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~吹奏楽ノための~
桜の花びらが落ちる。 春風が吹いて、花びらが舞う。 新学期が始まって、新入生が入学式を始める。 校長の長い話が、数分、数時間と進む。 時間はあっという間で、3ヶ月が経っていた。
私は吹奏楽部に入った。小学5年生からずっとユーフォニアムを吹いている。 あの優しくて他の楽器を支える音が好きだった。 最初はお兄ちゃんがユーフォニアムを吹いてる姿を見て私も始めたいと思った。 慣れるまでは何度も辞めたくなった。 でも、今となっては楽しいものに変わった。
でも、中学三年生の最後のコンクールでは 銀賞で終わった。 みんなからは2位?凄いねって言われたけど、 吹奏楽部の銀賞は2位じゃない。 私の感覚では 金は優勝、勝者 銀は頑張ったで賞 銅は論外 そんな感覚だった。
そしてこの高校 『橘高校』 に入った。 偏差値52くらいの高校 決して吹奏楽部が強いわけじゃないけど もし、ここで金が取れたとしたなら、全力を出せるならここでいい。
音楽室。 先生と部員が音楽室に集まる。 それぞれの楽器を持って、音を奏でる。 この空間さえも大好きだった。
矢野 治
矢野 治
先生の合図でみんなが楽器を構えて 音を奏で出す。 そんな時間が大好きでたまらなかった。 その空間に、時間にいられるなら、遊びでも良かった。 吹奏楽が私の全てだから
でも、ここに来て全てが変わった
私は携帯にイヤホンを刺して音楽を聴いた。 こんな私だが吹奏楽の音楽はあまり聞かない。コンクール前とか、マーチング前とかに練習で聞くくらい。 私は何気にロックバンドを聞いたりする。 私は周りから見たら、陰よりだった。
音楽をつけて、窓の外を見つめる。
すると、突然肩を叩かれた。
川口 ヒナコ
門田 美久
門田 美久
あまり人とは関わりたくない。 いつも余計なこと言って、人を傷つける。 そのせいで中学の時仲の良かった子を、流れるように吹奏楽をやめさせてしまった。 だから人と話すのが得意じゃなくて、必然的に無口になっていった。 だってそうすれば傷つけることはないと思っていたから。
川口 ヒナコ
門田 美久
門田 美久
門田 美久
川口 ヒナコ
門田 美久
川口 ヒナコ
門田 美久
川口 ヒナコ
門田 美久
川口 ヒナコ
門田 美久
門田 美久
彼女が指を指した方向を見てみた。 そこにはクールそう男の子が座って、本を読んでいる。 正直、馴れ合う気はないから興味はないけど、彼女が深刻そうに見つめるから気になった。
川口 ヒナコ
門田 美久
門田 美久
川口 ヒナコ
門田 美久
川口 ヒナコ
佐川 時生
門田 美久
佐川 時生
門田 美久
佐川 時生
佐川 時生
川口 ヒナコ
門田 美久
川口 ヒナコ
門田 美久
川口 ヒナコ
佐川 時生
佐川 時生
門田 美久
門田 美久
川口 ヒナコ
佐川 時生
門田 美久
彼女が彼に向けて手を差し伸べた。 それを受け取るように彼も彼女の手を握り、握手してた
門田 美久
川口 ヒナコ
佐川 時生
門田 美久
川口 ヒナコ
門田 美久
川口 ヒナコ
佐川 時生
思わず同時に声が出てしまった。 距離の詰め方とか、急な呼び捨てとか、 距離感がバグっててついていけない。 私、この子苦手かも