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テラーノベル(Teller Novel)
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みらん

痛い……

お母さん

うるさい!!

お父さん

だまれ!!

みらん

……

みらん

やめて……

みらん

お母さん、お父さんやめて……

ボコッボコッ

みらん

やめて……

みらん

やめて!

みらん

やめてっていってるでしょ!!

みらん

何回言ったら分かるの?やめてよ!いつからこんな風になっちゃったの!?

お父さん

うるさいんだよ!!

ボコッボコッ

走って部屋に駆け込んだ

みらん

いつから、お母さんとお父さんはあんな風に…

ガチャッ

みらん

誰?

とあ

みらん

みらん

とあ。どうしたの?

とあ

母さんと父さん…

みらん

ね。いつからあんな風に…

とあ

最近はいつも、毎日殴られて殴られての繰り返し

とあ

こんな生活もう飽きたんだ…

とあ

抜け出さないか?こんな所

みらん

うん、私もそうしたい

みらん

どこかの施設へ行く?

とあ

いいや

とあ

施設には行きたくない。

とあ

新しい人と、話すのは怖い。

そうだった。私の弟は、慣れた人じゃないと人と話せない。

みらん

そうだったね

みらん

じゃあ、どうする?

とあ

車で逃亡計画とでも言おうかな

みらん

車!?

とあ

そう。車で。

みらん

運転出来ないじゃない!

みらん

まだ私達高校生だし…

とあ

だな。

みらん

なら、どうするのよ?

とあ

無理やり乗る。

みらん

は?

とあ

バレないように

とあ

まあ、でもネットで少しは運転の知識を見ないとな。

みらん

え…

とあ

あ!そう言えば!

とあ

つばさとれいも一緒にここから抜け出そう

みらん

もちろん!

みらん

つばさとれいも連れていく

とあ

あいつら小学生だけど意外と賢いから足でまといにはならないだろ

みらん

そうね

とあ

少しずつ計画を立てて行こう

みらん

OK!

みらん

問題点があるわね。

みらん

1つ目家出したら親がどんな行動をとるか

みらん

2つ目警察の目

みらん

3つ目食べ物、住む場所

みらん

4つ目車をどうするか

みらん

5つ目学校をどうするか

みらん

これを決めないと

とあ

うーん、まず家出をしたら親は……

とあ

とあ

多分、警察に通報しないだろ

とあ

だって自分達が虐待してるんだから、警察に通報して逆に捕まったらって考えるだろう

とあ

次に警察の目か…

とあ

うーん

とあ

どうすれば…

みらん

でもやっぱり警察からは、逃げるしかないかもね

とあ

次に、住む場所食べ物

みらん

住む場所は車でいいかもね!

とあ

そうだな

みらん

でも食べ物は…

とあ

ある程度、家にあるものを持って行って尽きたらお小遣い稼ぎしてご飯を買うしかないな

とあ

次、車をどうするか

みらん

車…

みらん

車は、盗むしかない…

とあ

いいや、待てよ。

みらん

ん?

とあ

もう少しで、亡くなりそうな人の車を貰おう

みらん

え?

とあ

もう少しでなくなりそうな人といえば?

みらん

おじいちゃん!

とあ

おじいちゃんが、亡くなったら車を貰おう

みらん

そうだね…それしか、ないもんね。おじいちゃんごめんね。

とあ

そして1番の問題点

みらん

学校をどうするか

とあ

あ!

とあ

でも、学校に行かなかったら

とあ

学校から、お母さん達に電話が来る。けどお母さんたちは家出されたことを学校に伝えられない為休むと伝える。

とあ

から

とあ

一応大丈夫だとおもう☺

みらん

そうだね!

とあ

つばさとれいにも話しておく

みらん

りょーかい

数日後

とあ

よし、今だ。家から抜け出そう

とあ

よし、そして車に乗って

みらん

みんな、のった?

つばさ

乗ったよ

れい

乗った

とあ

よし、出発

みらん

まずは、どこに行く?

とあ

決まってるだろ、もちろん隣の町だ

みらん

OK

みらん

あ、まって!

とあ

ん?

みらん

行くなら、○○町にして

とあ

なんで?

みらん

協力してくれる人が現れたの

とあ

え?

みらん

ネットで募集をかけたら、集まってくれたの、困ったらよっていきなって言われた

みらん

その人に一度会ってこよう?

とあ

信用、できる人なの?

みらん

うん、顔も見てるし

とあ

わかった

数十分後

みらん

着いた

みらん

ここだよ!

みらん

私だけ降りて話してくる

みらん

安全を守ってて?

