コメント
2件
どら焼きではしゃぐ恵子ちゃんかわいいね
伊堂 恵子
勢いで提案に乗ってみたけど、見知らぬ土地で地図だけを頼りに移動するのは流石に無茶だったなぁ……。
一回地図が風で吹き飛びそうだったし……。…あれぇ、これって地図に命を握られてない……?
………まあ、結果的に着いたからヨシ!!これは結果論だけど、世の中大事なのは結果だもんね!!!
伊堂 恵子
伊堂 恵子
伊堂 恵子
伊堂 恵子
伊堂 恵子
白い髪で、黄色と紫色のメッシュを入れていて、狐の耳がある………。
伊堂 恵子
間違いなく見た目がほわさん。でもほわさんは今朝見送ったし、ここにいるのはおかしい。
桜華
桜華
あ、見た目が変わった。丁度ほわさんが髪を解いた感じの髪の長さで、黄色いメッシュだったところがピンク色だ。代わりに紫色のメッシュとアホ毛は消えたけど。
桜華
桜華
伊堂 恵子
伊堂 恵子
桜華
桜華
伊堂 恵子
個人的にどら焼きにはハズレがない。ワクワクだ!
桜華
伊堂 恵子
桜華さんやこの神社のせいか、なんだか懐かしい雰囲気がする。
この雰囲気は………おばあちゃんの家?いや、でもそれは桜華さんがおばあちゃんみたいな言い方に……(実際神様らしいからおばあちゃんではあるんだろうけど)。
ああ、でも、「おばあちゃんち」がしっくりくる。 懐かしい、おばあちゃんとおばあちゃんの家………。
なんて言ってるの?聞き取れない…
おばあちゃんは、優しくて……
ようかんが、すきで……
わたしによく………
……わたし?
私?
わ、私………?
私におばあちゃんなんて、いたっけ
………??
でも、たしかに、記憶はあって。 こんな白昼夢?フラッシュバック?もどきの光景が見れるのは、私に記憶がある証拠で。 でも、私に記憶はなくて。
あ、行っちゃう。
おばあちゃんが、先に行っちゃう。
待って。
待って!!!!
私を置いていかないで!!!!
ひとりにしないで……。
伊堂 恵子
紗坐呬
伊堂 恵子
伊堂 恵子
伊堂 恵子
紗坐呬
…あれは、本当に私なの?
知らないはずなのに。胸から懐かしい気持ちと悲しい気持ちが溢れ出して、泣きそうになる。
頭の中がぐちゃぐちゃになって混乱する。
喩えるならば、寝起きと同じだ。 夢の内容と見えている現実が程よく混ざって、悪夢を見たわけでもないのに変に焦燥感を覚える。
それと同じなら、時間がなんとかしてくれる。特に気にする必要はない。 夢ではなく、完全に現実に目を向ければいい。
伊堂 恵子
紗坐呬
紗坐呬
伊堂 恵子
紗坐呬
桜華
伊堂 恵子
桜華
伊堂 恵子
ふむ、どら焼きのお供は抹茶か………。桜華さんは分かっているね。甘いお菓子には苦いお茶がよく合う!
紗坐呬
桜華
しょっぱいものと甘いものが合うみたいなものだよ。いや、甘いと苦いならどっちかっていうと辛いものと甘いものかな?
こう考えると甘いものっていろんなものに合うね。こりゃあたくさんスイーツが生まれるわけか。 先人者もこういう考えに辿り着いて、美味しいものを生み出してきたのかな〜とか、思ったり。
紗坐呬
紗坐呬
桜華
美味しい!どら焼きの生地ってもちもちしてて本当に美味しいよね。甘い餡子もたまらない。
そこに苦い抹茶を流し込めば………。 んー!!デリシャス!!!
