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【 苺野家の日々 】

5 - 第五話:四男の自殺未遂

♥

701

2023年05月10日

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【 苺野家の日々 】 第五話:四男の自殺未遂

題名が ちょっと物騒になってしまった

まぁ、この話は大切なことだと思うから。

多分……、

リクエストには 死ね発言って書いてるんですけど さすがにちょっと嫌なので 遠回しの言葉にしてます

二人とも落ち着いて、!!

元はと言えば桃にぃが!!

だからごめんっつんでんだろ!!

俺の話も聞けよ!!

ガチャッ

どうしたの…、?!

あ、紫にぃ

おかえりぃ……

ただいま……

じゃなくて、!!

この喧嘩は何、?!

桃がずっと青のこといじってて

そして、とうとう青が桃に手を出した

どっちもどっちだねぇ〜……

でも、なんでこんなに大きい喧嘩になったの、?

青の怒りが収まらなかった

なるほどね……

ッ……、

お前みたいなやつ…ッ、

いなくなればいいのに "…ッ "ッ "、!!

ッ "…、!!

桃 "ッ "!!

バチンッ!!

ッ "…、?!

えッ……、?!

なな…にぃ……、?

青に謝って

ッ ……、プイッ

……もう…いいよ "ッ "…、!ポロポロ

ガチャッ!

青…ッ、!!

ッ "……ポロポロ

バタンッ!!

待って…ッッ、!!!

………俺、っ

探してくる…ッ、!!

よろしく!!

ねぇ、桃

なんであんなこと言ったの?

……カッとなって…つい…ッ、

言って後悔してる?

……してる…

なら謝ろう?

でも…ッ、

もう俺に謝る資格なんて…ッッ、

青は優しいから、きっと許してくれる

でもその分、桃がしっかり謝らなくちゃいけないことを言った

ッッ……、

…………

もちろん、手を出した青も悪い

青は悪くない…っ、!!

俺が……ッ、

なら尚更、早く謝った方がいい

………ッ、

…………言葉はね、

時として抜けない刃物になる

刃物…っ、??

そう、

ずっと痛いところに刺さり続けて傷は残り続ける

その刃物が抜けたとしても、

簡単には癒えないし、消えないものになるの

でもそれはさ…っ、

うん

謝っても…簡単には消えない…ってことでしょ、?

そうだよ

謝ったからって簡単に消える傷じゃない

でも、支えてくれる人がいると少しは和らぐの

………本当、なの…?

例えばさ、

指先を紙で切って血が出ることあるでしょ?

まぁ……ある、

その時、指先を放っておく?

……絆創膏…貼る…かな、

絆創膏貼ったらどうなる?

少しは…和らいでる、

なら、誰かが青の絆創膏になって少しは和らげないといけない

……一人で抱え込むってかなり辛いことだからさ、笑

ッッ………、ポロポロ

でもその絆創膏の役は誰でもいいわけじゃない

青が一番、安心できる人じゃないときっとダメだから

でも俺は…ッ、青を傷つけた…ッ、、ポロポロ

でも青はきっとまだ、桃を信じてるよ?

ずっと一緒の二人なんだから

それに、二人だけの思い出も沢山あるでしょ?

ッ………、!!

ガチャッ!!

……いってらっしゃい

気をつけてね、笑

いってきます…っ、!!

バタンッ!!

( ここも……変わらないなぁ、笑 )

ずっと綺麗なままの海…笑

変わったのは僕らだけ

まさか、、あんなこと言われるなんて…思ってなかった、笑

( ……ここ、二人だけの場所なんだっけ、 )

( 他のみんなには内緒なら…きっと…… )

ここにいるなんて 分かんないよね

( 暗くて…冷たいなぁ……笑 )

( 青が行くとするなら…絶対に …… )

あの海岸だ…ッ、!!

( そういえば…… )

( あの時も喧嘩したんだっけ… )

〜回想〜

もういいよ "っ!!

ガチャッ!

あっ、!!

待てよ "っっ!!

うるさい "ッ "!!

バタンッ!

ッち…

( アイツどこに…… )

( あれ…って…… )

ばかぁ……、ポロポロ

桃にぃのばかばかばかぁ…ポロポロ

ばかで悪かったな……、

桃にぃ、?!ポロポロ

てかお前どんだけ走ったんだ…、??

夢中で走ってたら…いつの間にか……、

そ〜かよ、

まぁ、無事だったからいいけどさ…

………ごめんなさい、

お前が謝ることじゃねぇし

俺の方こそ悪かったな

………お互い様、?

そうなるかもな

じゃあ仲直りだね、!

…………笑

そうだな、笑

ねぇ、桃にぃ

ん?

ここ、二人だけの場所にしようよ

紫にぃたちには伝えないってことか?

うん!

………いいぜ、笑

じゃあ、今度大喧嘩した時もここで待ってろよ

………なんで、?笑

真っ先に俺が迎えに行けるだろ?

………うん、笑

分かった笑

約束

うん、約束

やっ……と、ッ…

着いた…ぁっ、はぁっ…、はぁっ…

……っ、?!

この足跡……海に向かって……っ、

…………青…っ、!!

ザプンッ

( もう…ッ、息が…っ… )

青…ッ、!!

聞きたかった声

でも、もうきっと聞けない声

さようなら

お兄ちゃん

( ……まだ、死ぬな…ッ、 )

ッ…、!!グイッ

俺は最後の力を振り絞った

水の中で 鉛みたいに重いコイツを持って

陸まで必死にもがいた

次僕が起きた時には いつもの部屋でいつものベット

上の段のベットを除くと 桃にぃが寝てる

( 僕は…… )

( 海に入って…息が切れて…… )

( 桃にぃが急に目の前に来て… )

っ、!!

……桃にぃ…が、?

ガチャッ

ぁ……、

………笑

おはよう、笑

……なんで僕…ここに、?!

桃くんが助け出したんだよ

家に帰ってきた時には息が止まってる青ちゃんをおんぶして

二人ともびしょ濡れになっててさ

息……が、?

その後、病院に行って数日入院

……じゃあ僕…何日か眠って…、?

そうだよ

ここ一週間くらいはずっと眠ってた

……そう…なんだ、

ちゃんと桃くんにお礼言いなよ?笑

え…、?

桃くん、低体温症になってさ

青ちゃんと同じで危険な状態が続いたりしたんだから笑

………ごめんなさ…ッ、ポロポロ

謝んなくてい〜の、

桃に…ッ、ポロポロ

元々悪いのは俺なんだからさ

っていうか、約束、覚えててくれたんだな

……体が自然に向かっちゃってて、

…そのおかげで居場所がすぐわかった

でも…っ、ポロポロ

じゃあ、あの時と同じ" お互い様 "だよ

これでいいだろ?笑

……本当に、それでいいの…?ポロポロ

お前がいいならな

元は悪いの俺だし

……本当にごめんなさい

……桃くんこそ、謝んないでよ、ポロポロ

……お互い様だな、笑

………そうだね、笑

一件落着…でいい、?

……俺はいいぜ、笑

僕も、!

なら良かった、笑

あ、青ちゃん

ん、?

後で一緒に病院ね

え "……

どんま〜い、笑

桃くんもね

ゑ………

赤「 当たり前だろ 」

自分なりに大満足

伝えたいことも伝えられたしね

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コメント

2

ユーザー

ぁ、ヤバイヤバイ、朝から泣いちゃった(

ユーザー

仲直り出来て良かった〜!!✨

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