千冬
何でも無いと口ををつぐんだ
千冬
本当はちょっと足を止めたくて…
場地さん
だけども君は早足で ずっと前を行くから
場地さん
僕はそれを見つめてる
千冬
最終便 君は乗る 僕を置いてって
場地さん
走り出す ゆっくりと 地面が崩れていく
千冬
泣いちゃダメ 泣いちゃダメ でも本当は言いたいよ
千冬
「行かないで!」
場地さん
遠くへと 消えていく
千冬
僕を置いてって
千冬
もう随分 見えないよ 夜が崩れていく
千冬
泣いちゃダメ 泣いちゃダメ でも本当は言いたいよ
千冬
「行かないで!」
場地さん
祭りも終わればいつもと同じ
場地さん
変わらぬ夜が来るんだと知った
場地さん
だけども君はいつもよりずっと色っぽく
場地さん
見えて
場地さん
僕はそれを見つめてる
千冬
時間だけが 過ぎていく 僕を置いてって
場地さん
帰り道 暗いけれど 一人で大丈夫かな?
千冬
街灯に 照らされて 影が出来てる
千冬
一人ぼっちさ
千冬
遠くへと 消えていく 僕を置いてって
場地さん
完全に また今度 夜が馴染んでいく
千冬
泣いちゃダメ 泣いちゃダメ でも本当は言いたいよ
千冬
「行かないで」
場地さん
泣いちゃダメ 泣いちゃダメ でも本当は言いたいよ
場地さん
「行かないで」