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ころさな
32
らん〈舞桜〉
…見つからない。
どこを探しても、いくら探しても。
らん〈舞桜〉
雨が傘を叩き、音が響く。
日は沈み始め、あたりを暖かい光が包んでいる。
らん〈舞桜〉
その時、スマホが震えた。
らん〈舞桜〉
なっちゃんからの電話だった。
急いで画面を押し、耳に当てる。
なつ〈烈紅〉
電話越しにでも、彼の焦りが伝わってくる。
らん〈舞桜〉
なつ〈烈紅〉
先程まで見えていた太陽も山に隠れ始めている。
暗くなってしまうと、本格的に探すことが困難になる。
らん〈舞桜〉
手遅れになる前に…。
いるま〈紫斬夢〉
すっかり暗くなった路地を歩く。
雨の匂いが漂い、肌寒さが際立つ。
いるま〈紫斬夢〉
奥へと歩くと、見慣れた姿が目に入る。
いるま〈紫斬夢〉
声をかけると、その人物は振り返った。
雨に濡れ、今にも消えてしまいそうな彼。
すち〈威風〉
鋭い目。
けれど、以前のような敵意はない。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
すち〈威風〉
すち〈威風〉
すち〈威風〉
いるま〈紫斬夢〉
彼が俯く。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
一歩ずつ、近づく。
すち〈威風〉
すち〈威風〉
すち〈威風〉
すち〈威風〉
彼の握りしめた拳が震える。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
真っ直ぐと、こちらを見つめる。
すち〈威風〉
すち〈威風〉
すち〈威風〉
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
すち〈威風〉
いるま〈紫斬夢〉
俺は、いるまちゃんの目を見ることができなかった。
すち〈威風〉
すち〈威風〉
すち〈威風〉
いるま〈紫斬夢〉
声が震える。
すち〈威風〉
いるま〈紫斬夢〉
すち〈威風〉
いるまちゃんが、後ろを振り向く。
すち〈威風〉
みこと〈黄泉〉
物陰から、みこちゃんが現れた。
すち〈威風〉
ずっと、聞いていたのだろうか。
いるま〈紫斬夢〉
いるま〈紫斬夢〉
みこちゃんが、こちらへ近づいてくる。
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
みこと〈黄泉〉
みこちゃんの目から、涙が溢れる。
泣き虫なのは、昔から変わらないな。
そんな場に合わない考えが、頭をよぎる。
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
気づけば、俺は泣いていた。
傘がみこちゃんの手から離れ、地面へ落ちる。
俺は、みこちゃんに抱きしめられていた。
俺は、動くこともできず受け入れた。
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
抱きしめる力が強くなる。
みこちゃんの声は、だんだんと擦れ、小さくなっていった。
それでも、前よりも重い言葉。
それは、俺の胸に深く突き刺さった。
すち〈威風〉
すち〈威風〉
涙で視界が滲み、うまく言葉が出ない。
すち〈威風〉
流れた涙は、雨と混じって地面に落ちた。
ただ謝る俺を、みこちゃんはずっと優しく抱きしめてくれた。
みこと〈黄泉〉
みこと〈黄泉〉
すち〈威風〉
俺はみこちゃんと向き合って、目を見つめた。
すち〈威風〉
もう、逃げたりなんてしない。
後悔しないように、俺が言うべきこと。
みこと〈黄泉〉
彼もまた、穏やかな表情で応える。
すち〈威風〉
すち〈威風〉
涙を拭い、伝える。
すち〈威風〉
どこまでも澄んだ瞳。
優しい声。
みこと〈黄泉〉
少し頬を赤らめ、手を握る。
みこと〈黄泉〉
目を瞑り、唇を重ねた。
こんな世界でも、幸せになることが許されるのならば、
俺は、この愛しい人と共に歩むことを決める。
すち〈威風〉
すち〈威風〉
後悔しないように、生きるため。
コメント
14件
見るの遅くなりました😭 前回と今回一気に読ませていただきました…!! ちゃんと見つかって、ちゃんと話せてよかったです😭 続き楽しみです✨
、、最後いるいる空気だったの?((その前にお前はすちみこが結ばれたことを祝えやアホ すちみこ!おめでとう!

すち見つかって良かった! みこちゃん良かった付き合って良かった!