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すれ違いの呪い

第1話 - 傷つき傷つけられ

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2023年08月02日

#ミスターマネー

#微病み

まいごえん@ハヤテ最推し

ミスターマネー

何故か周りに避けられている様な……

ミスターマネー

ハアアアア！！まぁ俺の気のせいか！！

ミスターマネー

おはよう！！！

ミスター銀さん

おはよ。

ミスター銀さん

お前も早く席につけよ。

ﾁｸｯ

ミスターマネー

？分かった！

ミスターマネー

（ミスター銀さんが、冷たい……？い、いや、そんな筈ない。でもビジネスをやってきたから分かる。この雰囲気は不快な相手と関わる時の…はは、まぁ、あの銀さんに限ってそんな筈ないか。考えすぎだな。）

ミスターマネー

ミスターバナナ！！そんな所で何をしている？

ミスターバナナ

僕が何をしていようがお前には関係ないだろう。

ﾁｸｯ

ミスターマネー

っ、ま、まぁそれもそうだが…撃たないのか？

ミスターバナナ

今日はあまり銃を使いたくない気分なだけだ。

ﾁｸｯ

ミスターマネー

（っ…だからその雰囲気は関わり合いたくないと思っている時の雰囲気なのは何故だ！？撃つ気すら起きないのか今の俺は！？くそっ、ここまでくると本格的に不安になってくるが…気のせいだよな？）

ミスターマネー

ミスターブラック！！この俺が高級卵サンドを奢ってやろうではないか！！

ミスターブラック

はい？別にいらないですが？

ﾁｸｯ

ミスターマネー

そ、そんな事はないだろう！！この俺が直々に奢ってやると言っているのだぞ！？

ミスターブラック

だって、今日ミスターバナナに料理作ってもらうのですから。

ﾁｸﾁｸﾁｸｯ

ミスターマネー

っ…！そ、それもそうか。バナナの料理は美味いもんな！

ミスターマネー

（だからと言って貴様までその雰囲気を出さなくとも良いだろう！）

ミスターマネー

すまない先生！

ミスターマネー

（貴方は！あの雰囲気をしていませんように）

すまない先生

すまないが、今話しかけないでくれ。僕は用事をこなしている最中なんだ。見て分からないかい？

ﾁｸﾁｸｯｽﾞｷｽﾞｷｯ

ミスターマネー

っ…。はは、す、すみませんでした…！

ミスターマネー

（冷たい反応だ…。それにあの雰囲気をしている……。）

ミスターマネー

（これは本当に皆俺を避けているな…。気のせいではない。でも何故だ？俺は何かしてしまったか？）

ミスターマネー

っ、はぁはぁ…（！？息が苦しい…！）

ミスターマネー

何故、皆…俺を避ける…？（泣）

ミスターマネー

あの雰囲気は何だ？嫌われたのか？何故？（泣）

ミスターマネー

俺は一体何をしてしまったのだろう…（泣）

ミスターマネー

皆…俺が弱いせいで、離れていったのかもしれないな…（泣）

ミスターマネー

あの銀さんやブラックまでもが、俺を…（泣）

ミスターマネー

ｸﾞｽｯいや、泣いてはダメだ

ミスターマネー

いつも通りに振る舞っていれば、きっとまた…

ミスターマネー

体が重くて、思う様に動かない…

ミスターマネー

っはぁ、息が苦しい…

すまない先生

どうしよう……思ってる事と正反対の態度や雰囲気をしてしまう呪いにかかっちゃったよ。マネーを傷つけたかも…。

ミスターブラック

奇遇ですね。私も本当はありがとうございます、と言いたかったのですが…。

ミスターバナナ

僕もいつも以上にマネーに冷たく接してしまった…流石のあいつも傷ついた筈だ…。

ミスター銀さん

俺も友達を突き放す様なそっけない態度を取るなんて…

すまない先生

なんとか呪いを解いてそれから…誤解も解いてマネーに謝らないとね！すまないって！

ミスターブラック

そうですね。

ミスター銀さん

でも許してくれるかな…俺、結構冷たい口調で喋っちまったし…

ミスターバナナ

確かに傷ついただろうが、あいつなら謝れば許してくれるだろう…。

ミスターブラック

そうですよ。それに！許される許されないではなく、謝る事が大切なのです。謝らなければ一生解決しません。許されない可能性があったとしても謝れば案外許される可能性もありますし、このままではミスターマネーも私たちに嫌われたと勘違いしたまま寂しい日々を送りますよ？友達を傷つけたままなんて、そんなの嫌でしょう？特に銀さん、貴方は優しさの塊みたいな人なのですから。ね？謝りましょう。

すまない先生

そうだよ。銀さん！

ミスター銀さん

そうか…そうだよな！ミスターバナナ、ミスターブラック、ありがとう。すまない先生もありがとうございます。

すまない先生

良いんだよ。でもまずはこの呪いを解かないとね！

ミスターバナナ

そうだな。手分けして方法を探そう。僕と銀さん、ブラックとすまない先生で。

ミスターブラック

分かりました。

すまない先生

そうだね！