夏帆
はぁ〜〜、どうしよう
私は高校2年生
周りの人は皆彼氏出来てるのにどうして私だけ出来ないの?
夏帆
もうすぐで3年生か………
夏帆
同じクラスの男子は特に興味ないしー
夏帆
っていうかここ田舎だからクラス1クラスしかないよ〜
夏帆
あ!冬休みに転校生とか来たり急に告白されたりしないかな〜ってさすがに
それはないか
それはないか
夏帆
まぁ、転校生の事は聞いてみよ!
夏帆
ねぇねぇ、陽菜〜〜
陽菜
どしたの?
夏帆
冬休みにさ〜転校生来るとかない?
陽菜
あ、なんか噂なら聞いてるよ
陽菜
確か、日本からじゃないけど外国?とかから日本人男子が来るとか言ってた。
夏帆
マジで?!
陽菜
なんか、企んでるでしょ?
夏帆
うん!その人彼氏にしようと思ってる!
陽菜
あー、でもその人冬……やっぱなんでもない
夏帆
え〜教えてくれたっていいじゃん!
陽菜
いや言わないでおくよ
夏帆
は〜い
冬休みが明け
先生
今日は転校生がいる。
○。自己紹介な
○。自己紹介な
??
はい
??
アメリカから来た楓です。親は離婚しているから苗字はわからないけれど
「楓」って読んでくれればいいです。
「楓」って読んでくれればいいです。
颯
お願いします
先生
空いてる席は、夏帆の横だからそこ座れ
夏帆
ここだよ〜!
颯
(元気タイプの人か)
夏帆
よろしくね!(^ ^)
颯
あ、はい。よろしくお願いします
夏帆
敬語じゃなくていいって〜
颯
わかった
夏帆
(^ ^)(思ったよりイケメン!)
新しい2学期になり喧嘩や体育祭、問題なども起こったが
とりあえず、高校3年生となって春休みが明けた頃
先生
皆に話すことがある。
先生
楓は高校2年から高校3年までの間だけこの学校にいることになっていた
先生
だから、今日で楓とはお別れだ
夏帆
(嘘でしょ?!まだ告白できない!)
先生
今日は最後まで授業を受けるが明日からはもういない
先生
以上だ
夏帆
(そんな軽く言わないでよ!)
放課後
夏帆
か、楓!
颯
何?
夏帆
ちょっとついて来て!
颯
・・
(またいじめじゃないだろうな?)
(またいじめじゃないだろうな?)
夏帆
あのね!私さ男子友達があんまり居なくて、でも1番仲良くしてくれたのが楓
だったんだ!
だったんだ!
夏帆
付き合ってください!
颯
(告白か。予想外だ)
僕は顎に手を添える
夏帆
(ダメかな)
颯
いいけど。でも僕が明日から学校来ないの知ってるよね?
夏帆
うん。それを知ってて言ってるから!
颯
いいよ。これからは僕たち彼女と彼氏だね^ ^
夏帆
うん!
そして明日からは楓が学校に来なくなった
こうして私の初恋期間は終わった
楓はあのあとどうなったの?
気になる
会いたい
でも、もう無理だ
住所も電話番号も知らない私が
永遠に追い続けている人なんて見つけられない
諦めるしかない
そう思っていた
私はとある大学のグラウンドを散歩していた
颯
あの、
夏帆
ん?
夏帆
…………!!
颯
夏帆(^∇^)久しぶり!
夏帆
楓………!
これが私の初恋だった