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テラーノベル(Teller Novel)

Nakamu

ここは何処なんだ…?

Nakamu

俺は今日、誰かと一緒に学校へ行こうとしていて…。

Nakamu

…ッその後が思いだせない。

Nakamu

誰と一緒に学校行こうとしていたんだ?

Nakamu

わからない…。

Nakamu

でもわからないといけない奴ら…。

思い出そうとすると頭がガンガンするッ。

痛い

痛い痛い痛い痛いッ!

Nakamu

うがッ!痛い…。頭が…。

意識が飛びそうだった。でもここで飛んだらダメな気がする…。

誰か…助けて…。

きんとき

Nakamuッ。

きんとき

ごめん、トラック来てたの気づいたのに…。

きんとき

ごめん…。俺が…

犠牲になれば…。

きんとき

ごめん…。

きんとき

ごめん…。

きんとき

ご、めん…。

シャークん

そーんなに謝るなって。

きんとき

⁉︎

きんとき

シャ、シャークん?

きんとき

学校は?

シャークん

Nakamuのこと話したらなんか行ってこいって言われて

きんとき

成程…。

シャークん

それで?きんときお前が気負う必要はねぇよ。

スマイル

そうだ。

きんとき

スマイル…。

スマイル

Nakamuが倒れたのはNakamuの注意不足でもあるし、一番悪いのは船漕ぎながら運転していた運転手だ。

きんとき

そ、そんな言い方しなくても良くない?

スマイル

ま、俺らも気づいたのに動けなかったから悪いところもある。だからといってお前1人が気負う必要はねぇ。

スマイル

後、Nakamuはまだ死んでない。意識が無いだけでまだ生きている。

スマイル

あいつの意識が戻るまでは暗い顔すんな。そしてあいつが起きたら笑顔で出迎えようぜ。

きんとき

そう…だな。

シャークん

俺らが言いたい事はそういうことだ。

シャークん

Nakamuのことを1番理解し、仲良いのは全員が認める。お前だ、きんとき。

シャークん

そしてNakamuがあの瞬間、隣からいなくなった実感を1番早くに味わったのもお前だ。

シャークん

きっとあいつの事だから、きんときには笑顔でいてほしいんじゃ無いか?

シャークん

お前が1番わかるだろ?

シャークん

子供っぽくて、思いついたことをすぐに行動して、みんなを振り回す

シャークん

でも全員を導いて、俺たちに光をくれて、そして第一に俺たちのことを考えてくれるやつだ。

シャークん

そんなやつが、起きた瞬間暗い顔しながら迎えられてみろ。ぜってぇ「なんでそんな暗い顔してるの?笑ってよー。」みたいな感じで言うんじゃ無い?

きんとき

!そうだな。

きんとき

あいつのことは絶対笑顔で迎えてみせるよ。

スマイル

おう。

シャークん

そうだな。

一方…。

きりやん

…こんな感じでした。

警察の方

なるほど…。ありがとうございます。

警察の方

…。あなたのご友人様が無事だと良いですね。

きりやん

…ッ。

きりやん

そうですね。

警察の方

こんなことを言うのはアレですが、無事で無かったらこの電話番号に電話してみて下さい。

きりやん

…。大丈夫です。Nakamuは無事ですから。

警察の方

私の友人もこのような事故で亡くしまして。

警察の方

どうしても重ねてしまうんですよね。事故があると。

きりやん

…ッすみません。こっちに…少しその様な話を聞く余裕がないんです。

警察の方

…そう…ですよね。すみません。こんな話をしてしまい…。あっでもこれは受け取ってください。

きりやん

分かりました。これだけ受け取らせて頂きます。

警察の方

はい、…それでは。

警察の方

ご友人様の無事を祈ります。

きりやん

…。

きりやん

…。

きりやん

…。

きりやん

こんなの…もらったら…

本当にNakamuが無事じゃ無いかもしれなくなるじゃん…。

きりやん

あれ。なんで?

きりやん

なんで。

涙が出てくるんだろう。

きりやん

Nakamuのことが心配なのかな。

きりやん

それとも

警察の方と同じ状況になりたくないから?

きりやん

こんなことをを思ってしまうなんて

きりやん

最低な人間だな…。

Broooock

やんさーん

きりやん

あれ、Broooock、学校は?

Broooock

うーんと、先生に言ったら「今回はNakamuのことを優先しなさい」って言われて、シャークん、スマイルはNakamuときんさんのもとに行ったよ。

Broooock

それで僕はやんさんが心配だったからやんさんの場所に来たって感じだけど…

Broooock

どうしたの?

きりやん

いや、なんでもないんだ。

きりやん

なんでも…ないんだ。

Broooock

やんさん、1人で抱え込まないでね。やんさんは優しいから、直ぐに色々なこと考えちゃうから他の人より疲れやすいんだよ。

Broooock

僕、やんさんよりやんさんのこと詳しい自信あるわ。

きりやん

それは、ないでしょw

Broooock

そーかなw

きりやん

多分ね…w

Broooock

……。

きりやん

…。

Broooock

…Nakamuの事心配?

きりやん

…うん、すごい心配。

Broooock

警察の方から何か言われたの?

きりやん

…ううん、何にも。

Broooock

…ふぅん、そうなんだ。

きりやん

きりやん

Broooockはさ…”もしも”のこと考えてる?

Broooock

ッはは、何言ってるの?

Broooock

考えてないよ、Nakamuは絶対生きて普通にケロッとしてかえってくるよ。

きりやん

そう…だよな。

Broooock

急に自信無くしちゃったの?

きりやん

いや、そういう訳じゃねぇし。

きりやん

きりやん

でも、もしもの事も視野に入れておかなきゃなって。

Broooock

…Nakamuはどんな状況でも生きて帰ってくるから。

Broooock

今は信じて待っていようよ。

きりやん

だな。

Broooock

そうと決まれば、早く病院に向かうよ!

きりやん

おう!

それから俺らはNakamuの入院している病院へと向かった。

神様、どうか。どうか、Nakamuを守ってください。そして俺らに返して欲しいです。今はただNakamuのことを信じて待っていますから。

——幸か、不幸か

神様は

悪戯好きの神様だった——

記憶の底から___。

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コメント

1

ユーザー

ッスー言葉遣い私より極上やんけ これが、神語彙力か、、、、(?)あ、物語も神だった(忘れんなアホ)

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