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らん〈舞桜〉
すち〈威風〉
すっかり夜も更けた頃。
俺たちはいるまから連絡を受け、家へと帰ってきた。
目の前に座る彼は、申し訳なさそうに俯いている。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
俺が2人の方を向くと、2人揃って気まずそうに顔を逸らした。
らん〈舞桜〉
みこと〈黄泉〉
いるま〈紫斬夢〉
小さく呟いた彼の言葉を、俺は聞き逃さなかった。
らん〈舞桜〉
少し怒気の含んだ声で言うと、彼はまた黙った。
なつ〈烈紅〉
なつ〈烈紅〉
こさめ〈棘雨〉
すち〈威風〉
すち〈威風〉
すちは、吹っ切れたような表情でそう言った。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
俺がそう言うと、みんなはそれぞれ部屋へと向かった。
リビングには、俺といるまだけが残った。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
いるまは、ソファから動かない。
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
いるまは、真面目な顔をして俺を見た。
らん〈舞桜〉
いつもより、静かに、深刻に。
他のみんなが部屋を出て行ったのを確認し、話し始めた。
いるま〈紫斬夢〉
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
再度、いるまは誰もいない事を確認し、
俺に手招きをした。
“もっと近くに来い”ということだろうか。
らん〈舞桜〉
訝しみつつ、俺はいるまの隣に座った。
いるま〈紫斬夢〉
らん〈舞桜〉
いるま〈紫斬夢〉
なつ〈烈紅〉
仕事の帰り道。
既に時間は12時を回り、歩いている人は俺しかいない。
なつ〈烈紅〉
スマホを見ると、何軒か通知があることに気がついた。
なつ〈烈紅〉
なつくんだいじょーぶ?
今日晩ご飯こさめも手伝ったから、はやく帰ってきて食べてー!
なつ〈烈紅〉
俺の彼女は、どうしてこうも可愛いのだろうか。
なつ〈烈紅〉
拗ねた顔、怒った顔、笑った顔。
ころころと変わる彼の顔が、頭に浮かぶ。
なつ〈烈紅〉
最近俺は、あることに悩んでいる。
こさめと、俺に関わることだ。
なつ〈烈紅〉
その悩みは…、
らん〈舞桜〉
なつ〈烈紅〉
なつ〈烈紅〉
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
なつ〈烈紅〉
なつ〈烈紅〉
なつ〈烈紅〉
なつ〈烈紅〉
らん〈舞桜〉
こさめに指輪を贈ろうかどうか、
また、贈るとしたらどんなふうに贈ればいいか。
なつ〈烈紅〉
なつ〈烈紅〉
俺が呟いていると、らんは俺の言葉を遮った。
らん〈舞桜〉
らん〈舞桜〉
そう優しく微笑む彼。
やっぱり、らんに相談して正解だったな。
なつ〈烈紅〉
らん〈舞桜〉
そうは言っても、どうやって渡せばいいかなんか分からない。
なつ〈烈紅〉
らん〈舞桜〉
なんだかんだ言って面倒見がいい。
なつ〈烈紅〉
あれからどれだけ考えても、納得のいくアイデアは浮かばなかった。
指輪というのは、結構重いプレゼントだ。
どうせならちゃんと渡したい。
なつ〈烈紅〉
寝ているこさめの頭を撫でる。
考えるほどに、目の前の人が愛しくてたまらない。
なつ〈烈紅〉
なつ〈烈紅〉
何があっても、俺は絶対にこさめのことを守る。
…守り抜きたい。
絶対に、見捨てない。
なつ〈烈紅〉
彼からの返事はなく、
返ってくるのは寝息ばかり。
それでもよい、と
俺はこさめの側に横になった。
街の木々は深緑へと移り変わり、雨の匂いを漂わせる。
あと一ヶ月もせずに、こさめの誕生日。
なつ〈烈紅〉
鍵付きの机の引き出しにしまっておいた指輪。
俺はもう一度こさめの頭を撫でてから、眠りへとついた。
#暇なつ
#無気力組
コメント
12件
ついに、指輪まで… もしかして、結婚… めっちゃいいと思う!
プロポーズ?!プロポーズなの?!なっちゃん?!

めちゃくちゃ好きだ 指輪いいじゃん! 喜んでくれると思う