっといふくんがそこにいたことに
いふくんはひょいっと体を宙に放り投げた
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hotoke
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hotoke
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メンバーといるのが楽しい
病気関係
俺のせいでいれいすが解散した
という内容が共通していた
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hotoke
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hotoke
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hotoke
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大好きだったんだと思う
気が付けば床には、ぽつぽつと水滴が染みていた
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hotoke
if
if
会えなくなる
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if
hotoke
hotoke
hotoke
hotoke
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hotoke
好きだった—。
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hotoke
hotoke
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hotoke
hotoke
hotoke
hotoke
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hotoke
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if
hotoke
hotoke
hotoke
ほとけはその場に泣き崩れていた
hotoke
hotoke
hotoke
確かにそうだ。 でもいつのまにか
救いたい—。
と思っていた
hotoke
if
if
if
if
hotoke
結局、記憶が戻ることはなかった
理由は別なものの、メンバーとかけ離れた俺は 過去の俺と同じ最後を遂げた
はずだった…
「いふくん ッ !!」
if
hotoke
hotoke
hotoke
hotoke
ほとけの手はギュッと俺の手首を握りしめていた——。