僕はねはじめてあったときから恋におちたんだ
ころん
静かで地味な僕に話しかけてくれて
笑ってくれて
ころん
その笑顔が大好きで
ころん
たまにからかってきて
一緒に笑った
幸せだったんだ
これがずっとつづけばいいのにって思った
2年生最後の席替えで君がとなりになった
君は前以上に話しかけてくれて
忘れ物もよくした
そのたびに、僕がかしてた
でもね幸せって長くは続かないの
3年生になって君はまったく話しかけてこなくなった
君と話さない日々はなんだか暗く感じた
2年生最後の日、放課後会おうって話したんだ
君は来なかった
寒かった
前のような笑顔はもうみれない
君の席の近くに僕の友達がいたんだ
さとみ
その子はイケメンで
スポーツができて
勉強もできて、僕なんかよりずっとかっこいい人
君はその子に話しかけてた
前、僕に笑いかけてくれていたように
心のなかで思ってた
僕のほうが、君のことしってるのに
僕のほうが、君にアピールしてるのに
僕のほうが、努力してるのに
僕のほうが…
見ててつらかった
それを見るたびに涙がでてきそうで
必死にたえてた
でもね、もう我慢しない
もういいんだ
屋上のフェンスを乗り越えた
下を見たんだ
怖いなんて少しも感じなかった
頭の中に出てくるのは
君の笑顔だけで
今、君がドラマみたいに止めに来てくれないかなって
そんなことあるわけないかって
足をのばした
体が宙に浮いて
落ちてって
早いようで、とっても遅くて
死ぬ直前まで、僕がみたものは
君の、僕の大好きな笑顔だけだった
るぅと
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ブクマ失礼します