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《午後6時のカツ丼とおっさんとアフターストーリー》 千鳥の大悟とノブの 突っ込み

​●無事帰還●

千鳥・大悟

おいおい、男前の帰り方じゃないんよ。戦場から逃げ帰ってきた敗残兵の顔しとるぞ

千鳥・ノブ

タイトルが「帰還」って! モデルの葵が買い物袋提げてトボトボ歩く姿は、もう「くたびれたおっさん」の縮図なんよ! 哀愁がすごすぎるんよ!

​寒い風に吹かれ、目に刺さる前髪と戦いながら家に着いた葵は、ソファに 「ドサリ」と座った。

千鳥・ノブ

座り方がもう、モデルの「抜き」じゃないんよ。関取の「休息」なんよ!

​(あー…なんかすげぇ 疲れた… 買い物しただけなのに…)

千鳥・大悟

このガタイで体力がなさすぎるやろ! 180センチあるなら、スーパーの往復くらいスキップで帰ってこい!

​邪魔な前髪をマリーちゃんのパッチン留めでしっかり留めると、部屋着の ジャージに着替える。

千鳥・ノブ

待て待て待て! 男前の葵がマリーちゃん!? ギャップがエグすぎて、脳の処理が追いつかん! 怖いんよ、その姿が!

​●鵜呑み弁当●

千鳥・大悟

おい、待て待て! どんなおぞましい見出しやねん! 「弁当」の前に「鵜呑み」がつくことなんて、人類の歴史で一度もなかったぞ! 岐阜の長良川のロケなんか!?

​「腹減った…くそ、あのおっさんのせいで、今日はヘルシー弁当かよ。がっつり食いたかったのに」

千鳥・ノブ

口が悪い! 「くそ」って言うたびに、イケメンの付加価値がボロボロ剥がれ落ちとるぞ!

​葵はイラついた声で呟いた。

千鳥・大悟

ジャージの男前が一人でキレとる。ただの「危ない奴」のドキュメンタリーや

​モデルであるにも関わらず、葵は食べることに貪欲だ。

千鳥・ノブ

「貪欲」で片付けるな! これ「飢えた若獅子」の晩餐やぞ!

​早速「ヘルシー彩り弁当」を開けると、「え?噛んでる?」と疑いたくなるほどの早さで食べ終わった。

千鳥・大悟

おい、弁当が蒸発したぞ! イケメンのマジックショーか? ヘルシーな野菜たちが、噛まれる暇もなく闇に葬られたわ!

​恐らく、おっさんへの怒りが溜まりに溜まった結果、弁当が飲み物へと変わったのだろう。

千鳥・ノブ

ちょっと待てぇ! 胃袋の蛇口壊れとんか! ヘルシー弁当を「のどごし」で楽しむな! お前、弁当を「カップヌードルの残り汁」みたいなスピードで流し込むな! 喉がダイソンなんよ!

​●甘い円盤の誘惑●

千鳥・大悟

円盤! ミニスナックゴールドのことやろ!お前、それ食うたら「腹の中に巨大な金貨」隠しとる男として、村中の奴らに追われるぞ! 胃袋から財宝の匂いさせとるモデルなんかおらんのよ!

​そしてすぐさまミニスナックゴールドに手を伸ばす。

千鳥・ノブ

ちょっと待てぇ!! 嘘やろ!? モデルの葵が、そんな「砂糖の投げ縄」みたいなもん持つな! お前、それ食うたら最後、もう二度とランウェイ歩けん体になるんよ!

​「いや、さすがにこれは…やめるか…」

千鳥・大悟

ちょっと待てぃ! どの口が言うとんねん! その0.5秒の迷い、ただの「パンに一礼」しただけやろ! 相撲取りが塩まく時と同じ「清めの儀式」になっとんのよ!

​自身がモデルであることを思い出したかの様に、一度手にしたミニスナックゴールドを袋へ戻す。

千鳥・ノブ

思い出したフリすな! 一回置いて、助走つけてから食うつもりやろ!

​そしてスマホで動画を見始めた。

千鳥・大悟

動画に集中しろ! パンを横目でチラチラ見るな! 浮気しとる男の目つきなんよ!

​●気になるあの子●

千鳥・ノブ

パンを「あの子」って! 片想いでもしとんのか! 相手は小麦粉やぞ!