桜華
紗坐呬
桜華
紗坐呬
これは止まらなくなりそう。カロリーとかは気にし始めたら終わりなので、見て見ぬふりをしておこう。
ずっと後ろで喧嘩しているけど、これも見て見ぬふりをしておこう。
桜華
紗坐呬
どら焼き三つ目を食べ始めたところで、喧嘩は終わった。飛び火しなくてよかった。
桜華
桜華
たしか、人と人との縁に関係する神様……だったっけ?それで、私が学校に行くからと提案してくれたはずだ。
桜華
桜華
桜華
桜華
伊堂 恵子
桜華
桜華
桜華
伊堂 恵子
伊堂 恵子
桜華
桜華
桜華
伊堂 恵子
桜華
桜華
うん、なんか使い所が迷子な知識が手に入った気がする。でも、もしかしたらどこかで役に立ったり………?…ないか。
伊堂 恵子
桜華
伊堂 恵子
桜華
伊堂 恵子
桜華
桜華
伊堂 恵子
そしてさらっと紗坐呬さんが神様なことを晒された。本人いないのに。
桜華
伊堂 恵子
桜華
桜華
伊堂 恵子
桜華
桜華
桜華
伊堂 恵子
花は乱れ、鳥の如く ②
うーん……今日はなんだかいつも以上に疲れた気がする!!まあ、美味しいどら焼きが食べれたからいいかな…。
自炊しようと思ったけど、少しは体力を残しておきたいし、そんなにお腹は減ってない。念の為におにぎりとか買っていこうかな。
もう少しで、アレが終わるし。
孤狼 なぎさ
伊堂 恵子
伊堂 恵子
孤狼 なぎさ
孤狼 なぎさ
伊堂 恵子
孤狼 なぎさ
孤狼 なぎさ
伊堂 恵子
伊堂 恵子
伊堂 恵子
伊堂 恵子
見渡す限りの白い部屋だ。どこに続いているか分からないドアと、大きい窓が一つある。窓の外は壁と同じ真っ白で何も見えない。 クローゼット、棚、机、椅子、ベッドと必要最低限のものは揃っている。流石にキッチンまではないようだ。
孤狼 なぎさ
孤狼 なぎさ
孤狼 なぎさ
孤狼 なぎさ
伊堂 恵子
伊堂 恵子
孤狼 なぎさ
伊堂 恵子
孤狼 なぎさ
孤狼 なぎさ
孤狼 なぎさ
孤狼 なぎさ
孤狼 なぎさ
伊堂 恵子
たしかに、旅行とか旅とかには最適だなぁ。まあ、多分明日になったら使ってるだろう。
…あっという間だった。 もう明日からは学校だ。
そんな一歩を踏み出す前に、私伊堂恵子は大きな一歩を踏み出します。
コンコン
伊堂 恵子
ガチャリ、と目の前の扉が開き、あすかさんが出てきた。
東雲 あすか
伊堂 恵子
伊堂 恵子
東雲 あすか
あ、よかった。表情が柔らかくなった。よかった〜。
東雲 あすか
伊堂 恵子
できれば仲良くなりたい。同じ屋根の下で暮らしてるんだし、仲良くなっておいて損はないはず…!!
伊堂 恵子
伊堂 恵子
東雲 あすか
東雲 あすか
東雲 あすか
かなりシンプルにまとまった部屋だけど、色とかが可愛い。女の子の部屋だ。
伊堂 恵子
目についた題名の本を取ってみる。文庫本だ。それに、本にハマる前から聞いたことがある有名なタイトル。
伊堂 恵子
伊堂 恵子
特に純文学が分かりやすい。本はその時の環境や時代背景が根元にある。切っても切れない関係だろう。
伊堂 恵子
東雲 あすか
伊堂 恵子
伊堂 恵子
東雲 あすか
伊堂 恵子
東雲 あすか
ああ、この子は本が好きなんだ。と、直感で感じた。まあ、本でなくとも自分が好きなものに興味を持ってもらえたら嬉しいだろうけど。
久しぶりに本を楽しもう。今は時間にも心にも余裕がある。本の世界に没頭できるはずだ。
東雲 あすか
伊堂 恵子
東雲 あすか
…なんだ、同じ気持ちならそこまで気張らなくてよかった。
伊堂 恵子
伊堂 恵子
東雲 あすか
なんだかほわさんにちょっと似ている。同じ家で暮らしてたら少し似てくるものなのかな……?
東雲 あすか
そんなわけで、学校に行く準備は整ったようなもの。ここがどんな世界か知るためにも、気合いを入れないと。
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