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2013.1.20
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
蓮香
こうして誰にでも笑顔を振り撒き貴方がいなければ 生きていけないかのような人相を被る。
でも、それの時間が一番楽だったの。 この時間だけが自分の存在価値を示し、 承認欲求を満たすことに専念でき_____
一番自身を———
愛することができた、、、
お客様
お客様
お客様
蓮香
私の仕事は、キャバ嬢だ。
お客様
毎日毎回お客様を迎え招き、愛想振り撒い金を稼ぐのだ。
数分後__
先輩
蓮香
蓮香
個室。それはVIP客である事だ。
『VIP』
この言葉には多くの意味がある。
一般常識では多くの金額を注ぎ込んだ者や特別なお客様。というので知られているだろうが。
また別の意味でも使われることがあるのだ。
それの多くは枕だ。そう、枕なのだ。
相当の金が入るだろう。時間が長ければ長いほど注ぎ込まれて くるだろう。
だが、その割には代償が大きい。
そういう事に慣れている姫ならば抵抗すらせず逆を言えばしたいと願ったり叶ったりという事だと思う。 だが_____ 対してそうはいかないだろう。
犠牲が伴う背後には失うものもついてくるという事を 忘れてはいけないのだ。
それが宿命であり自らの我を失わないための細くて繊細で透明な糸なのだから。
蓮香
実際のところ公表はしていなかったがここでのこういう行いは初めてなのだ。 客と店員という関係の中では体験もしたことはない。
故にただ単純に緊張と期待が背中の毛を逆立てる。
蘭
蓮香
蘭
蓮香
蓮香
蘭
心臓を震わせて今まで食べたものが全て内臓を通って逆戻りするほど体はまだ環境に慣れていないようだ。
蓮香
だんだんと迫ってくる時間に鬱陶しさを感じながらも熱くて甘い唇が頬をさすった。