大男
せっかくいい場所に陣取ったのにもう追っ手が来たのか?
や、やべぇ…恐怖で声がでねぇ
大男
オメェ、なんか喋れよ
大男
しゃあねえ、殺す!
やばい!なにかがくる!
と、おれはとっさに手を前に出した
ピタッ…
大男
ん?
風切 一颯
あれ?取った?
いや、ちがう、手の前で止まってる…?
大男
なんだ?おれの技が…
途中で止めちまったのか?
途中で止めちまったのか?
なんなんだ?助けてくれたわけでは無さそうだが でも今がチャンス!
逃げる!それだけ考え…
ドゴーン!!
大男
?!
風切 一颯
?!
風切 一颯
な、なんだ?
振り向くと、大男の手が地面を掘り返していた
ちょっとまて、威力が人間並みじゃねぇ、
マッチョだから物凄いのはわかるけどこれは馬鹿力どころの話じゃない!
いや、でもまて? 威力とかよりもあいつの顔を見た限り、あいつでもびっくりしてる
ということはおれにわざと攻撃をしなかったわけじゃない…
だけど、それじゃあなにか引っかかる
奴が止めたんじゃない、おれが止めたのだとしたら?
大男
感じるこの力、お前まさか風の能力者か?
風切 一颯
風?な、なんだよ、それ
大男
こいつは運がいい…お前を殺して有名人だ!!!!
あ、オワタ