テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
みずもち@テスト期間浮上停止中
2,120
791
#ゆあんくん
みずもち@テスト期間浮上停止中
3,276
#消えゆく俺は、天使と共に別れを告げるの追加物語
コメント
21件



キキィィィッ!!
タイヤが悲鳴を上げるほどの猛スピードで、じゃぱぱの車が現場の近くへと滑り込んだ
ドアを跳ね開けて飛び出したメンバーたちの目に飛び込んできたのは、赤と青の警告灯が無数に明滅する、異様な光景だった
警察官
警察官
線路の手前には黄色い規制線が張り巡らされ、何十人もの警察官たちが壁のように立ちはだかっていた
爆発の危険性があるため、周囲は完全に封鎖されている
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱが警察官の胸ぐらを掴みかねない勢いで叫び、泣きながら規制線を越えようと暴れる
警察官
たっつん
たっつんもヒロも、警察官たちに身体を押さえつけられながら、がむしゃらに腕を伸ばして叫び続けていた
泥だらけになりながら、必死に大切な名前を呼び続ける
そのとき、激しく抵抗するじゃぱぱの視界の先――
遠く離れた暗い線路の上に、ぽつんと取り残されたあの車両の姿が見えた
じゃぱぱ
じゃぱぱの声に、メンバー全員の視線が一斉にその車両へと向かう
警察官たちの手を振り払うようにして、一歩でも近づこうと身体を乗り出したその時
暗い車内の、割れた窓のすぐ近くに――
爆弾をその胸にしっかりと抱えた、うりの姿があった
うりは、夜の闇のなかに突如現れたじゃぱぱたちの姿を見て、一瞬だけ、目を丸くして驚いたような顔をした
まさか、みんながここまで来てくれるなんて思っていなかったのだろう
ゆあんくん
もふ
メンバーたちが涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、ちぎれんばかりの声で叫ぶ
メンバーたちが涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、ちぎれんばかりの声で叫ぶ
その必死な声が、遠く離れたうりの元へと届いたのか
うりは、じわりと大きな涙をその瞳から溢れさせた
そして、今にも消え入りそうな、けれど世界で一番優しい笑みをその表情に浮かべると
じゃぱぱたちを真っ直ぐに見つめながら、ゆっくりと優しく、唇を動かした
――あ、り、が、と、う
声は聞こえなかった
けれど、その口の動きは、確かにそう告げていた
ドカァァァァァァン!!!!
その刹那
耳を轟かすような凄まじい大音響とともに、最後尾の車両が目も眩むような真っ赤な炎に包まれた
激しい爆風が線路を駆け抜け、うりのいた窓辺を、その姿を、一瞬にしてすべてを飲み込んでいく
じゃぱぱ
夜空を焦がす炎の光のなかで、じゃぱぱの絶叫が虚しく響き渡った