とあ

分かった

みらん

こんにちは〜

芽依

いらっしゃい〜

みらん

よろしくお願いします

芽依

今は、家出中かしら?

みらん

はい、そうです

芽依

困ったらいつでもいらっしゃいね

みらん

はい、ありがとうございます

芽依

じゃあ、家出計画頑張ってね

芽依

私も実は家出したのよ。

みらん

え?そうなんですね

芽依

だからあなたの力になりたかったの。

みらん

そうなんですね。ありがとうございます。では、またお願いします

みらん

いい人で良かった

!?

警察がいる

私達ではない車が捕まっている

けど、私達の車を見ている

怪しまれている

れい、つばさ、とあは体をひっこめていた

どうしよう

あ!!

みらん

よーし、お父さん!行こ〜!

そう言って車の中に入った

多分これでバレないはず

みらん

運転して!

とあ

OK

車は力強く走った

みらん

あのね、あの家の方ちょー優しかったよ!

とあ

そうか、それなら良かった

みらん

あの人も前家出したらしくてね…

とあ

へ〜

とあ

それで、次はどこに向かう?

みらん

ちょっと待って!今スマホで、探すから

みらん

みらん

あった!

みらん

ここ、ここ

とあ

風味堂?

みらん

うん、ここでご飯食べよ

とあ

バカ

みらん

え?

とあ

子供だけで食べてたらバレるに決まってるだろ

みらん

ああ、そうか

みらん

ならどこに行こう?

とあ

公園とかどうだ?

つばさ

公園行きたい!

れい

公園!

とあ

今日は公園で車中泊しよう

みらん

公衆トイレもあってトイレ出来るし良いね

とあ

そうだな

公園へ

みらん

やっとついた

とあ

だな

つばさ

お兄ちゃん、トイレしたい

とあ

行っておいで

つばさ

えー、1人怖いもん

みらん

お姉ちゃんが着いてってあげる

つばさ

やったーありがとう

みらん

お姉ちゃんは、外で待ってるから

つばさ

分かった

数分後

つばさ

お姉ちゃん

みらん

よし、車に戻ろう

つばさ

うん!

みらん

よし

とあ

そろそろ、ご飯食べよう

つばさ

うん

れい

食べたい

みらん

はいどうぞ

ご飯をみんなで食べた

その後

車のテレビを見たりしていた

数時間後

みらん

そろそろ寝よう

とあ

そうだな

みらん

おやすみー

とあ

つばさとれいは寝たな

みらん

ええ

カサカサ

みらん

物音が聞こえない?

とあ

!?

とあ

静かにっ!

体をひそめていると

窓から見えた

男の人がこんな時間に歩いている

しかも、バットを持っている

みらん

(逃げなきゃ)

私は急いで運転席についてエンジンをかけた

車は走った

男は追ってきたが、すぐに見失った

みらん

ふう…

とあ

ナイス

みらん

違う公園に行こう

とあ

うん

公園についた

みらん

おやすみ

とあ

おやすみ

こんな日々が続いた

時々芽衣さんの家でお風呂に入ったりもした

ある時

ガソリンがなくなった

みらん

ガソリンがない!!

とあ

入れに行こう

みらん

どこにガソリンスタンドある?

とあ

ここ!

みらん

OK

ガソリンスタンドについた

ガソリンを入れた

そして、その後公園に行った

子供4人で遊んでいた

すると

急に

後ろから殴られた

目覚めると

みらん

どこ、ここ?

とあ

まて、火が!!

みらん

燃えてる!!

つばさ

うわっ

れい

怖いよぉ

みらん

誰かに殴られて、それで…

とあ

そんな話どうでもいい!!

とあ

早く、火を止めないと!

みらん

無理よ…

みらん

火がめちゃくちゃ広がってる…

みらん

どうしよう

もう無理なのか

ここで、死んでしまうのか…

みらん

え?ここどこ?病院?

みらん

私生きてる、、、

看護師

目覚めましたね

みらん

看護師さん!とあ達はどこですか?

看護師

とあ達?

看護師

ああ、あの子たちの事ね…

看護師

あの子達は、もう…

みらん

え?どういう事ですか?はっきりいってください!

看護師

看護師

あの子達は、亡くなってしまったのよ。

みらん

え??

看護師

貴方だけが助かったの。

みらん

そんな……そんな!!

とあ達が居ないなんて

私の信用できるひとはあの3人だけだったのに

学校では、いじめられて

家では虐待

そんな日々が嫌で家出したのに

居なくなっちゃうなんて

家出なんて

しなければ良かった

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