V
と、 僕が聞くと同時に、 玄関があくような音がして、 思わず振り返る。
……?
あれ、 ナムジュニヒョンも、 ジンヒョンも…いる?
密かに、 ナムジュニヒョンとジンヒョンの声が聞こえ、 自然となぜか玄関の方へと向かった。
そして、 玄関に向かってついてみれば、 そこにはビニール袋をさげている、 ナムジュニヒョンとジンヒョンとシュガヒョンがいた。
V
JIN
ジンヒョンはそう言うと、 僕にハグをしてきた。
シュガヒョンはジミナと飲んでるって言ってたから、 ヒョン達がいるなんて知らなくて思わず驚いてしまう。
RM
RM
そう言って、 ナムジュニヒョンからもハグをしてくれる。
僕が「元気でしたよ!」と、 返事をしてヒョン達にハグをし返した。
すると、 ヒョン達の声が聞こえて居ることに気づいたのか、 ジミナも玄関の方に小走りでやってきた。
JIN
RM
と、ヒョン達は言うと、 僕の時と同じようにジミナにハグをしていた。
僕達のこのハグは、 挨拶のようなもので、 いつも会う度にどこでも交わしている。
会う度にハグって、 なんかかっこいいよなぁ…笑
なんてひっそり思いながら、 1人微笑んでジミナとヒョン達の会話を聞いていると、 シュガヒョンが僕の肩に腕を乗せてきた。
SUGA
…でた、 "めんどくせーから" って言葉…笑
この言葉はシュガヒョンの口癖。
久しぶりに会って、 久しぶりにこの言葉を聞けるのは心底嬉しくて、 にやけてしまう。
SUGA
SUGA
焼酎か… 焼酎もいいけどストロングもいいなぁ…
どうしよ、どうしよと、 頭の中で一生懸命どっちか決めようと考えていると、 シュガヒョンが僕の前にストロングを出す。
SUGA
…なんかヒョンかっこいい…笑
"飲めよ" なんて言われたら不覚にもドキってしてしまうわけで…。
あー…なんか心臓がうるさい気がする…
プシュッと、 音を立てて空くストロングを、 僕はぐいっと勢いよく喉に流し込む。
久しぶりに飲むお酒は、 すごく美味しくて、 体に染みていくような気がした。
…僕がお酒飲みたいって言ってもジョングガはダメだって言って止めてたっけ…笑
それで、 飲みたくても飲めなくて……
って、 なんでジョングガのこと…
……。
今日は、 あの2人のキスのこと…、 飲んで忘れなきゃ…。
早く…はやく…
飲んで…… 忘れなきゃ……
_________
JIMIN
JIMIN
そう言って、 まだ飲みかけのお酒を取り上げるジミナ。
V
V
飲みすぎているせいで、 僕の滑舌と呂律が少し悪くなっていて、 みんなもそんな僕の様子に不安になったのか、
飲むのをやめろと、 止めるばかりで飲ませてくれない。
…まだ飲みたいのにぃ…
そう思い、 ジミナに取り上げられたお酒を、 飲もうと手を伸ばすけど、 その手を叩いて…弾かれてなかなか手に入れることが出来ない。
SUGA
V
JIN
JIN
JIMIN
JIMIN
SUGA
RM
なんて、 なんかいろいろ話し合ったり、 僕に話しかけたりしてくるけど、 お酒に夢中な僕の耳にはどんな会話も入らなかった。
V
JIMIN
お酒を求めて何度も何度も手を伸ばすけど、 今度はみんなから手を弾かれ、 よりお酒が遠くの方へ置かれてしまった。
V
肩をがっくりと落とし、 座っていることに辛くなってきた僕は、 少し横になることにした。
右のほうに頭をやると、 ジミナの膝がちょうどあって自然に頭を乗せた。
JIMIN
JIMIN
寝るんじゃなくて…、 少し横になるだけ…。
V
と、 僕がそう言うと、 ジミナが僕の頭を持ってそっと、 地面に下ろした。
V
JIMIN
SUGA
JIMIN
JIMIN
JIMIN
今になって、 ストロングの酔いが回ってきたのか、 立ち上がるのさえ困難になってしまった僕。
途中までは起き上がれるんだけど、 めんどくさくなっちゃって、 起きることを諦めちゃうんだ。
それを繰り返していると、 ジミナは軽く微笑んだあと、 僕を抱えて寝室らしき場所へと連れていく。