​しかし、動画を見ている間も、「袋の中で葵を待っている」ミニスナックゴールドのことが気になって仕方がない。

千鳥・大悟

待ってへん。パンの方は「俺を食ったら仕事なくなるぞ」って警告しとんのよ!

​「今日は…特別な日だから…よし、食おう。」

千鳥・ノブ

出た! 日本一安っぽい「特別な日」! さっきまでキレとったくせに、食う時だけ都合がええのよ

​一体何が特別な日なのか一切分からないが、葵はミニスナックゴールドを袋から出した。

千鳥・大悟

ちょっと待てぃ! 理由なんか後付けもええとこやろ! 「指の指紋が渦巻きやったから、このパン食う」ぐらいの、無理やりな運命感じとるだけや! お前、自分の指先を「ミニスナックゴールドの種」やと思うとるんか!

​そして華麗な手さばきで封を切ると、パンを口元へ近づけるのではなく、自らがパンに食らい付いた。大変ワイルドである。

千鳥・ノブ

ちょっと待てぇ!! 野獣やん! 獲物を仕留める時の姿勢なんよ! モデルの「華麗な手さばき」をそんなことに使うな! あとナレーションも「大変ワイルド」で片付けるな! ただの猛獣の食事シーンなんよ!

そんなに食べたかったんなら、食べればよかったのに。

千鳥・大悟

ちょっと待てぃ! ほんまにそうや。一人で何の時間稼ぎをしとったんや。お前がやったんは、「誰も聞いてへんのにやる、長すぎるマイクテスト」みたいなもんや! 葵の人生、そんな「無意味なロスタイム」ばっかりか!

​葵は更に袋から「ナイススティック」を取り出すと、そちらも飲み込む様にあっという間に、体の一部へと溶け込ませた。

千鳥・大悟

ナイススティックをショットガンの弾丸みたいに装填しとる!

千鳥・ノブ

ちょっと待てぇ!! 嘘やろ!? 葵、それ喉を通る時「ガシャン、ガシャン!」って機械の音しとるど! お前、内臓全部「武器庫」になっとるんか!

​残るは「北海道チーズ蒸しパン」

千鳥・大悟

ちょっと待てぃ! 嘘やろ!? 葵、まだそれ「いける」と思っとんか! お前の胃袋、もうパンの限界突破しとるど! 見るな! もうそれを見るな! 残せ! 葵、それはさすがに残せぇ!!

​さすがにここまでは手を出さないだろう。

千鳥・ノブ

行くわ! こいつの目に「ストップ」の文字はないんよ! 北海道が今まさに消滅しようとしとる!

​葵はDAKARAを一気飲みすると、しばらく目を瞑った。

千鳥・大悟

DAKARAを潤滑油にするな! 何やその「目を瞑る」時間は! 胃袋と相談しとるんか! 胃袋に『次、北海道いくぞ』って許可取りよるんか!

​そして、おもむろに袋に手を伸ばすと「北海道チーズ蒸しパン」を手に取り、封を切る。

千鳥・ノブ

あー!開けよった! 北の台地が葵の闇に飲み込まれる! ​葵、その「ピリッ」は地獄のファンファーレなんよ! お前の腹、もうパンの満員電車やど! 降りろ! 今すぐそのパンから降りろ!

​「葵、モデルなんだからもうやめなさい」という心の声も無視して、蒸しパンに食らい付く。

千鳥・大悟

心の声が蚊の鳴くような声なんよ。食欲が爆音のスピーカーで鳴り響いとる!

​もはや部活終わりの高校生のレベルさえも通りこした、ブラックホール並みの食欲である。

千鳥・ノブ

男前がマリーちゃんつけて、蒸しパンに顔うずめて……もう「絵面が情報過多」でパニックなんよ!

​まさしく「いまこそ春のパン祭り」である。

千鳥・大悟

お前、白いお皿を首からぶら下げとけ! ヤマザキのCM、明日から葵の「丸呑み動画」に差し替えや!

​「ヤマザキの菓子パン界の重鎮」を丸飲みした葵は、その後、血糖値の急上昇により、気を失う様に一瞬で眠ってしまったのだった。

千鳥・ノブ

寝るな! それは睡眠やない、カロリーに負けた「気絶」や!

千鳥・大悟

180センチのイケメンが、マリーちゃんつけてパンカスまみれで気絶……。もう「野生の鹿」が道端で倒れとるのと一緒なんよ! 早く保護してやれ!

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